🩷視点
俺は悩んでいた。
今までは、引き離すことが守ることだって思っていた。
でも壊す覚悟で受け入れるのは、正直怖い…。
それと同時に、蓮への気持ちが膨らんでいっていることに胸がざわざわした。
可愛い後輩として最初は見ていたけど、同じグループになって、どんどん成長していく彼を見て。
惹かれていった。
でも、告白されるまではそんな風に見ていることに気づかなかった。
本気で好きになっちゃいけない。
わかってる。けど…。
🖤視点
廊下で一人佇む愛おしい人を見つける。
今日こそ、もう一度話したい。
🖤佐久間くん
🩷れ、蓮、どうし…
手を掴んで、倉庫へ入る。
🩷…何
🖤俺、諦めないから
🩷だからっ…
🖤壊される覚悟なんて、とっくにできてる
🩷え…
佐久間くんをまっすぐに見つめて、ゆっくり話す。
🖤覚悟してるから、隣にいたい
🩷ダメ…そんなの、蓮には他にいい人が…
🖤佐久間くんじゃなきゃ、意味がない
🩷…
俯く佐久間くんから、ポタリと涙がこぼれた。
🩷俺とじゃ…幸せに、なれない…
🖤佐久間くんと一緒にいることが俺の幸せだよ
🩷きっと、蓮だって…一緒にいたら…っ
🖤俺は壊れないし、何があっても佐久間くんを選ぶよ
🩷…っっ
頬を包み込んで上を向かせると、大きな目が潤んで涙が頬を伝ってる。
綺麗だなぁ。
キスしたい。
でも、ちゃんと返事を聞いてから。
🩷もう戻れなくなるよ…?
🖤それでもいい、一緒に墜ちよう
🩷俺、みんなに最低なことしてた…
🖤…
正直、皆との関係は受け入れ難い。
🩷でも、選ばなきゃ。蓮が傍に来られないもんね
🖤え、じゃあ…
🩷うん、過去は切り捨てる。みんなのことも…関係を切るというよりは、過去の俺の生き方と訣別する
覚悟を決めた佐久間くんをそっと抱きしめる。
🖤俺が共犯になる。隣にいるから
🩷ん、ありがと…
涙で濡れた頬に口付けた後、震える唇を塞ぐ。
安心させるように何度もキスした後、倉庫を後にした。








