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まきぴよ
コメント
2件
めっちゃ凄い、嫉妬深い……!愛がめっちゃ伝わります(*^^*)
ダンス練習が終わった深夜のスタジオ。最後に残ったのは、リーダーの岩本と、最近多忙を極める目黒の二人だけだった。
「目黒、こっち来いよ」
鏡の前でストレッチをしていた岩本が、低い声で呼び寄せる。
その声には、拒絶を許さない独特の威圧感があった。
目黒は少し肩を揺らしながらも、素直に岩本の前に立った。
「……岩本くん、どうしたの」
返事をする間もなく、目黒の腰に逞しい腕が回され、強引に引き寄せられる。
岩本の胸板に顔が埋まり、彼特有の、熱を帯びた香水の匂いが鼻腔を突いた。
「今日さ、他のメンバーとべたべたしすぎ」
「……え、そんなこと」
「あったよ。俺は見てたから。お前、無自覚に誘ってんだろ」
岩本の大きな手が、目黒のシャツの裾から滑り込み、熱い肌を直接なぞる。
指先が脇腹から背筋へと這い上がると、目黒は「ひっ……」と短い声を漏らして、岩本の肩に顔を埋めた。
「っ、照くん、ここ、スタジオ……っ」
「誰か来たらどうすんの、って? ……いいよ、見せつけてやれば。お前が俺のもんだってこと」
耳元で囁かれる低音に、目黒の膝がガクリと震える。
岩本は逃がさないように、さらに深く、目黒の首筋に顔を寄せた。鋭い犬歯が薄い皮膚を甘噛みし、吸い上げるように痕を残していく。
「あ……んっ、……いわもっ、とくん……」
目黒の目元が熱で潤み、視界が白んでいく。
いつもはクールに振る舞っている目黒だが、岩本の圧倒的な力強さと執着の前では、ただ翻弄されることしかできない。
「声、もっと出せよ。……俺しか聞いてねぇんだから」
岩本は目黒を壁際に追い詰めると、逃げ場を塞ぐように両手を突いた。
鏡に映る自分たちの姿。余裕たっぷりに目黒を見下ろす岩本と、熱に浮かされ、だらしなく唇を割る自分の姿に、目黒は羞恥と快感で頭がどうにかなりそうだった。
「……ねえ、岩本くん……もっと、……して……」
自分から服の裾を握りしめ、縋るような視線を向ける目黒。
その「可愛すぎる」おねだりに、岩本の瞳に潜んでいた獣が、一気に牙を剥いた。
「……後悔すんなよ。明日、歩けなくなっても知らないからな」
深く、奪い去るような口づけが、静かなスタジオに激しく響いた。