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#儚い恋
いつも通りだったはずなんだ。
いつも通り恋人の彼と一緒にベッドに入って甘い時間を過ごして眠りに就いた。
目覚めたらきっといつも通りの部屋で、いつも通りの少し湿ったシーツに包まっていて、隣で愛しい彼がおはようと言ってくれるはずだったのに。
しかし、現実は細やかな幸せさえも許してくれなかったらしい。
知らない真っ白な部屋で糊の効いたシーツに挟まれた状態で目が覚めた。
隣を見ると恋人が寝息を立てているのが唯一いつも通りのところ。
私はとりあえず彼を起こしてこの部屋がどこなのか、どうしたら出られるかを探ることにした。
『起きて、ハウレス。なんかよくわからない部屋に飛ばされちゃってるの!』
「はっ!主様、ご無事ですか?一体ここはどこなのでしょうか?」
『私もさっき目が覚めたらここに居て、分からないんだよね』
この部屋にあるのは今寝ているベッドと、壁際に設置されている手すりのようなものと、唯一外に繋がっていそうなドアだけ。
お互い寝間着のまま固くて寝心地の悪いベッドを抜け出し、ドアに近づく。
しかし、ドアは施錠されているらしくドアノブは全く動かなかった。
『…こういう部屋って条件を満たさないと出られないやつだったりするのかな…?』
「主様はこのように変な場所に閉じ込められたご経験がおありですか?冷静ですよね」
『えーっと…経験はないんだけど、ネットの小説とかってこういう風に2人を閉じ込めて何かさせるっていうのが多いから…』
「そうなのですね。では、その条件とは何のでしょう?」
そう言っていると扉の隙間から手紙が差し込まれて床にひらりと落ちる。
「これが条件…ということでしょうか?」
ハウレスが手紙を拾い、糊付けもされていない封筒を開いて中の紙を取り出す。
私もハウレスの手元を覗き込んだ。
【立ちバックでセックスして体外式ポルチオで絶頂しないと出られない】
「えぇと……セックスは分かります。ですが、体外式ポルチオという言葉を知らなくて……どういう意味か分かりますか?」
『うーん、私も詳しく知ってるわけじゃないけど…女の人の子宮をお腹を押すことで刺激して気持ちよくする…みたいなプレイだったと思う』
ハウレスは体外式ポルチオの説明を聞いて、本当にそんなことで気持ちよくなれるのかと不思議そうに首を傾げる。
「上手くできるか分かりませんが、やらなくては出られないのでとにかくやってみましょうか」
『そうだね』
この部屋の中で立ちバックでセックスするのに適しているのは多分手すりが設置されている壁際だろう。
手すりの端にはビニールに入った説明書とリモコンが下がっていた。
「これは…面白いですね。昇降する手すりだなんて見たことがありません」
ハウレスは説明書を隅々まで読んでリモコンで手すりの高さを変えて遊び始める。
屋敷の設備管理をしていることから不思議な機械にも興味を持ったらしい。
「これはどうやったら作れるのでしょうか?」
『そのへんは詳しくないから分かんないよ…』
少年のように目を輝かせて説明書とリモコンを手放そうとしないハウレスに、私は早くやることやって出ようよ、と言えなくてハウレスの気が済むまでベッドに座ってぼんやりしながら待っていた。
「すみません、つい夢中になってしまって…」
『もういいの?』
「はい、満足しました。自分で作るのは難しそうなので諦めるしかなさそうだと分かりましたし」
ハウレスは私の頬に手を添えてキスをする。
「それより、セックスと体外式ポルチオをしなくてはいけませんよね。優先順位を間違えてしまって申し訳ありませんでした」
機械や建築に興味を持っているハウレスはとても楽しそうだった。恋人が楽しそうにしているのに水を差すことなんてできなかった。そのくらいには惚れている。だから私はハウレスに気にしていないと言ってベッドから降りた。
「高さの調節をしましょう。おそらく主様の足が浮いてしまうので主様が楽な姿勢を保てる高さにしなくてはいけませんから」
ハウレスは私の身長と自分の足の長さから考えて多分このくらいが良いであろうという高さに調節した。
「主様、手すりをちゃんと掴んでいてくださいね?」
『うん、分かった』
私が高めの手すりを掴むと、ハウレスはネグリジェの裾を持ち上げてショーツを脱がせた。
「昨晩したばかりなので大丈夫だとは思いますが、念のためほぐしましょう」
ハウレスはネグリジェの中に入り込み、私の秘部を舐め回す。
ちゅっちゅっと音を立てながらクリに吸い付き、剣ダコだらけでゴツゴツとした指を膣内に挿れてGスポットを慣れた様子で押し上げる。
中と外から気持ちいいところを刺激されて私は甘い声が抑えられない。
「ふふ、最初は主様に触れるだけでドキドキしてセックスなんてできるのか不安だったのに、いつの間にか主様を気持ちよくして差し上げたいって思うくらい主様の側にいて身体に触れるのが幸せに感じるようになりましたね。俺も少しは成長できているでしょうか?」
『ハウレスは成長してるよっ、んっ…ふぅ…だって最初は私の裸見ただけで鼻血出してたもんね』
「主様……それはもう忘れてください……」
私がクスクスと笑うとハウレスは仕返しと言わんばかりにクリをぢゅっと吸う。その刺激で私が絶頂すると、ハウレスは私の後ろに立ってズボンを寛げた。
「それでは始めましょうか」
ハウレスは私の腰に腕を回してペニスが挿れやすい高さまで持ち上げる。
勿論足は地面についていないで宙ぶらりんだ。
逞しい両腕が腰骨を支えてくれているのはありがたいが、手すりに掴まることしか体を安定させる方法がないのは心許ない。
しかし、ハウレスはそんな私の不安など掻き消すようにペニスをゆっくりと挿れてガッチリと腰を固定した。
「大丈夫です、落としたりしませんから」
『うん、ありがと』
片腕で軽々と私の腰を持ち上げて、空いた手で私の髪を撫でる。
これだけパワーがあれば腰を持ち上げたままエッチして体外式ポルチオもできそうだ。
ハウレスが動き出し、奥を小突くようにしてポルチオの位置を探る。
「うーん…この辺でしょうか?もっと下か…?」
空いた手でお腹を押し上げてペニスがあるところを探り、私の様子を観察する。
そして、ペニスがポルチオをぐっと押し上げたとき、ハウレスの手にペニスが当たる感覚があった。
「見つけました。ここですね?」
ハウレスはそう言うとお腹を押し上げつつ腰の動きを早めて私がポルチオで絶頂するように追い詰めていく。
『待って、速いよっ、体外式ポルチオでイケないっっ!ナカでイッちゃう!!』
「何度も絶頂していればそのうち体外式ポルチオでイケますよ。ほら、沢山絶頂してください」
トドメとばかりにペニスでポルチオを叩かれ、手でポルチオを押し潰される。
『イクっ!イッちゃう!!』
ナカに入っているハウレスをぎゅっと締め付けて絶頂する。
扉の鍵が開くような音は聞こえない。
やっぱりナカでイッちゃったんだ。
しかし、ハウレスは全く気にした様子もなく腰を打ちつけてイッたばかりの膣内を刺激してまた絶頂を誘う。
『ハウレスっ!!ちょっと、待って、私このペースじゃ持たないよ!』
「大丈夫です。気絶しても起こして差し上げますから」
この鬼教官!私は内心でそう罵りながらポルチオを責めるハウレスのペニスと手によって絶頂し続けるしかなかった。
まぁでもよく考えたらいつも私の体力なんてお構いなしに延々とセックスし続ける性格だったな。
今日も多分満足するまで離してもらえないのだろう。そんなところも含めて好きなんだけどね。でもせめて翌朝トレーニングする前に身体を温めたいからって寝ている私を襲うのはやめてほしいな…
「そろそろ、射精しそうです。主様のイッている顔が見えないのは少し寂しいですが、その分締め付けや体の震えが見えやすくてこれはこれで興奮しますね」
ハウレスが私の奥に亀頭を押し付けて射精し、どくどくとペニスから熱い精液が流し込まれる感覚がする。
その頃には私は体力の限界を迎えていて、視界は狭まって目の前にチカチカと星が飛んでいるし、どこで絶頂しているのかも分からなくなっていた。
ハウレスは興奮が収まらない様子で私の腰を強く引き寄せ、大きく開いた襟から見える首に甘噛みしてキスマークを付けていた。
ハウレスが射精を終えた瞬間、ガチャンと鍵が開いた音がした。
よかった、どこかで体外式ポルチオで絶頂できてたんだ…
そしてこの足もつかずにイカされ続ける、体力的にちょっとつらいセックスもようやく終わる。
そう思って安心していると、ハウレスがまた腰を振り始める。
『待ってよ、もう出られるんだよ!?』
「すみません、本当にすみません、主様……俺、一度じゃおさまらなくて…」
結局私が気絶するまで腰を振り続けたハウレスは満足げに汗で湿ったネグリジェを戻して私を抱えて部屋から出たのだった。
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