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いつも通りだったはずなんだ。
いつも通り恋人の彼と一緒にベッドに入って甘い時間を過ごして眠りに就いた。
目覚めたらきっといつも通りの部屋で、いつも通りの少し湿ったシーツに包まっていて、隣で愛しい彼がおはようと言ってくれるはずだったのに。
しかし、現実は細やかな幸せさえも許してくれなかったらしい。
知らない真っ白な部屋で糊の効いたシーツに挟まれた状態で目が覚めた。
隣を見ると恋人が寝息を立てているのが唯一いつも通りのところ。
私はとりあえず彼を起こしてこの部屋がどこなのか、どうしたら出られるかを探ることにした。
『起きて、フェネス。なんかよくわからない部屋に飛ばされちゃってるの!』
「う~ん…主様…?ここは…いつもの部屋ではありませんね。俺達誘拐でもされたのでしょうか?それにしては待遇が良すぎますね。それに眠っている二人を同時に誘拐して違うベッドに寝かせるだなんて不可能なはず…」
フェネスは真剣に状況を整理していく。
「とにかくここから脱出するための手掛かりを探さなくてはいけませんね。見たところトイレやお風呂は無いようですからきっとそこそこの時間で脱出できる造りのはずです」
この部屋にあるのは今寝ているベッドと、壁際に設置されている手すりのようなものと、唯一外に繋がっていそうなドアだけ。
お互い寝間着のまま固くて寝心地の悪いベッドを抜け出し、ドアに近づく。
しかし、ドアは施錠されているらしくドアノブは全く動かなかった。
『…こういう部屋って条件を満たさないと出られないやつだったりするのかな…?』
「確かに…そういう可能性もありますね。でもその条件を分かりやすく示してほしいですね。主様と2人きりというのは魅力的ですが、こんな訳の分からない部屋じゃ嬉しくありませんから」
そう言っていると扉の隙間から手紙が差し込まれて床にひらりと落ちる。
「これが条件…ということでしょうか?」
フェネスが手紙を拾い、糊付けもされていない封筒を開いて中の紙を取り出す。
私もフェネスの手元を覗き込んだ。
【立ちバックでセックスして体外式ポルチオで絶頂しないと出られない】
「…なるほど、悪趣味ですね。主様と閉じ込められた理由も分かりました。ですが、もし他の執事や知らない人と閉じ込められていたらと考えると怖いですね。主様が他の男に抱かれるだなんて考えただけで吐き気がします」
『それは確かに怖いかも…私もフェネス以外に抱かれるのは嫌だよ』
「本当ですか?それならよかった…。そしてあの不思議な手すりの使い方が分かりましたね。主様があれに掴まって立ってセックスすれば身体への負担が減るということですよね。
…ですが主様、体外式ポルチオなんてマイナーなプレイをするのは嫌ではないですか?俺も本で読んだ知識しかないから主様を気持ち良くして差し上げられるか分からないですし…」
『フェネスがしてくれることなら嫌じゃないよ。私も本で読んだくらいしか知識ないし、本当にそれで気持ちよくなれるかは分からないけど、でもフェネスとならきっとできる気がする』
そう言ったらフェネスは私を抱きしめて髪にキスを落とした。私もフェネスを抱きしめ返して大きな胸に甘えるように擦り寄る。フェネスの香りがして落ち着く。
「ふふ、いつまでもこうしていたいですが…脱出はしないといけないので一度手すりを確認しましょうか。何か袋に入っているのが気になっていたんです」
私がフェネスに抱き着いたまま手すりを見ると確かにビニール袋が手すりの端にぶら下がっていた。
とりあえずフェネスから離れて袋の中身を確認した。
「取扱説明書…?昇降式手すり…リモコン付き…?」
フェネスは見慣れない単語が並ぶ取扱説明書を読み始める。そして手のひらサイズのリモコンを持って手すりを動かして納得したように頷く。
「これのことをリモコンというのですね。主様の世界にはあるのでしょうか?こんな風に高さを変えられるって面白いですね」
『リモコンは私の世界にいっぱいあるよ。でもこんな手すりは見たことないなぁ。昇降式テーブルとか、傾きを変えられるベッドとかならあるんだけど…』
フェネスはなるほどと頷き、いつかこちらの世界にもこういったリモコンで動く機械が普及したりするのだろうかと真剣そうな表情で考えていた。
「…は!すみません。つい考え込んでしまって…とにかく今はこの手すりより条件を満たすことのほうが優先ですよね」
『フェネスの真剣な顔はカッコいいから別に良かったのに』
「そ、そうですか…?とにかくちょうどいい高さに調整しましょう」
フェネスは私に手すりを握らせ、高身長で足も長い自分と立ちバックでセックスするのであれば高めに設定しておかないと上半身が下になって血が上る原因になってしまうから…と考えて私の肩のあたりまで手すりを伸ばして私の腰を抱き寄せた。
「一度持ち上げてみてもよろしいですか?」
『うん、いいよ』
そのままフェネスの腰に私のお尻が当たるくらいまで下半身を持ち上げられる。完全に足が浮いてしまう。踏ん張れなくてセックスして大丈夫かな?私がちょっと心配になってフェネスを振り返ると、フェネスは安心させるように優しく微笑む。
「大丈夫です。落としたりしませんから。これでも鍛えてるんですよ?」
いつも大斧を振り回しているのだから腕力と筋力の心配ではない。足のつかないままセックスするということは快感を逃がす方法がないということだ。どんなに暴れてもフェネスの馬鹿力で押さえ込まれて犯されるのは簡単に想像できた。私は一体何回絶頂したらいいのだろう?いつも気持ちいいところを散々可愛がって私を啼かせるのが好きなフェネスが1回のセックスで満足するとは思えない。膨大な知識を切れる頭脳に詰め込んでいるフェネスのことだ、きっと体外式ポルチオも器用にやってのけるんだろう。そして感じている私をもっと気持ちよくしたいと思って1度では済まないことは簡単に想像できた。
フェネスは私の腰をもとの位置に戻して足を床につけると、私のネグリジェのリボンを解いて脱がせる。着替えやすさと息苦しくないようにと大きめに開いた襟が肩から滑り落ちてナイトブラとショーツだけが残る。
「後ろから脱がせたり愛撫したりしたことなかったですよね。体外式ポルチオはリラックスしたほうが感じやすいと思うのでゆっくり進めていきましょうか」
フェネスはナイトブラを上にずり上げて私の大きいとは言えない胸を露出させる。そして大きな両手で優しく包み込んで揉みしだく。
「乳首が固くなってきましたね。気持ちいいですか?」
むにゅむにゅと胸を揉みながらたまに指先で乳首を挟んだりして私の快感を引き出していく。
『フェネスは胸が好きだよね。もっと大きかったらよかったのになぁ。こんなサイズじゃ物足りなくない?』
私が照れ隠しにそう言うとフェネスは私の背中に密着するように立って背中に熱くて硬いものを押し付ける。
「俺は主様の胸だから興奮しているんです。どんなに小さかろうが大きかろうが関係ありません。でもそうですね…主様は着痩せするので実はそこそこ胸が大きいことを知っているという優越感はありますね」
耳元に囁かれる甘い声。そうか、私の本当の胸のサイズを知っているのは採寸してくれたフルーレと入浴補助で裸を見る機会のあるフェネスくらいだな、と思った。確かにそれは他の執事と一線を画すかもしれない。
「もし主様が嫌ではなければ…ですけど、パイズリとかやってみませんか?」
『…挟めるかなぁ?』
すごく小さいわけではないけれど大きいとも言えないサイズの胸でフェネスの大きくて太いペニスを挟めるのか疑問に思う。
「大きな胸に挟まれるのに興奮するんじゃなくて、主様が俺のを胸で挟んでくれているっていう事実に興奮するので、挟めなくても何の問題もないです」
『むっつりめ…』
そう言うとフェネスは楽しそうに笑って下腹部に手を伸ばす。
「では、そろそろ本題に入りましょうか」
ショーツを剥ぎ取られると胸への愛撫だけで濡れてしまった秘裂を晒すことになる。
「もうこんなに濡れてる…昨日の夜したばかりですからナカはほぐれてますよね?ゆっくり挿れるので痛かったら教えてください」
フェネスがズボンとパンツを下ろすと私の膣口に亀頭を押し当て、ずぶずぶと埋め込んでいく。そしてすべて収まると私の腰を掴んで下半身を持ち上げて動きやすい高さに持っていく。
「つらくないですか?」
『うん、大丈夫』
私が苦痛を感じていないことを確認するとフェネスは片手を腹のほうに回して私の身体を支えるともう一つの手で、今ペニスが押し上げているポルチオの位置を探る。
「うーん…この辺だと思うのですけど…気持ちいいですか?主様」
『んっ…その辺だと思う。なんか…不思議な感覚がする。痛くはないのにフェネスのと指が触れ合って変な感じ』
「そこまで感じられるなら体外式ポルチオで絶頂するのも難しくないでしょうね。ではセックスのほうを先に終わらせましょうか」
フェネスが笑ったような気配がしてナカのペニスが動き始める。私の感じるところを上手く抉りながらポルチオに刺激が行くように奥までずっぷりと埋められて私は嬌声が抑えられない。
何度か私が絶頂してフェネスを締め付けるとフェネスも奥に精を放った。
「次は体外式ポルチオでイってみましょうか」
荒い呼吸のままお腹を押し上げられて私は悶えた。さっき押されたときはそこまで感じなかったのにナカから執拗に刺激されたポルチオは敏感に快楽を拾う。
「気持ちいいですね?ナカがぎゅって締まりましたね。このまま続けましょうか」
フェネスは私のお腹を押し上げながら腰を振る。私はどちらからの快楽か分からなくなってとりあえず喘いで手すりを強く握りしめる。
フェネスの手がより一層的確にポルチオを抉った瞬間、子宮に溜まっていた快楽が爆発したかのようにお腹の奥から広がる快楽に悲鳴を上げて震える。
がちゃん
その瞬間、鍵が開いた音が響く。
「主様、体外式ポルチオでイッたんですね。よく頑張られましたね」
『ん…ありがと…』
「でもこのままお終いだなんて生殺しはないでしょう?ちょうどそこにベッドもありますし、今度はベッドでゆっくり可愛がらせてください。
…そうだ、主様。立ちバックだったら屋敷のどこでもセックスできると思いませんか?」
『嫌だよ、誰かに見られたらどうするの?』
「見つかるか見つからないかのスリルが興奮すると思うんですけど…まぁこの話は追々しましょう。きっと主様も気に入る方法があるはずですから」
フェネスは繋がったまま私をベッドに運んで寝バックの体勢にさせた。
「後ろからも興奮しますね。キスが簡単にできないのが残念ですけど、寝バックならクリとポルチオを同時に可愛がれますからね。沢山気持ちよくなってくださいね」
その後フェネスが満足するまで体位を変え、何度もセックスをした。気絶した私を抱っこして部屋から脱出したというフェネスは次はどこでセックスしましょうか、と楽しそうに笑っていた。
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#儚い恋