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縦「おっ、来たなモノノケ」
次の日の昼、瑠衣を屋上に呼び出した
大「瑠衣くん、こっちこっち」
瑠「…………」
大地が瑠衣を呼び隣に座らせる
縦「てことでな、俺ら3人で考えたんやが…題して【モノノケの感情を取りもどそうの会】」
瑠「………??」
当たり前の反応だな…
今日の朝、昨日の出来事を話すと
縦人がなら…と、言い始めて
止める間もなく、こんなことになってしまった。
瑠「それをして…なんの、メリットが?」
縦「メリット?う~ん…モノノケの笑った顔が見たいって言っとる奴がおるんや」
瑠「物好きですね…」
仁「…………」
大「でも、僕も気になるな」
瑠「…………好きにしてください」
縦「しゃあ!!」
瑠衣も諦めたのだろう。
そこからは、毎日のように瑠衣が隣にいた
ーーーーーーーー
6月中旬…
縦「モノノケが来てもう2ヶ月か~」
大「早いね」
瑠「そうですね」
2ヶ月という時が経ってもあまり瑠衣は変わらなかった
喋る頻度が増えたくらい…だろうか
仁「………雨か」
梅雨の時期でほぼ毎日雨が降る
雨は…好きじゃないからな……
瑠「司波さんは、雨が嫌いなんですか?」
仁「…………まぁな」
瑠「なぜ?」
仁「………星が見えないから」
瑠「星……ですか…?」
縦「シバはいっつもあぁ言うねん」
大「星好きだもんね、仁」
仁「…………」
視線を窓の方に移す
特になにも…無い景色を見ていると
瑠「あ……」
縦「?どしたん?」
瑠「箸、教室に忘れました。取ってきます」
縦「了解~」
昼飯を食べようとした瑠衣が箸を忘れて自分の教室に戻った
別に…普通のことだ
なんら…普通の……でも、なぜだか嫌な予感がした。
俺は席を立ち瑠衣の後を追った
大地達にはトイレと言って出ていったが…どうせ、大地は分かっていると思う。
1年の教室は4階にある
この学校は1年が4階、3年が1階を使うなど
先輩の方が下の階になる
俺ら2年は2階、3階は理科室や音楽室になる
仁「瑠衣の教室は…B棟か」
各クラスで棟が分かれている
繋ぐのは1階と3階にある橋
そこを渡って別の棟に行く
ここから地味に遠い瑠衣の教室に向かう
1年4組と書かれた教室の中を覗くと
瑠衣が居た右手に箸を持っていた
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?「なにか…用ですか……?」
仁「あ?」
?「ひぇぇぇ…す…すみません」
瑠「司波さん?と…皇さん?」
千「物怪さん、知り合いですか?」
瑠「まぁ…」
?「千ト~なにしてんだよ、早くしろよ」
千「あ、うん。じゃあね物怪さん」
瑠衣が皇とかいう奴に手を振った
皇は少し遠くにいる…星喰兄弟に連れられていた。
最近、妙な噂があると思ったら…そういうことか
瑠「なんで……」
仁「別に…行くぞ」
話をそらして、瑠衣の手を取り俺らの教室に向かう。
橋を渡り、階段を降りる途中…瑠衣が足を滑らせた
瑠「っ……」
瑠衣が倒れる直前に握っていた手をおもいっきり自分の方に引っ張る
瑠「ご…ごめんなさい……」
仁「いや…大丈夫だ、それよ……り…」
瑠衣を引っ張った衝撃でか
瑠衣がいつも着けていた仮面が外れていた
綺麗な目で整った顔をしていた
瑠衣も仮面が無くなったことに気がついて辺りを見渡していた。
仮面は階段の下にあり、俺が取って瑠衣に渡すと
そそくさと仮面を着けた
瑠「……見ました?」
仁「あぁ」
瑠「そう…ですか」
仁「まずかったか?」
瑠「いえ…別に……」
それだけ言うと瑠衣は立ち上がり大地達がいる教室に歩いて行った
まぁ…怪我が無くて良かったな
なんて、思いながら瑠衣の後を追った
ーーーーーーーー
数ヶ月後…
あの出来事からなぜか瑠衣が俺についてくるようになった
だんだんと表情も柔らかくなっていったと思う
仮面も時々ではあるが俺たちの前で取る日が増えた
縦「シバ?なにしとるんやさっきから」
仁「別に…」
縦「ほ~~ん…」
縦人が気持ちの悪い笑顔を浮かべる…
縦「寛大な縦人ちゃんが相談に乗ってあげようか~?」
仁「は?なにがだ」
縦「は?気づいとらんのか?」
仁「なにがだ」
縦人が大地の方を向く
縦「テンメーどう思う?」
大「………仁らしいよ」
縦「あー!!テンメーもやはっきり言いや」
大「だ…だって~」
それを他人事かのように見ている瑠衣
朝からカオスだな
俺は瑠衣の手をとり
仁「行くぞ」
瑠「あ…うん」
少しづつで良い
焦る必要は無い
少しでもお前の笑顔が見られるなら…俺は……
ーーーーーーーー
昼休み…
大「そういえば瑠衣君、部活なに入ったの?」
瑠「え?えっと…弓道部と、華道部…」
縦「華道部か~顧問超厳しいやろ」
瑠「そう…なのかな?」
大「確か…鬼殺 紅葉先生だっけ?」
縦「名前からして物騒やもんな~名前に殺が入っとる時点で…な、」
大「もうひとつは弓道部?珍しいね、弓道部ってあんまり人気無いのかと思ってたけど」
瑠「はい…あんまり人気は無いですね。1年も、わ…俺とあと1人だけですから」
縦「ほ~~ん…」
今日は天気が良かった
屋上で飯を食べるのも…悪くないな
瑠「大地さんの…部活は?」
大「僕は部活入ってないよ、でも生徒会をしてるんだ」
瑠「生徒会…かっこいいですね」
大「ありがとう」
縦「俺は吹奏楽部やで」
瑠「なんの楽器を?」
縦「クラリネットや!」
瑠「うまいんですか?」
縦「え!?…あ、あぁそりゃあな!」
仁「最近、やっと運指できるようになったって喜んでただろ」
縦「うっさいわ!ボケ!!」
瑠「ふっ……ふふ」
笑った?
大地も縦人も同じことを思ったのだろう
全員、驚きで固まっていた
そんな、俺らを見て瑠衣は心配そうな目で見ていた
縦「わ……わら…笑った、モノノケが笑ったー!!」
大「ちょっと縦人声でかい!」
それでも、縦人の気持ちがいたいほど分かってしまう
初めて見せた笑顔が…とても……
瑠「……ありがとうございます」
柔らかい笑顔を浮かべて瑠衣はお礼を言った
その意味は良く分からないが…それでも、瑠衣が幸せそうなら良いか
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「あぁ…憎たらしい……気持ち悪い…」
コメント
24件
最後のどういう意味?!?! 瑠衣くんの気持ちかな、裏の…
...56しにきてます?(褒めてます)