誰から言い出したのだったか。そんなものはもうとっくに忘れてしまった、でも何故かみんなここで集まっていなければならないと感じていた。
キラーT「あ〜!ゲームなんか久々にやったわ」
白血球「なかなか面白いな。今度アイツらにも教えてやろう。」
NK「楽しかったけどこいつに負けたのは腹立つ!!」
キラーT「お前が弱ぇのがダメなんだろ?ゲラゲラ」
NK「くっそ!こいつ腹立つわね!!!」
NK「ねぇ、あんたら最近あった不思議な話とかない?暇なのよ。」
白血球「ふむ…俺は特に無いな」
キラーT「あ〜?俺は…あ、」
NK「ん?その反応はなにかあったのね?話しなさいよ!」
キラーT「あ〜なんか別に面白い話でもねぇぞ?」
白血球「気になる。」
キラーT「…わぁったよ…話す」
これはつい先日の話だ。俺はいつも部下たちがトレーニングルームを使い終わったあとに点検とかするんだけどよなぁーんか下に細長いものが落ちてたんだよ。近づいて見てみればそれは長い髪だったんだよ。おかしくねぇか?ここを使うやつは全員髪の短ぇむさ苦しい男共だけだ、誰か他の部署のやつが入ったのかもとか考えたけどよ。そもそも他の部署のやつが入るには俺に申請書を渡さねぇと入れねぇんだよ、でも今日そんな髪のなげぇ女とか男が使うなんて聞いてねぇんだよそれによ量もおかしいんだなんか塊になって置かれてる感じなんだよ。髪が抜けちまったとかの量じゃなくてな?こう大量に1箇所に落ちてんだよ。気味がわりぃから俺よ、すぐ片付けようとしたんだよ
そしたらな奥からガサガサって誰かが居なきゃならねぇぐらいすげぇデケェ音がなったんだよ。びっくりするだろ?一応細菌とかウイルスの可能性もあるからよ、とりあえず殴る準備してよ、まぁ許可が出てねぇのに殴っちまったら始末書書かなきゃいけねぇから面倒臭いんだけど。ああ、そうそう続きだ続き、その音が鳴った方に近づいたんだけどよどんなにちいせえ場所でも音が鳴った方向全部見たけどなにも”居ない”んだよ。おかしいだろ?誰かが居なきゃならねぇ音が鳴ったのによ、どこを探しても居ねぇ。それでよ1箇所だけ見てねぇと思った場所があったんだよ、それがタンスなんだよ、あ?んだよNK「タンスは普通見るだろ!」?あ〜まぁそうだよな、でもなんでかそこには絶対いないって思い込んでたんだよ、普通そこにいるとも考えるだろうにな、(思い込みってやっぱやべぇな…)…あ、あぁ、続きな!それでな?まぁタンス開けようとするじゃねぇか何故か少ししか開かなくてよ、まぁ少し開いたしいっかと思ってそこから覗いたんだよ、そしたらな?…ゾワッ
あ、?なぁ、好中球…なんかお前言ったか?…そうか、いやなんでもねぇよ。あ〜続き…続きな…えっと…その隙間を覗いたらよ…足が上から垂れててよ、なんか揺れてんだよ。でもよタンスの上を見てもなにも居ないわけ、足から上がねぇんだよ、びっくりして思っきしタンス閉めちまった…あ?ビビりだ?うっせぇな!急に足だけ見えるとか驚くだろうが!!!
あぁ、そうだ…続き、ったく…NKのせいで変に時間使っちまった…あ〜あ〜うっせぇな話黙って聞いてろ。まぁ、とりあえず中になんか居たのを確認したあとすぐさま髪の毛のこと思い出して後ろに落ちてた髪を捨てようと思ってよ、髪を拾ったんだよそしたらな、なんでか分からねぇが喉元まで持っていこうと手が勝手に動いたんだよそれで喉元まで持ってった時、ふいに扉が空いたんだよ誰が入ってきたのか見たらなエフェクターだったんだけどよエフェクターがクソ焦りながら近づいてきて「班長!何してるんですか!?」だとかほざいてよ俺意味わかんなくて髪が落ちてたから捨てようと…って言おうと思って拾った髪を見てみたらよ…ナイフだったんだよ、しかも血だらけのな…刃が俺の喉に刺さりそうな近さにあったんだよ…あ?まぁ、そりゃあびっくりしたぜ?何度見ても髪の塊だったものが今見たらナイフにしか見えなくなってる…しかも拾った時に刃が当たってるのか手が血だらけ…ナイフについてた血は全部自分の血だったわけだよ笑あ?あ〜そうだな。だから俺は今こっちの手が包帯巻かれてんだよ、めんどくせぇ……なぁ、あの時俺エフェクターに呼ばれなかったらどうなってたんだろうな?笑おいおい…そんな顔すんなよおめぇら…こえーぞぉ?あ?そう、ま、これで俺の話は終わり!あ、もうこんな時間じゃねぇか…そろそろ寝ようぜ?
白血球「なぁ、失礼だが、今日って結局誰に呼ばれてきたんだっけ?」
NK「は?私は白血球からだけど?」
白血球「え?いやいや、俺はNKのこと呼んでないぞ?俺はキラーTに誘われた」
キラーT「はぁ?何言ってんだよお前…俺はNKから誘われたな…好中球が集まりたいとか言ってる〜って…」
キラーT「あ?なぁ、そもそもよ好中球から集まりたいとか言ったことなくねぇか?」
NK「そうよ!っていうか私あんたに話してないわよ!」
白血球「ふむ…そうだな、俺もNKに集まりたいと喋ってないしな…」
キラーT「じゃあ、誰が誘ったんだよ…?」
免疫トリオ(びくっ!)
キラーT「だ、だれだ?こんな時間に…」
?「ねぇ、キラーT細胞、開けてくれないかい?」
キラーT「は?ヘルパー…?」
ヘルパー「そうだよ、ヘルパーT細胞だよ、ねぇ、早く出てきてくれないかい?」
キラーT「なぁ、お前…本当にヘルパーか?」
NK「は?アンタ何言ってんのよ…きっと仕事の話でもしに来たんじゃないの?」
キラーT「…なぁ、ヘルパーT司令官、〜〜〜」
ヘルパー「?何を言ってるんだい?キラーT細胞、というか早く開けてくれ、外は寒い」
キラーT「お前、ニセモノだろ。」
白血球「は…?キラーT、お前何言って…」
キラーT「おかしいんだよ、あいつは自分のことを”ヘルパーT細胞”なんて言わねぇし俺が”ヘルパーT司令官”なんて言ったらあいつ「気持ち悪い」とかいつもは言いやがるんだぜ?」
キラーT「なのに、今ドア越しに居るお前はなにも言わない。おかしいだろ、お前、誰だよ」
へ?ル¿パァ?「……」
キラーT「っ!」
NK「な、何よコイツ!」
白血球「とりあえずNK武器をもて!キラーT細胞はヘルパーT細胞に命令が下されるまで攻撃してはならないルールがある!」
NK「分かってるわよ!くっそ…」
キラーT「…いや、武器は意味ねぇよ。」
NK「は?」
白血球「どういうことだ?」
キラーT「はぁ、こいつ細菌でもウイルスでも細胞でもねぇ”廃棄物”だよ…白血球で言う膿ってやつ?免疫細胞のなり損ないだよ…多分未熟胸腺細胞の時に死んだパターンか?」
NK「なんでそんなこと詳しいのよ…」
キラーT「あ?時々十年に一回ぐらいにな、あるらしいんだよ。これ、俺も噂程度しか知らなかったけどな。」
白血球「じゃ、じゃあこいつはどうやって倒すんだ?」
キラーT「…倒せねぇよ…だが今あの扉を開けてあいつに会っちまったらその時は全員お陀仏だ朝日が昇るのを待つしかねぇよ朝になったらあいつは消える、そう決まってんだよ。」
白血球「アイツは、どうなるんだ?」
キラーT「さぁな…あ〜これからもこの体が尽きるまであんな醜い姿で生き続ける。まぁ、死んでんだけどな!笑」
キラーT「よし!あいつがナニか分かったんだし、もうほっといて寝ようぜ」
NK「…イカれてる…寝れるわけないでしょ…」
繝倥Ν繝代?T邏ー閭「縺ェ繧薙〒蛻?°縺」縺滂シ」
繝倥Ν繝代?T邏ー閭「螳檎挑縺ォ螟芽」?@縺溘?縺ォ」
蟒?」?黄「谺。縺ッ縺雁燕縺?」
免疫トリオの話。🔚
さて!解説ターイム!まずは繝倥Ν繝代?T邏ー閭👈🏻これ!これはヘルパーT細胞。「縺ェ繧薙〒蛻?°縺」縺滂シ」は「なんで分かった?」「螳檎挑縺ォ螟芽」?@縺溘?縺ォ」は「完璧に変装したのに」蟒?」?黄は、廃棄物。「谺。縺ッ縺雁燕縺?」は「次はお前だ」でした!初めてのホラー作品!楽しんでもらえたかな?初めて3000文字越した笑次回も楽しんで〜!
コメント
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キラーTがエフェくんに見つからなかったらの話ですが、完全に喉を切り裂いてそのままお陀仏です