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頼まれたので悪役令息を辞めます 2章

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頼まれたので悪役令息を辞めます 2章

第13話 - 2章11話休戦

14

2025年03月06日

#創作BL

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#創作

#悪役令息

#BL

幻の神＿

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幻の神＿

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エイベル｢っっなんで！さっきまで押されてたくせにっ｣

ルカ｢愛の力はすごいからね♡｣

語尾にハートが着きそうな甘い声をだし、剣を受け流しながら器用に火属性をぶつける。その様子は何故か楽しそうに剣をクルクルと回しながら攻撃を流して避ける。

エイベル｢冷たっ！｣

ルカ｢俺の炎、温度調整出来るんだよね｣

(温度調整っていうか氷魔法と混合してるだけだけど

エイベル｢クソっ…｣

舌打ちをしながらふる、と震え動きが止まったエイベルにルカが素早く近づき脇腹に蹴りを入れる。数メートル先に吹っ飛んだエイベルは剣を離し呪文を唱える。

天候が突然変わり青い空に黒い雲がかかる。ピカっ、と黄色い光の線が入った。

（どうしようか、風じゃ貫通されるし火も分が悪い、避ける？斬る？

｢こっち来い、ルカっ！！！！｣

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

シャル｢か、勝った…？天候が…！？｣

奥に行くエイベルがブツブツと呪文を唱え空が曇りだし光の線が入る、雷属性の魔法だと分かり、ルカの方へ走り出す。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

シャル｢こっち来い、ルカ！！！！｣

シャルロットが叫びながらルカの元へ走る、ルカも走り、シャルロットの隣に立つ、シャルロットはそのまま水の膜を張り雷を横に流す準備をした。

ドカンッッ、ドンッッ。

何度も雷が落とされシャルロット達の周りに焦げたあとが増え続ける。

シャル｢た、たえた…｣

雷ラッシュに耐えたシャルロットはへたり込んだ、そんなシャルロットの頭を撫でお礼を言う

ルカ｢ありがとうシャル、助かったよ、後は任せて｣

シャル｢おぅ…てかお前、さっき避けようとか思ってただろ｣

ルカ｢ありゃ、バレてた？｣

シャル｢戦闘狂抜けてないな、ふっ、ふふ｣

ルカ｢いやぁ、やっぱり闘ってると出ちゃうもんだね〜、って笑わないでよ、ふふ｣

シャル｢お前も笑ってんじゃん、んふふ｣

シャル｢ほら、さっさと勝ってこい｣

ルカ｢勿論、ご主人様に勝利を｣

シャルロットの左手にキスをしてそのままエイベルの元へ走って行く。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ルカ｢よーし…じゃ、終わらせようか｣

シュルシュル、と剣を回し靴をトントンと落とし火属性を丸め円を描くように並べる、そして剣先をエイベルを向け火玉をまるでガトリング砲のように飛ばす。

エイベル｢っ！！｣

起き上がったエイベルは目の前にある剣を取り火玉をギリギリで切り続けた。

ルカ｢俺の魔力が切れるか君に限界が来るか、勝負だね｣

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ユーリ｢ルカの魔力が切れる事有り得るのか？｣

ロイ｢んーーーーー…｣

ゼナ｢いやぁ…見た事ないけど…｣

ナターシャ｢シャルロットさんとルカさんの魔力切れは見た事ないですよね…｣

｢｢｢｢うーーーーーーーん？｣｣｣｣

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『あれから数十分が経ちましたが未だに戦いは続いています』

『威力は落ちずスピードも変わりません、ですがミスターエイベルが少し劣勢でしょうか』

エイベル｢っ、くそっ！｣

ルカの攻撃に隙がなく避ける事も詰め寄ることも何も出来ない、ただ出来るのは火玉を剣で切って時間を稼ぐのみ。このままでは勝利はない。

ルカ｢変わらない戦いって面白くないよねぇ…｣

ニコリと微笑み剣先を上にあげるとルカから出る魔力量が増えた。

エイベル｢は、ははは、うそ、だろ｣

円状にゆっくりと回っているその前にもう1つ、円状の火玉が増えるルカはゆっくりと剣を下ろし火玉が発射の準備を行った。

エイベル｢くそ…｣

『準決勝、メルーデル学園、ミスタールカ&ミスターシャルロット！！』

『決勝戦はルーム学園VSメルーデル学園になります。最終決戦は明後日の10時からになります！皆様今日はありがとうございました！』

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ロイ｢お疲れ様、2人とも｣

ロイ｢母様が迎えに来くれる見たいだよ、皆今日泊まっていく？｣

ゼナ｢え、いいんですか！？｣

ナターシャ｢そんな、いいんですか？｣

ユーリ｢えっ、いいんすか！？｣

ロイ｢もちろんだよ｣

｢｢｢ありがとうございます！｣｣｣

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馬車① ロイルイス

馬車② ロートゼナユーリナターシャ

馬車③ ルカシャルロット

シャル｢配置可笑しくない？｣

隣の馬車を見るとロートやゼナ達がお菓子を食べながらキャッキャっと話している、あまりにも馴染みすぎていた。

ルカ｢今日は疲れたからね、気を使ってくれたんじゃない？｣

シャル｢そんなこと…いやお母様なら有り得る｣

ルカ｢シャル、隣おいで｣

正面に座るルカが右隣の席をポンポン、と叩き呼ぶ、これは甘やかされるなと分かっていて即座に移動した。

隣に座り、ルカの手が頭に乗る。ポンポンとしたり撫でたりしてシャルロットの左手を握る、その手を離しそのままシャルロットの顔を肩あたりに持っていき背中をさする。

ルカ｢明日もし身体が痛くなければ属性付与しようか｣

シャル｢ん…ルカの生涯の番にしてくれるのか？｣

ルカ｢当たり前でしょ？嫌だって言っても逃がさないよ｣

シャル｢ふふ…やくそくな｣

ルカ｢約束…おやすみシャル｣

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2章11話エンド ³⁄₆

お久しぶりでございます、スランプがなかなか治らずネタも出てこず全然投稿が出来ていませんでした。

学園祭③から修正したのでよろしければご覧ください(* .ˬ.)