テラーノベル
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朝からおかしいとは思ってた。いつも僕より早く起きるのに今日は僕と同じくらいに起きてきたり、朝ご飯もミニよりミニだったし。受け答えも少し遅かったり。だから体調悪いのかなって思って仁人に何度も聞いたんだよ?でも仁人は意固地だから僕も見守るしかなくて。
でも僕が見てれば大丈夫だと思ったんだ。何かあればすぐ対応できるようにしようって。
だけど今僕の腕の中で苦しそうに呼吸をして目を開けない仁人を見て頭が真っ白になった。
「仁人!じんと!!」
「太智!!どうした!」
「ねえどうしよう勇斗!!仁人苦しそうで…!目開けないんだ!起きてよ仁人!!」
「あっつ…熱あんじゃん!柔太朗マネージャー呼んできて、舜太は救急車!」
「「わかった!」」
隼斗が指示を出している間も僕は仁人の身体を抱きしめたまま動けなくて。熱が出てるって言ってたから暑いはずなのに僕の身体はドンドン冷たくなっていって。薄れていた昔の記憶と重なる。
「よしっ、俺たちもやれることやるぞ太智。…太智?」
「じんと、じんと…目開けてよ、僕を一人にしないでよ…おいてかないって約束したやん…ねえ!!仁人!!!」
「落ち着け太智!!頭打ってるかもしれないから動かすな!!いったん仁人のこと離せ!」
「やだ!!!そうやって僕と仁人を離れ離れにさせるんでしょ!!」
「離れ離れ…?そんなことしない!!あー!もう早く戻ってきてくれ二人とも…!」
「戻ったよ!!救急車もうすぐ来るって!って大ちゃんどうしたの!?」
「いいところに舜太!太智から仁人離すの手伝ってくれ!
「やだやだ!!僕から仁人をとらないで!!」
太智の目からは大粒の涙が流れていて、目線もどうにもあってなくて錯乱してしまっている。
俺と舜太の二人掛かりでも引きはがせなくて、このままじゃ仁人を救急車に乗せることもできない。…少し乱暴な手を使っても…と思っていた時、太智の腕の中にいた仁人の目が開く。
「…だいち……」
「…!!!仁人!!!」
「……泣かないで…俺はどこにもいかないから……」
震える手で太智の涙をぬぐう仁人。その光景に少し見とれていたものの、今しかないと急いで太智を引きはがす。
その瞬間、救急隊がやってきて仁人を運んでいき、マネージャーは仁人に付き添って一緒に救急車に乗っていった。
「~~っはああああ……まじで焦った…」
「俺何が何だかわかんないんだけど……太智はどうしたの…?」
「あー、色々あったんだよ…後で話す。とにかく俺たちも仁人の運ばれた病院行くぞ。太智立てるか?」
「俺が支えるよ!下でタクシー拾おう」
「ありがとう、舜太。じゃあ行こう」
コメント
2件
もちもちの餅さん天才過ぎます。 仁ちゃんと大ちゃんが双子にする当たり最高です。 仁ちゃん大ちゃんは双子ぽいですもんね。 初コメでこんなに馴れ馴れしくてすみません🙇♀️ 次回も楽しみにしています😊