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雫
32
🎀もちたん🎀
5,424
💛「勇斗……僕を、君の番にして」
静まり返った寝室で、仁人は決意を込めた瞳で勇斗を見つめた。
彼から放たれるオメガのフェロモンは、かつてないほど純粋で、深い信頼と愛情に満ちていた。
勇斗の胸の奥で、仁人を守り抜きたいという本能が強く共鳴する。
二人の心は完全に通じ合い、もはや迷いはなかった。
勇斗は仁人を優しく抱き寄せ、その存在を全身で受け止めた。
二人の魂が重なり合い、お互いの温もりを通じて、言葉以上の想いが交わされる。
それは、これまでの苦難を乗り越えてきた二人にとって、最も尊く神聖な瞬間だった。
そして、勇斗は仁人のうなじへと顔を寄せ、一生の誓いを込めて、オメガの象徴である項に牙を立てた。
💛「――っ!」
一瞬の衝撃が仁人の全身を駆け抜ける。
しかし、その痛みはすぐに、勇斗と永遠に繋がったという深い安心感と幸福感へと変わっていった。
勇斗の因子が仁人の身体へと浸透し、二人の魂を分かちがたい鎖で結びつけていく。
それは単なる本能の結合ではなく、二人の強い意志によって選ばれた、真の「番」の契りであった。
🩷「仁人、愛してる。一生離さない」
💛「うん……僕も、勇斗を愛してる……ずっと、一緒だよ」
二人のフェロモンが溶け合い、部屋中に甘く気高い香りが満ちる。
視界が白く染まるほどの高揚感の中で、二人はお互いの存在を深く刻みつけ、至福の時を共にした。
やがて呼吸が整い、勇斗が顔を離すと、仁人のうなじには勇斗の『歯痕』が、一生消えることのない誓いの証として刻まれていた。
仁人は潤んだ瞳で勇斗を見上げ、心からの幸せを湛えて微笑んだ。
💛「勇斗……僕、君の番に、なれたんだね」
🩷「ああ。お前はもう、俺の唯一無二のパートナーだ」
勇斗は仁人の頬に触れ、穏やかな口づけを落とした。
本能の運命を超え、二人の絆は世界の誰にも引き裂くことのできない、永遠のものへと昇華したのだった。
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コメント
1件

良かった!!!😭続き楽しみ!!