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おその★
7,091
ここは、安全区域施設。
外のゾンビ化した世界とは隔離された、
政府管理の保護エリアだ。
💛「ここにいれば、ひとまず安心ですから」
💙「ねぇ、ひかる」
💙「敬語、外してよ」
💛「……」
💙「仲良くしよ?…」
にこにこと笑いながら、
翔太はそう言った。
💛「翔太は」
💛「……この世界が怖くないのですか?」
💙「怖いけど……」
💙「でも今は、不思議と安心感がある……」
そう言って、
翔太はそっとひかるを見上げる。
💙「なぁ」
💙「ちょっと触ってもいい?」
💛「……はい」
許可をもらうと、
翔太は恐る恐るその腕に触れた。
💙「すげぇ……! 本物みてぇ……」
さわさわと触り続ける。
💙「しかも……」
💙「……顔もかっこいいし」
今度は頬へ手を伸ばした。
じっと見つめながら、
その身体を観察する。
💛「翔太、私は食料を調達してきますので」
💙「え、俺をひとりにすんの?」
💛「すぐ戻ってきますから」
そう言って、
ひかるは静かに部屋を出ていった。
💙「……ほんとリアルなんだよなぁ」
💙「ってか結局、敬語外してくんねぇじゃん」
💙「アンドロイドに感情は……ないよな?」
💙「……一緒に風呂とか入れんのかな!!」
ひとりごとが止まらない翔太である。
────────────
しばらくして、
ひかるが食料を抱えて戻ってきた。
テーブルの上に、
簡単な食事が並べられていく。
💙「いただきます!」
翔太は嬉しそうにもぐもぐと食べ進める。
その向かいで――
ひかるは、ただ静かにこちらを見つめていた。
💙「……アンドロイドって、ご飯食べないの?」
💛「いえ、食べられますよ」
💙「じゃあ一緒に食べよ?」
💛「…はい」
少し間を置いて、
ひかるは静かに席についた。
──────────────
💙「ゾンビ、どんどん増えてきてんな……」
テレビに映るニュースを見ながら、
翔太はぽつりと呟く。
💛「はい」
💛「ここだって、ずっと安全とは言い切れない……」
💙「……」
不安そうに黙り込む翔太。
すると、
💛「大丈夫です」
💛「俺は強いので」
💙「……っ」
胸が、
どきりと高鳴った。
💙(な、なんだ今の……)
💙(めちゃくちゃかっこよかったんだけど……)
💙「…なぁ!」
💛「はい」
💙「風呂、一緒に入ろ!」
💛「……風呂?」
💙「ほら、一人じゃ怖いし…!」
💛「……」
少し考え込むひかる。
💛「……わかりました」
💙「よっしゃ!!」
こうして俺達は、
毎日同じ風呂に入ることになる――
つづく。
コメント
3件
今SnowMan聴きながら読んでます^^ 最高すぎて言葉に表せないっすね( ˙꒳˙ )
うわ、めっちゃいい感じになってきた…! ひかるが「俺は強いので」って一言、めちゃくちゃかっこよかった。アンドロイドって設定が効いてて、感情がないはずなのに、翔太を安心させようとしてるように見えるのがたまらない。風呂の提案も勢いで押し通す翔太、クスッとしてしまう。この2人の距離感、これからどう変化していくのかめっちゃ気になる!