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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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「驚かしてすまん、正直、千尋あんたも、その娘もこの炎で消し去ることは簡単にできる。」

千尋の表情を全く変わらず、こちらを見つめたまま。

「お前の恨み辛みは、見せてもらって重々承知してる。でもよく考えてみろ、その子はお前の弱さが原因で産声をあげれなかった。」

「だからこの人の娘は見逃して、この人の命だけで勘弁して貰えないか?この条件を飲めば、お前ら2人を輪廻できるよう、上げてやる」

交渉を持ちかけたが状況は変わらず、一か八か俺は美海の母親を川に突き落とした。

「バシャン」母親は暗く冷たい川に流されていった。

千尋はあっけない復讐の結末を見つめる。そして千尋は娘の手を取り、俺に手を差し伸べてきた。

「交渉成立だな。」

俺は千尋の手を取り、霊視を始めた。間接的な霊視と比べることのできない、恨み辛み、悲しみが溢れ出してくる。

これがイジメを受ける側の感情、それは底なしのように溢れてくる。

「思い残すことはないな」

千尋は頷くと、閃光を放ち、天へがっていった。

俺は複雑な気持ちを抱えて、パラドックスに向かった。


「おかえり」ジレンマ

「ただいま、成仏完了だ、美海は?」

「上で母親と待っている」ジレンマ

俺は階段を上がり2階に

「風間さん!」美海

「問題は解決した安心しろ、今からいつもどおりの生活だ」

「本当ですか?なんとお礼をすればいいか。。。ありがとうございます」母親

「早く家に帰って、飯食って寝て、いい夢みろ」

実は河川敷に行く前にパラドックスにもどった。パラドックスは強力な結界があるため千尋の霊体は入ってくれない。

そこで今回は人形をつかった。母親の髪と爪を仕込ませ、完全なるダミーを作成したわけだ。

千尋には悪いが、母親の命を引き換えにしたと思ってもらった。

千尋親子、美海親子お互いが幸せになる選択だ。

ジレンマの奴、簡単な依頼からとか言ってたのにこれかよ。

次なる依頼はなんなのか、風間の新たな道は始まったばかりだ。











僕の神の手(独身アラサーが最強霊能力を開花、ファンタジー.バトル.ラブコメ要素あり)

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