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私達は、オーストラリアの森の中を歩いていた。
女性「Crikey! Help! I’ve lost my little one! Has anyone seen a young’un running about?」
(助けて!うちの子がいなくなったの!誰か小さい子が走り回ってるのを見なかった?)
セレン「No worries, mate. We’ll help you look for the little tacker!」
(心配ないよ。その小さな子を一緒に探してあげるから!)
黒猫のカレンが警告する。
カレン「気をつけろ!このあたりには、コトドリが出るぞ。道に迷うなよ!」
セレン「嘘でしょ…!」
そのとき、どこからかか細い声が聞こえた。
???「Mum, help me!」
(お母さん!助けて!)
カレン「こっちだ!」
私たちは女性と共に森の中を進む。声を頼りに探すと、カレンが突然立ち止まった。
カレン「しまった…やられたぜ。」
セレン「どうしたの?」
カレン「上を見てみろ…。」
見上げると、木々の間に光る影
セレン「! コ、ト、ドリ…!」
カレンが私たちを導く。
カレン「こっちだ!」
私は、カレンについて行くしかなかった。
セレン「う、嘘でしょ…!」
コトドリはただ、森で聞いた「子供の助けを求める声」を、美しい歌として繰り返していたのだった。
その瞬間、女性の叫び声が森中に響き渡る。
女性「Jack!!!」
泣き叫ぶ声は、どこまでも遠くまで届いた。
セレン「…。」
カレン「大丈夫か?」
セレン「ええ、大丈夫よ。」
セレン「Good onya, mate.」
(よく頑張ったね…)
女性は大きく嗚咽しながら、私たちに抱きつくしかなかった。私はただ、彼女を抱きしめることしかできなかった。
これからは、事件の詳細をもっとしっかりと聞こう──そう心に誓った。