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『私は貴方の力が羨しい』
僕がそう言うと
キングスカラー少し動揺した
レオナ
「なんッ!?ぐぁっ!」
リドル
「レオナにすきが出来た!
オフウィズユアヘッド
《首をはねろ》」
レオナ
「ぐあぁあ!!」
ラギー
「がはっ!ゲホゲホッ!」
ケイト
「リドルくん、さすが!
レオナくんの魔法が止まった!」
デュース
「ラギーからも手が離れたぞ!
早くこっちへ!」
銀髪の男
「セベク、俺達は他の
怪我人を外へ運び出すぞ」
長身の男
「偉そうに僕に指図するな!
シルバー!」
レオナ
「クソがっ!ライオンである俺に、
首輪だと!?ジャック!テメェ
変身薬なんてご禁制の魔法薬
どこで手に入れた?」
ジャック
「身体を狼に変化される
オレの、ユニーク魔法だ!」
レオナ
「は、魔法で本物の犬っコロに
なれるって?そいつぁユニークだ
本当にな!」
ジャック
「レオナ先輩、俺は、俺は!あんたに
憧れてこの学園を目指した!俺の
憧れたあんたは、どこにいっち
まったんだ!?」
レオナ
「勝手に俺に夢見てんじゃねぇ
うぜぇな」
リドル
「僕も人に言えた義理ではないけどね
今の君は見るにたえない。謹慎部屋に
入って、少し頭を冷やすといい!」
レオナ
「お前らに何がわかる?兄貴みてぇに
俺に説教たれてんじゃねぇよ」
リリア
「フン お主のような男には王冠より
その首輪が似合いじゃ。サバンナの
王者のライオンが聞いて呆れるわ
お主は持って生まれた才や順序の
せいで王になれぬと嘆いておるよう
だが、報われぬからと怠惰に生き、
思惑から外れれれば臣下に当たり
散らかすその狭量さ」
何をしている!
リリア
「その程度の器で王になろうなどと
我らが王、マレウスと張り合おう
などと、笑わせる」
これ以上はッ!
リリア
「たとえマレウスを倒したとして、
その腐った心根を捨てぬ限り
お主は真の王にはなれんだろうよ!」
逆効果だ!!
レオナ
「は、はは アァ、そうだな
そうだろうとも。お前の言う通りだ
はははは!俺は絶対に王にはなれない
どれだけ努力しようがなァ!」
グリム
「なんだ!?全身の毛が
ゾワゾワするんだゾ!」
リドル
「急速にレオナの魔力が高まってっ
くっ、魔法封じが、持続
できないっ!!」
リリア
「違う。これは魔力ではない
この邪悪な負のエネルギー、
まさか!」
ケイト
「みんな、伏せろ!リドルくんの魔法
封じの首輪が、吹っ飛ばされた!?」
レオナ
「俺は生まれたときから忌み嫌われ、」
僕は生まれたときから守り神様の生贄
レオナ
「居場所も」
居場所、昔は兄さんの所だった
でも、今兄さんには、蜜璃ちゃんがいるし
無惨は死んで、鬼殺隊はなくなっただろう
僕は死んだ。今の、僕の居場所は?
レオナ
「未来もなく生きてきた」
昔は生贄、そして、鬼殺隊
いつ死んでもおかしくい
環境だった。未来は僕も、ない
レオナ
「どんなに努力しても、
絶対に報われることはない」
どんなに努力しても、守れなかった
者がいる。必ずしも報われることは
なかった
レオナ
「その苦痛が、絶望が、お前らに
分かるかぁアアアアアッ!!」
ブロットが溜まり、
レオナ
「ガアアアァアアッ!!!」
オーバーブロットした
ジャック
「なんだありゃぁ!?
レオナ先輩から、でけぇ影が!」
デュース
「あれは、ブロットの化身!」
グリム
「アイツ、リドルみてぇに闇落ち
バーサーカー状態になっちまった
のか!」
リドル
「くっ、立てる者は自力で退避!
エース、デュースは怪我人を連れて
外へ。リリア先輩、先生達に救援を
頼みます!」
「「はい!」」
リリア
「あいわかった。しばし持ちこたえよ」
レオナ
「ガアアアァアアッ!」
ケイト
「うぇ〜、なんでこんな怖い目に
ばっかあうの?俺、こういうのに
向いてないんだけど!」
リドル
「怖いなら逃げても構わないよ」
ケイト
「リドルくんを置いて逃げたら、
トレイくんに後でボコられちゃう
お供しますよ、寮長」
ジャック
「よく分からねぇが、レオナ先輩を
ブン殴って正気に戻せばいいんだな?」
ラギー
「オ、オレも、手伝うッス ゴホッ
あそこまで言われて寝てられる
かってんだ」
レオナ
「ハイエナ風情が俺に刃向かおう
ってか?ハハハハハ 笑えねぇ冗談だ
全員明日の朝日は拝めないと思え!」
ユウ
「来るよ、みんな!」
〜〜〜
『ふぅ』
僕は皆の前に出た
ジャック
「!さすがにレイでも危ねーぞ!」
僕は強い。心配など僕はされる必要はない
レオナ
「俺は、王、にッ」
僕はキングスカラーに向かって言った
『なぁキングスカラー。お前は、
王になりたいんだよな?それならさ
もうなってると思うが』
レオナ
「は?何を言っている!」
レオナが攻撃をしてくる僕は鞘から
日輪刀を抜き、全て弾き返した
『お前の寮、サバンクロー寮は百獣の
王にもとづく寮。その百獣の王は、
生まれながらに王じゃない。キングス
カラーと同じだ
そして繊密に練った策で玉座を手に
入れた努力家。お前は、天才司令塔
って呼ばれてるんだろ?
でも、司令塔をするには周りをよく
見て繊密に策を練る。天才だかと
できることじゃない。な、これも
お前に似てないか?』
キングスカラーは目を丸くして、
徐々にこちらに向かって来ている
『そして、王になったあと、嫌われ
者のハイエナも差別せず一緒に暮ら
そうと提案した
お前はハイエナと、ラギー・ブッチと
一緒にいた。僕達が最初に会った日に
言ってた言葉、覚えているか?』
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ラギー
「もーレオナさんいっつも競争高い
パン頼むんだもんなぁ。はい
ご注文のデラックスメンチカツ
サンドとアイスティー」
レオナ
「ばーか。手に入れるのが難しいから
こそ食いたいんじゃねーか」
ラギー
「俺はカビさえ生えてなきゃなんでも
いいっスけどねぇ。ま、王子様の
レオナさんには分かんないだろうけど」
レオナ
「第一王子ならまだしも、俺は
第二王子。どうせ王になれる望みも
薄いし、庶民と何も変わらねぇーよ」
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『普通なら第一王子、第二王子関係
なしに威張り散らかす人が多いと
思うけど、パーティーとかで見な
かったか?』
鬼殺隊でも結構いたからな
レオナ
「いた、な」
『そうか。じゃあ、庶民と何も変わら
ない。この言葉は、とてもいいこと
だろう?それと、ハイエナは、特に
ブッチはスラム育ち。相手の性格
などを見抜くのは得意だと思う
ということは?』
レオナ
「だけど俺は、」
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レオナ
「どれだけ世界が注目してようが、
所詮は学生のお遊びだ。お前らが
目ぇキラキラさせて夢語ってるのが
可笑しくて、少し高い付き合って
やっただけだろ」
ラギー
「なんで、?俺達で世界をひっくり
返すんじゃなかったんスか!?」
レオナ
「キャンキャンうるせぇな。じゃあ
本当の事を教えてやるよ。お前は
ゴミ溜め育ちのハイエナで、俺は
永遠に王になれない嫌われ者の
第二王子!なにをしようが、
それは覆ることは絶対にねぇ!」
ラギー
「ふ、ふざけんなよ!なんだよそれ!
ここまできて諦めるなんて」
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『それは、あんなに傷つくほど
信頼してたんだ。これでどうだ
少しは、わかったか?』
レオナは僕に抱きついた。僕は片手で
抱きとめ、刀を握っている右腕で
『蛇の呼吸 参の型 塒締め』
後ろの化身を切った
レオナ
「生まれた時からずっと、俺の頭の上
にはどけられない岩が置かれていた」
これは、リドルのときと同じ
岩…僕には生贄という岩があった
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召使い
「はぁ、第一王子のファレナ様は
あんなにおからかでいらっしゃる
のに、何故弟であるレオナ様は
あんなに気難しくていらっしゃるのか」
「しかも、全て砂に変える魔法を
使うなんて。なんて恐ろしい」
「2人ともやめないか!
誰かに聞かれたらどうする」
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レオナ
「もし、俺が第一王子だったら
きっとこう言われただろう
第一王子のレオナ様は思慮深く、
強力な魔法使いを使いこなす魔法士だ
脳天気な弟とは大違い、と。それが、
第二王子になっただけでこれだ
第二王子はやることなすことケチを
つけられ、第一王子を称えるだけの
ダシにされる。どうやったって、
1番になれない」
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ファレナ
「レオナ!なぜ今日の
式典に来なかった?」
レオナ
「式典?あァ、兄貴の息子を子国民に
みせびらかす親馬鹿パーティの
ことか?それは失礼を。つい二度
寝しちまった」
ファレナ
「国民に未来の王の顔見せを
する大切な日だぞ」
レオナ子供
「確かにめでたい日だな。嫌われ者の
第二王子の王位継承権が永遠に
消えた記念日だ」
ファレナ
「そんなイ言い方はよせ!」
レオナ
「生まれた順番が早い奴は得だよなァ
毎日歌を歌いながらゴロゴロ昼寝
してたって王になれる」
ファレナ
「レオナ…例え王になれなくとも、
お前は賢い。この国の為に出来る
ことがたくさんあるはずだ」
レオナ
「この国が頭の出来で王を決めるしき
たりなら、やる気も出したんだがなァ」
ファレナ
「レオナ、待つんだレオナ!」
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レオナ
「ほんの数年違いで、生まれたという
だけで何故こんな想いをしなくちゃ
ならない?」
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どうして目の色が違うだけで私も、
兄さんもこんな想いをしなくゃ
ならないの?
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レオナ
「どれだけ勉強しようが、どれだけ
魔法を使えるようになろうが
生まれてからしぬまで、兄より優秀
だと認められることはなく、王にも
なれない
何故、俺は第二王子に生まれた?
何故、俺は一番になれない?
何故だ。何故だ。何故だ。人生は
不公平だ」