コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
あ~あ、何にも面白れぇことがねぇなぁ…
俺は、亥ノ卯。亥ノ卯 はづき。女みてぇな名前だけど、一応男。
…苗字が読みにくい?……「いのう はづき」だよ。
趣味はゲーム。好きな食べ物は卵。
自己紹介はこんなもんでいいか?
まぁ、今の状況を説明すると、ゲームやりすぎで勉強の成績はどんどん下がって、課金もしてたから金欠。
簡単に言うと最悪な状況ってわけ、
金がねぇから新しいゲームを買うこともできないし、勉強はしたくないからすることがなくてつまんないの。
今持ってるゲームはもう十周以上やった。裏ルートも攻略した。
今日はぼーっとネットサーフィンでもするかぁ…
ネットをあさってたら、「暇人必見!超おもろいゲームに無料で参加しよう!」という広告を見つけた。
勉強してない俺でもわかる。こういうのは詐欺とかウイルス感染とかネットの危険なもんあつめたサイトかもってことが。
…でも、気づかないうちにその広告をタップしていた。
やっべ~…押しちまったから戻んねぇと…
おかしい。どこを押しても元のサイトに戻れない。携帯の電源を一回切っても広告が開かれたまま。
こんなことってあるか?
あー…これ、会員登録する流れかぁ?
苗字と名前と性別、電話番号を入力。
その時、俺の携帯が激しい光に包まれた。
んぁ…ここどこだ…?
「目が覚めましたカ」
うわ!びっくりした!お前誰だよ!!
「私は案内係のリリでス。ゲームの参加者様にスキルをお配りしているのでス。」
確かにリリってやつはくじ引きの箱のようなものを持っている。
それを引くのか?
「はい、手をかざすとあなたの固有スキルとなるものが出てきまス。」
…流されて会話してたが、今俺ってどこにいるんだ?
「すみませン。説明を忘れていましタ。あなたは固有スキルを使ってライバルとバトルをし、ランクを上げるゲームに参加されたのですよ。」
あの広告のやつかぁ~…?面倒なことになったもんだ。
「詳しい説明は固有スキルを手に入れてからしますネ。手をかざしてくださイ。」
お、おう…
俺は箱に手をかざした。
ポゥ……という音と共にホログラムのような小さな紙のようなものが出てきた。
「あなたの固有スキルは………」
ドキドキ…
「『執念と高速移動』でス。」
な、なんだそれ…!!!???
第一話「俺の固有スキル」 終
次回もお楽しみに!