本編開始の前に…
皆さんいいねありがとうございます!
目標の1000突破しました!
ということで新作を書こうかなと思います
それではスタート!
雷雨が激しく続く夜日本は雷が気になって寝れない
🇯🇵「なんで皆さん寝れるのですか…」
不安を紛らわすため、温かい布団に潜り込む
🇺🇸「(あー寝れねぇ…可愛すぎて)」
🇨🇳「(我理性保つアルか…?)」
他の国々にはバレバレだ
(というのも日本と一緒の部屋になってからまともに寝れてない)
朝8時。今日も雨は続いていた
🇯🇵「ふわぁ…ラジオをつけますか」
未曾有の災害から3週間。ラジオの内容も
災害一色から他のニュースも入ってきた
キャスター「えー続いて連日続く雨についてです。今日午前2時、気象庁は⚪︎×市に大雨警戒情報を発表しました。
川の水位が上昇している可能性があります。
今後の情報に気をつけてください」
🇮🇹「え…?今度は水害?」
🇬🇧「と、とりあえずハザードマップを確認しましょう」
リュックから取り出し、部屋一帯に広げる
今自分達がいる仮設住宅の予想浸水高さは
1m
🇺🇸「1、1mなら安心だ…腹までつかるくらいか」
🇯🇵「何言ってるんですか!人は30cm水が
あれば流されるんですよ!高いところを見つけましょう!」
🇹🇼「そうだよアメリカ。それに、水に浸かりっぱなしだと低体温症になるよ」
🇺🇸「じゃ、また避難しないと死、死ぬのか?」
🇯🇵「そういうことです。おそらくこのまま
氾濫すればこの仮設住宅は沈むので高い建物に逃げましょう!」
だがこの雷雨の中、外に出るのは危険だ
感電する可能性もある
かと言ってこのままは沈んで死ぬ
🇬🇧「こういう時は焦ってはいけません。気象庁の指示をよく聞きましょう」
現在防災警戒情報のレベルは2
レベル4になると全員避難なので今後の情報が
生死をわけることになる
🇮🇹「なんでこんな目に遭わないといけないんね…」
🇯🇵「アメリカさんが昨日言ったでしょう?自然は待ってくれないんです。絶対に生き残りましょう」
またもや訪れる死への不安を紛らわすため、
イタリアの手を強く握った
気象庁の発表から15時間後。防災警戒情報は
レベル3に達した
ラジオでは川の水位の情報が伝えられている
キャスター「もう少し降れば氾濫する予想です!みなさん早く避難を!」
🇯🇵「皆さん準備はまとめましたか?」
🇺🇸「おう」
🇵🇼「ナイチー!早く避難しよ!」
🇯🇵「分かってます。準備はできましたか?」
だがパラオのリュックは荷物いっぱいで重く、
とても避難するには足手纏いに見える
🇬🇧「パラオ…もう少し減らしたほうが…」
🇵🇼「やだ!この中にはパラオの宝物がいっぱいあるの!」
🇯🇵「パラオ、それも大事ですけど自分の命優先にしてください」
🇵🇼「やだ!」
🇯🇵「あなたは死んでいいのですか?」
普段言わない日本の厳しい言葉
ロシア、ドイツと続けて失い、またさらに
誰かが死ぬ可能性も出てきた中、そうなってしまうのは仕方のないことだ
これ以上誰か死んだら日本の心は持たない
🇵🇼「ごめんなさい…少し減らしてきます」
🇯🇵「…わかりました。パラオの荷物を少し私たちが持ちます」
🇵🇼「え!?いいの!?ナイチやさしー!」
喜びのあまり日本に抱きつく
🇨🇳「そんなことしてないで早く入れろアル…」
キャスター「あ!今川が堤防を超えました!氾濫です!今すぐ逃げること!」
ラジオの音が割れるほど聞こえてきたのは
最悪の知らせ
大雨が降っている。おまけに夜
避難しにくい状況下に今彼らは置かれている
🇺🇸「嘘だろ…こんなに早く」
イタリアは荷物を持ちドアを勢いよく開け
「早く逃げるんね!死にたくないんね!」
🇫🇷「…濡れる覚悟で行こう!忘れ物ないね!」
豪雨の中、灯りを照らしつつ彼らは外に出る
ハザードマップによれば、その川と仮設住宅の
直線距離はおよそ300m
避難所扱いのビルまでは650m
🐈「お兄ちゃん!早く行くよ!」
🌳「落ちつきつつ、早く行くぞ」
日本一家も準備ができた様子であった
冷たい雨が彼らの体に降り注ぐ
季節は冬であるため、気温と雨で体感温度は
より低く感じるようになる
🇯🇵「ハックション!」
転ばぬよう、明かりをつけていくが、この懐中電灯は電池式であるためいつ消えるかもわからない
🇺🇸「寒いな…」
ただひたすらに打ちつける雨
鳴り止まない雷鳴
大雨の中避難をする者達へ不安を掻き立てる
🇨🇳「おい日本!これを着ろアル!」
くしゃみもし、寒そうな日本を自らの上着を着せる
🇨🇳「お前は体調崩しやすいんだから困るアル!」
🇬🇧「まだ見えないのですか…?もう15分は歩いた気がします」
そして、先がほぼ見えない恐怖
🇯🇵「夜に避難して良かったんでしょうか…」
幸い、手元のスマホのマップを見ると
避難所へのルートはあっていて、残り200mだ
少し希望が湧いてきたそのとき
「おーーい!水が来てるぞー!早く逃げろー!」
近くのマンションから人が叫んでいる
だが暗いためどの方向から来ているのもわからない
あっという間に来る水の脅威
🇮🇹「やばいんね!もう終わりなんね!」
イタリアはついにパニック発作を起こしてしまった
🇯🇵「多分あの人たちは私たちに気づいていません…なら!」
懐中電灯を振り回し、自分たちの居場所を伝える
🇯🇵「私たちはここにいまーす!マンションは
何処ですかー!」
何度でも大きな声で叫ぶ
今までの人生で出した声よりも大きい声で
🇫🇮「!!!この声は日本か!おい!まだ避難できてない人がいます!」
避難していた人たちに彼らの現状を伝えたのは
ひと足先に避難していたフィンランドであった
市民1「何!?(外を見回すとクルクル回る光に気づく)こっちだ!そのまままっすぐこーい!」
🇺🇸「Japan!お前の決死の叫びは聞こえたぞ!このまま真っ直ぐ行けば助かる!」
🇯🇵「よし!そうと決まれば走りますよ!」
すると後ろから
ドドドド…
さっきよりも大きい水の轟音が音が耳に入る
命を奪う水はすぐそこまで来ている
避難が先か、死が先か
To be continue
コメント
3件
やだやだやだやだやだやだやだ誰も死なないでくれ
頼む頼む誰も死なないでくれ私のメンタルはもうボロボロですっ!!
怖⁉︎みんな大丈夫かな、、みんなが助かりますように!!