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14 - Episode13「それは侵食する」

♥

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2025年04月26日

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本編開始の前に…

皆さんいいねありがとうございます!

目標の1000突破しました!

ということで新作を書こうかなと思います

それではスタート!



雷雨が激しく続く夜日本は雷が気になって寝れない


🇯🇵「なんで皆さん寝れるのですか…」


不安を紛らわすため、温かい布団に潜り込む


🇺🇸「(あー寝れねぇ…可愛すぎて)」


🇨🇳「(我理性保つアルか…?)」


他の国々にはバレバレだ

(というのも日本と一緒の部屋になってからまともに寝れてない)


朝8時。今日も雨は続いていた


🇯🇵「ふわぁ…ラジオをつけますか」


未曾有の災害から3週間。ラジオの内容も

災害一色から他のニュースも入ってきた


キャスター「えー続いて連日続く雨についてです。今日午前2時、気象庁は⚪︎×市に大雨警戒情報を発表しました。

川の水位が上昇している可能性があります。

今後の情報に気をつけてください」


🇮🇹「え…?今度は水害?」


🇬🇧「と、とりあえずハザードマップを確認しましょう」


リュックから取り出し、部屋一帯に広げる

今自分達がいる仮設住宅の予想浸水高さは


1m


🇺🇸「1、1mなら安心だ…腹までつかるくらいか」


🇯🇵「何言ってるんですか!人は30cm水が

あれば流されるんですよ!高いところを見つけましょう!」


🇹🇼「そうだよアメリカ。それに、水に浸かりっぱなしだと低体温症になるよ」


🇺🇸「じゃ、また避難しないと死、死ぬのか?」


🇯🇵「そういうことです。おそらくこのまま

氾濫すればこの仮設住宅は沈むので高い建物に逃げましょう!」


だがこの雷雨の中、外に出るのは危険だ

感電する可能性もある

かと言ってこのままは沈んで死ぬ


🇬🇧「こういう時は焦ってはいけません。気象庁の指示をよく聞きましょう」


現在防災警戒情報のレベルは2

レベル4になると全員避難なので今後の情報が

生死をわけることになる


🇮🇹「なんでこんな目に遭わないといけないんね…」


🇯🇵「アメリカさんが昨日言ったでしょう?自然は待ってくれないんです。絶対に生き残りましょう」


またもや訪れる死への不安を紛らわすため、

イタリアの手を強く握った



気象庁の発表から15時間後。防災警戒情報は

レベル3に達した

ラジオでは川の水位の情報が伝えられている


キャスター「もう少し降れば氾濫する予想です!みなさん早く避難を!」


🇯🇵「皆さん準備はまとめましたか?」


🇺🇸「おう」


🇵🇼「ナイチー!早く避難しよ!」


🇯🇵「分かってます。準備はできましたか?」


だがパラオのリュックは荷物いっぱいで重く、

とても避難するには足手纏いに見える


🇬🇧「パラオ…もう少し減らしたほうが…」


🇵🇼「やだ!この中にはパラオの宝物がいっぱいあるの!」


🇯🇵「パラオ、それも大事ですけど自分の命優先にしてください」


🇵🇼「やだ!」


🇯🇵「あなたは死んでいいのですか?」


普段言わない日本の厳しい言葉

ロシア、ドイツと続けて失い、またさらに

誰かが死ぬ可能性も出てきた中、そうなってしまうのは仕方のないことだ

これ以上誰か死んだら日本の心は持たない


🇵🇼「ごめんなさい…少し減らしてきます」


🇯🇵「…わかりました。パラオの荷物を少し私たちが持ちます」


🇵🇼「え!?いいの!?ナイチやさしー!」


喜びのあまり日本に抱きつく


🇨🇳「そんなことしてないで早く入れろアル…」


キャスター「あ!今川が堤防を超えました!氾濫です!今すぐ逃げること!」


ラジオの音が割れるほど聞こえてきたのは

最悪の知らせ

大雨が降っている。おまけに夜

避難しにくい状況下に今彼らは置かれている


🇺🇸「嘘だろ…こんなに早く」


イタリアは荷物を持ちドアを勢いよく開け


「早く逃げるんね!死にたくないんね!」


🇫🇷「…濡れる覚悟で行こう!忘れ物ないね!」


豪雨の中、灯りを照らしつつ彼らは外に出る

ハザードマップによれば、その川と仮設住宅の

直線距離はおよそ300m

避難所扱いのビルまでは650m



🐈「お兄ちゃん!早く行くよ!」


🌳「落ちつきつつ、早く行くぞ」


日本一家も準備ができた様子であった


冷たい雨が彼らの体に降り注ぐ

季節は冬であるため、気温と雨で体感温度は

より低く感じるようになる


🇯🇵「ハックション!」


転ばぬよう、明かりをつけていくが、この懐中電灯は電池式であるためいつ消えるかもわからない


🇺🇸「寒いな…」


ただひたすらに打ちつける雨

鳴り止まない雷鳴

大雨の中避難をする者達へ不安を掻き立てる


🇨🇳「おい日本!これを着ろアル!」


くしゃみもし、寒そうな日本を自らの上着を着せる


🇨🇳「お前は体調崩しやすいんだから困るアル!」


🇬🇧「まだ見えないのですか…?もう15分は歩いた気がします」


そして、先がほぼ見えない恐怖


🇯🇵「夜に避難して良かったんでしょうか…」


幸い、手元のスマホのマップを見ると

避難所へのルートはあっていて、残り200mだ

少し希望が湧いてきたそのとき


おーーい!水が来てるぞー!早く逃げろー!」

近くのマンションから人が叫んでいる

だが暗いためどの方向から来ているのもわからない

あっという間に来る水の脅威


🇮🇹「やばいんね!もう終わりなんね!」


イタリアはついにパニック発作を起こしてしまった


🇯🇵「多分あの人たちは私たちに気づいていません…なら!」


懐中電灯を振り回し、自分たちの居場所を伝える


🇯🇵「私たちはここにいまーす!マンションは

何処ですかー!」


何度でも大きな声で叫ぶ

今までの人生で出した声よりも大きい声で


🇫🇮「!!!この声は日本か!おい!まだ避難できてない人がいます!」


避難していた人たちに彼らの現状を伝えたのは

ひと足先に避難していたフィンランドであった


市民1「何!?(外を見回すとクルクル回る光に気づく)こっちだ!そのまままっすぐこーい!」


🇺🇸「Japan!お前の決死の叫びは聞こえたぞ!このまま真っ直ぐ行けば助かる!」


🇯🇵「よし!そうと決まれば走りますよ!」


すると後ろから

ドドドド…

さっきよりも大きい水の轟音が音が耳に入る

命を奪う水はすぐそこまで来ている


避難が先か、死が先か


To be continue





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