ゾムの家に行って話をしてから1週間が経とうとしていた。
「ここ最近ゾム学校来へんなぁ…」
「いやほんまに…」
「大丈夫かな」
なんかゾムと居るとようわからんけど安心すんねんな
アイツの部屋も初めての筈なのに何回も行った事があるような懐かしい感じがした。
【シャオロン】
あの日ゾム頭痛いって言ってたけど絶対ちゃうやん。
目に涙溜めてよ何もないわけないやん…!
アイツ何考えてるんやろ、、、
一方ゾムは、、、
なんで俺の事覚えてへんねや…
しかもよく考えたらシャオロンの方がしんどい立場なんかもしれへんなぁ…
すまんなシャオロン。巻き込んで、
最近はロボロとの思い出を思い出したり、見返したりしていると何とも言えん虚無感に襲われた。
俺は普段からアイツといて、アイツが居るのが当たり前みたいみ思ってたけど、
あの日々は、、当たり前じゃ無かったんやな、、、。
何回後悔を繰り返したら気が済むんや俺は…!!
やっぱり何度も自覚してきたけど人は失ってから大切なものに気づくんやな、、。
また、あの頃のロボロに会いたいよ…
そう言えば昔ロボロと大きい喧嘩したっけな、、、
一番印象に残ってるの喧嘩は…
回想
何で喧嘩したっけな…?
そうだ、 夏休みのある日の公園の帰り道。
オレが怒鳴った。
ロボロが勝手に「 ゾムがピアノやめた」って、みんなの前で話したのが原因や。
「いや、別に悪気はなかってん! みんなに『ゾム最近来ーへんな』言われて……」
「言い訳せんでええ! 勝手にそんなこと言わんといてや! お前、俺の気持ちなんかなんも分かってへんやろ!」
感情が爆発して、ゾムは涙をこらえるように顔をしかめた。
「もうええわ。……絶交や、ロボロとはもう絶対遊ばへん!」
その言葉に、ロボロは目を見開いて固まったまま、一言も返せへんかった。
「あのとき……俺があんな言い方せんかったら……」
ゾムは小さく呟いた。
ロボロはその喧嘩のことさえ覚えてない。いや──記憶ごと、どこかに置き去りにされてる。
1日話さんかっただけで悲しくなってお互い謝って喧嘩は済んだ。
けど、アレとコレとでは訳が違う。
ゾムの中では、今でも鮮やかに残ってる。
それは“傷”やなくて、むしろ大事な「思い出」のひとつやった。
懐かしいな、、、俺が昔あんなこと言ったからかなぁ、、、
言霊ってホンマにあんねや、、。もっと考えてから喋ればよかったな
今はまだシャオロンのお陰で辛うじて仲を保ててるけど、シャオロンが居なかったら絶交も同然だったんちゃうか…?
あぁ……どうすればええんや…
何やっても思い出してもらえんくて、全部全部空回りで……
もう、どうすればええんや…、誰か教えてくれ…!誰か、たす…けてぇ……、!!
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