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「もういいよ。こっちからは攻撃しないし、あんたから攻撃してきたって。あたしにはなんの脅威でもない・・どーする???」

「うん。もう、いいよ」

「もう“解除”したの??」

少女は、口でいうほどに驚嘆(キョウタン)した声は出さなかった。むしろ“それくらいは標準(ステータス)”とでもいいたげに”Sっぽい”目で、舐めるように僕らをみた。また、”あんな風に”教育してあげる。と、どう見ても“眼”が語っていた。・・勘弁してくれよ、マジで。

「あのさ」

「ん??どーしたの?お兄ちゃん」

いや、ん??じゃねーよ。メスガキ。

どー見ても、僕とボクが“代わった”時で態度が違いすぎる。さっきまで“ドSお嬢様”キャラだったクセに、急激に”ニャンニャン”しやがって。ーーっていうか、いつから“ふたりいる”ことに気づかれたかも定かじゃない。そう。たしか、“16話”の時点で、すでに“憑き物”(ツキモノ)とか。ボクでさえ知らないようなことをペラペラと話してたし。・・まぁ、師匠の”じつの娘”だ。べつに不思議じゃないか。イヤな感じではあるけど。

「左腕、ないままなんだけど」

「あ、ゴッメーン。うっかりしてたァ」

・・このクソガキ。

“ボク”には何故か“めっぽう優しい”ようで。メスガキ・・少女はすぐに“消えた左腕”を戻した。“お父さん”(つまり、僕らにとっての師匠)の“殺し方”も教えてくれるというので、ボクは”ホイホイ”と。まるで、菓子か玩具に釣られる愚かしい子どものようについてーー

「あのさ?兄さん。あんまり、悪意をばら撒くような口上はヤメてくれない??」

あッ‼︎?なんでだよ?おまえはな、他人を信用しすぎなんだよ。・・・わかってんのか??

「わかってるよ。あと。小さな女の子をみたらすぐ、“メスガキ”認定するのもヤメてよ??」

「メスガキって、あたしのこと??」

そーだ。まな板ロリガキ。チチなし。

「ち、違うよ。“こっち”の話だよ」

「わかってるってーークスッ。カワイイんだから」

かわいいッ‼︎‼︎?あッ‼︎‼︎??やっぱ、このクソガキーーーブッ殺ーーー

「ヤメなって・・。大丈夫だよ、カワイイってのは“敵じゃない”証拠だろ??しかも、依頼人ぶっ殺してどーするのさ??」

ーーまぁ、一理ある。

ただ、依頼人とはいっても。いきなり“僕ら”に襲いかかって、左腕やら頭部やらを“消された”のは事実だ。どんな能力かもわからない。ハッキリと素性が割れるまでは、安易に依頼人として受け入れない方がいい。危険すぎる。

「で、お父さんを“陰陽師として”殺して欲しいっていう依頼は受けてくれるの??」

「受けるよ。でも、どうしたらいいのかな?」

・・メスガキめ。ボクを籠絡(ロウラク)しやがって。チチなし、まな板ロリめ。バケノカワを剥いでやるからな。いつか、必ず。

「簡単だよ。芳乃(ヨシノ)を殺せばいいんだよ」

「よ、芳乃??」

幽霊探偵なんてやってられるか

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