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💙視点
俺、渡辺翔太。
高校生。
ある日、名前も知らない年上の人に恋をした。
俺が深夜12時頃、家族と喧嘩して家出をして彷徨っていた。
💙「こんな時に限って雨かよ…」
俺の体はびちゃびちゃに濡れていた。
寒い。
俺は低体温症のようになり、座り込んでしまった。
💙「死ぬかも…笑」
そんな時、彼に出会った。
俺は彼を無視した。
相手も無視するだろう。
黙って座り込んでいると、彼が話しかけてきた。
❤「君、高校生だよね…?」
「こんな夜遅くにどうしたの?」
「体も濡れちゃってるし…」
💙「話しかけてくんな。」
❤「いや、でも…」
そう言い、彼は自分が被っていた傘を俺に向けた。
💙「お前もしゃがむと濡れるだろ」
❤「…」
「分かってたんだね。」
「これ以上俺を濡れさせたくないなら俺の家に来て」
あいつは本当に強引。
でも人想い。
俺はあいつの家に行くしか無かったんだ。
❤「とりあえず風呂、沸かしたから入って!」
💙「…」
❤「俺と入る?w」
💙「は!///」
こいつなんかと風呂なんて入りたくない!!
💙「上がりました…」
❤「了解」
「俺も入ってくるね」
この時から、もう俺は好きだったかもしれない。
〜数日後〜
俺が恋を自覚したのはこの頃から。
命の恩人に恋とか変だよな。
これ以上居たら迷惑だし、なにをするか分からない。
💙「俺、家帰るわ。」
❤「…そっか。」
「待ってるよ!」
そこから俺は、定期的に彼の家に遊びに行くことが多くなった。
くだらない雑談。
相手が俺のことを好きかは分からない。
両思いになりたい、付き合いたい。
でも、俺はこの日常が終わるのが嫌だった。
いつ終わるか分からない日常。
いつか終わる日常。
いつまでも続くといいな。