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#都道府県大好きオタク
白岡 白
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8月7日、ミスターバナナの誕生日。
…なのだが、現在、ケーキ作るのにもキッチンはドタバタだった。
「兄貴!バナナのケーキなんだから唐辛子入れんな!!」
「分かってねぇな、弟。これ入れると料理は大抵上手くなるんだぜ?」
「いやそれはデザートには合わねぇよ!!」
「ブラックぅ!そぉれは料理には入れん!!」
「いえ、このエンダードラゴンの頭入れれば美味しくなるに違いません」
「いいから今すぐそれは入れんな!!」
すまない先生は、苦笑いしていた。
ミスターバナナは、みんなの中でもかなり料理が得意。
そのため、市販のケーキでは味気ないと思い、手作りケーキ作ることになったのだが、
如何せん、こんな状況だった。
それと、ミスターバナナは勘が鋭いのか、様子がおかしいことに恐らく気づいているのだろう。
「ほらほらみんな!喧嘩しない!それと、口じゃなくて、手を動かそうか!バナナくんが帰ってくるまであと1時間しかないから!」
すまない先生は手を鳴らし、そう指示した。
──あと1時間で、ミスターバナナは依頼から帰ってくる“はず”なのだが。
✵✵✵✵✵
「・・・で?この状況について、説明してくれませんか?」
ミスターバナナが仁王立ちで腕を組んで立っており、すまない先生達は全員正座。
キッチンは黒煙上がってるわ、半壊してるわ、クリームが壁に飛んでるわで大惨事だったのだ。
突然帰ってきたバナナに、みんなが驚き、スープにエンダードラゴンの頭が入って黒煙吹き出し、すまない先生の馬鹿力で間違ってまな板置いてる台こと真っ二つにしてしまったり、赤ちゃんの力加減のミスでクリームが飛び散らかったりなどだった。
「・・・なんでこんなことになったんですか?ブラックがまた変な調味料入れたからか?レッドがまた唐辛子を沢山入れまくったからですか?」
すまない先生とレッド達は、もうごまかせないと悟り、すまない先生は重い口を開いた。
「・・・今日、バナナくんの、誕生日だから、ケーキや料理を作ろうとして・・・」
その言葉に、ミスターバナナはカレンダーを見て
「そういえば今日だったな」
と呟いた。
どうやら、本人も忘れていたようだ。
「・・・はぁ・・・」
呆れのため息なのか、すまない先生達は思わずビクッと肩が震える。すると、
「・・・それじゃあ、一緒に作りますか?」
その言葉に、すまない先生達は顔を上げた。
「・・・怒らないのか?」
銀さんが恐る恐る声をかける。
「怒る?怒るわけないだろ。確かにキッチンめちゃくちゃなのは少しムカッとはしたが・・・」
「うぐっ」
思わず呻くすまない先生達。
「・・・けど、僕の誕生日の為に料理しようとしてくれたことには怒らない。むしろ、凄く嬉しい」
そういい、ミスターバナナは笑った。そして、手際よくエプロンを身につけた。
「ほら、早く片付けて料理しましょう。早くしないと僕が全部作り終えますよ?」
それにすまない先生達は慌てて片付けを手伝った。
✵✵✵✵✵
そして、夕日が沈む時間。
机の上には料理と、ケーキが並び、みんなでミスターバナナの誕生日を祝った。
紙吹雪が舞い、笑いが溢れ、とてもとても、楽しい時間が続いた。
コメント
1件
読了しました〜!🥀💭 もうね、キッチン大惨事のくだりが面白すぎて吹きました😂 エンダードラゴンの頭って…!笑 でも「怒るわけないだろ」からの「一緒に作りますか?」は沁みました…。自分の誕生日を忘れてるのも含めて、バナナくんの優しさが眩しい。賑やかで温かい1話、素敵でした🌙🤍