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わぁぁぁぁぁ!!!!!????これ太は記憶あって乱は太を見て本編思い出した系か!?エッ好きすぎますありがとうございます…!!😊相変わらず語彙力というか表現力が素晴らしい…!!
彼は僕を見て、一言そう言った-
前書き
此れはBEASTの世界線です
太が乱に偶然奇跡の出逢いをしていたら…という仮定をコンセプトに乱歩さんから贈る物語です
第一話は*彼奴との出逢いと拾われた孤児-*
蝉の聲が喧しいと思えるほどの鳴き声が聞こえる
そんな日の出来事だった
僕が目を覚ますと何時も通りの部屋の風景、何時も通りの天井が視界に映り込む
僕は体を起こし、仕事へと行く準備を始めた
一通り終わると僕は台所の冷蔵庫からラムネを取り一気に喉へと流し込む
喉がシュワシュワして痛気持ちいい、
朝の眠気覚ましにはラムネを飲むのが一番だと個人的には感じている
僕は窓辺から若干差し込む日差しを見ながらラムネを飲み干した
行くか、
そうして僕は仕事場である武装探偵社へと足を動かしたのだった-
武装探偵社-
僕は何時も通りオフィスの扉を開ける
乱「おはよ…誰?その子?」
オフィスに入るとまだ20未満らしい無表情の少年が社の皆に囲まれていた
不意に部下である国木田に声を掛けられる
国「嗚呼、乱歩さん。お早う御座います。彼は-」
『僕は芥川龍之介。織田作之助に拾われ此処に入ることとなった者だ』
その少年が判りやすくペラペラと僕へ自己紹介をしてくれた
乱「へぇ~この社に入る事になったのか…国木田、社長には報告したのか?」
国「はい、勿論です」
国木田ははっきりと僕に告げた
乱「んじゃ、君はもう此所の社員って訳だ!」
芥「そうだ。だが乱歩とやら、まだ貴様の自己紹介を聞いていない」
乱「僕の名前は江戸川乱歩、此所の名探偵をしてる。一応此所では社長除けば最年長だね。」
芥「ッ!?!?最年長…ッ!?」
てっきり自分よりも年下かと思ってたって顔してる~
そんなに若く見られたことそんなに無いんだけどな、
芥「すいません。年上とは知らず、」
乱「なんだ~敬語話せるんじゃん(笑)なら此処では大抵出来るね、」
敬語が話せるのであれば悪評も付かないだろうし、多少は常識あるってことかな
乱「ところで織田君何処~?」
国「うずまきでカレーライスを食べているかと」
乱「んじゃ!僕ヤツガレ君とうずまき行ってくる~!」
国「えッ!?一寸乱歩さ~ん!!!」
芥「あッ、ちょッッ!」
僕とヤツガレ君はそう言い残してバタンッと扉の音を立てながらオフィスをあとにするのだった
僕とヤツガレ君が店の扉を開けた瞬間、カランコロンと扉のベルが鳴る
乱「織田さっくん居る~??」
僕がぐいぐいと店の中へ入る中、マスターが此方を伺う
マスター「いらっしゃい。織田さんなら此処に、」
織田さっくんが目だけ此方を見る
織「乱歩と芥川か」
乱「あ!居た居た!!織田さっく~ん!!」
芥「お早う御座います、織田さん。」
織「嗚呼、二人共お早う」
織田さっくんは静かに挨拶をする
僕はひょいと織田さっくんの隣の席へと座り込む
乱「本当に織田さっくんって変な趣味してるよね~孤児を毎回拾ってくるんだから」
僕がそう言うと織田さっくんは良いじゃないかと言わんばかりの表情をする
芥「織田さん、昨日はどうも有難う御座いました」
ヤツガレ君が織田作に敬意を込めたお礼を言う
織「いや、良いんだ。こんなこと日常茶飯事だからな」
芥「ですが…僕は恩を作ってしまった。此の事実は変わり無い」
ヤツガレ君ってもしかして融通が利かないタイプ…?
乱「はぁ、んじゃまあ、ヤツガレ君のことは全部織田作。君に任せるから、宜しくね~」
織「嗚呼、任せろ」
そう頼もしい返事を片耳で聞きながら僕は店をあとにした-
僕が気分転換に街を散歩しているとドンッと誰かとぶつかってしまった
乱「いてて…ッもう~ぶつかってこないでよ…」
『すいません。大丈夫ですか?』
瞬間に体全体に違和感を覚えた。
違和感とは僕は彼を知っているようで知らないという矛盾が強制的に頭に語りかけてくるような違和感
乱「嗚呼、大丈夫だけど…」
僕が声の主に目線を向けると黒外套を着ている包帯ぐるぐる巻きの人が視界に入ってきた
包帯というキーワードから僕は包帯無駄遣い装置…なんてキーワードが頭からふわりと浮かんできた
僕は一体何を考えて居るのだろうか、
僕は段々と馬鹿馬鹿しく思えてきた
???「貴方の眼は言葉に表せられない程美しい…」ボソッ
乱「ん?何か言った??」
???「…いえ、」
乱「そっか、」
見たことある様な気がする…
???「では私は此れで、さようなら。‘‘乱歩さん‘‘」
彼奴はそう言い走り去ってしまった
…あれ、?僕、彼奴に名前教えたっけ?
その時僕は何故?どうして?としか考えられなくなった
僕は一体どうしてしまったのだろうか、心臓が珍しく騒々しく高鳴る
僕はドクンドクンと鳴り響く自身の心臓に手を当て、何処か不思議と懐かしく思える様な此の気持ちを
僕はこっそりと心の懐に忍び込ませるのだった
相変わらずの素敵な眼だ-
続-
後書き-
乱歩さんは太宰さんにぶつかってしまったことから元の世界線の記憶が戻ってきそうになってる
というのが最後の展開でした。
因みに太宰さんの記憶は探偵社での最新の記憶も入っている、という設定です。
勝手な捏造すいません、
ということで此処まで御視聴有難う御座いました。
また次のストーリーでお会いしましょう。
ばいちゃんこ!