テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
前書き
こんにちは、こんばんは。なかぢまです。
皆さんはなにが楽器を演奏できますでしょうか?
私は簡単なリコーダーくらいしかできません。一時期リコーダーをめっちゃくちゃ極めてた時期があるのでその名残りです。
私の話はどうでもいいのですが、楽器を素敵に演奏できる人、かっこいいですよね。
ってなわけで今回はそんなお話です。
🇬🇧♂×🇫🇷♀
途中視点変化あり
学パロ
政治的意図は一切ございません。
地雷さん右回れ↪︎
それでは本編へ…
キーンコーンカーンコーン。
放課後。
終わりのチャイムが学校全体を包み込み、15時30分を知らせる。
友達とだべりながらゆっくり帰る人も、一人で帰る人も、自習をする人も、居残りをする人も。
私はいつも図書室で少し自習をしてから帰るのが日課なのだ。
教科書にノート。筆箱を鞄にしっかり入れて。
階段を降りて図書室へ向かう。
まとめて、理解して、復習して。
ざっとこんなもんかと、冷房で冷やされた腕を天井目掛け伸ばす。
鞄の中を整頓しつつ持ち物をまとめ、入れ始めた。
しかし、確かにカバンに入れたはずのバイオリンの楽譜がない。
教室に忘れたかと、ため息をつきながら自分の教室のある3階へ向かった。
「…あるとしたらここなんですが…。」
机の奥深くまで探しても見当たらない。どこかに置いてきてしまったのだろうか。
すると、音楽室の方から何やら音が聞こえてきた。
♪〜♪♪〜♪♪……
「この音楽…。」
私が無くした楽譜の曲…?
気になってしまったものは仕方がない。とにかく私はその正体を知りたくて、考える前に音楽室へ向かっていた。
音楽室。いつもは鍵が閉まっていて許可なしでは入れないはず。
素敵な音色にうっとりとしてしまう。力強く、でもどこか儚く聞こえるその音色に。
「‥失礼します。」
恐る恐る扉を開いてみると、そこには…。
♪〜♪♪〜♪♪〜。
私が大好きな音楽。子供の時からこの曲を聴いて育ってきた。
バイオリンを片手に音色を奏でる。
やっぱり大好きな音楽だ。
ずっとこの音楽の中に閉じこもっていたい。
すると、不意に後ろからもう一つの音色が。
「…その響かせ方の癖。イギリスでしょ?」
「ははっ、バレてしまいましたか。」
音楽を奏でている時は静かなんだから、普段もこれくらい静かにすればいいのに。
なんて、私が言えたもんじゃないわね。
「この楽譜、アンタのだったの?その辺に落ちてたからもういらないのかと思ってもらっちゃった。」
「その辺に落ちてるからって勝手に使わない方がいいですよ。」
「まあ、今回はアンタのだったから別にいいじゃない。」
「私がよくないんですが。…まあ、でも、いいですよ。」
二人の音色の名残りか、涼しげな風が窓の隙を通り抜ける。
「…また明日、練習に付き合ってくれますか?」
「いいの?アンタなら人脈もあるでしょ?」
「ええ。いいんです。あなたは嫌いですが、あなたの音色は好きです。」
「そんなこと言ったって私目当てでしょ?」
「…それはどうでしょうね。」
「…えっ、ちょ、否定するなら否定しなさいよ!!」
二人を照らすように太陽がピカピカと笑っていた。
後書き
楽しんでいただけたでしょうか?
今回は本当に息抜きと表現法練習ののんびりノベルなのであんまり中身ないかもですが。
もっと文字書き極めて素敵なイギフラ書けるようにしたいです🫶
それではまた会いましょう!
良いカンヒュライブを〜!
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!