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昼ご飯がまだだった。
お腹空いたな。何食べようか、その前にコイツだが。
のぼせたまヨロヨロと冷蔵庫から麦茶を取り出して飲む。
いくらか楽になる。
カラーボックスから予備のバスタオルを全裸の夜桜にぶん投げ、仕方なく夜桜が着れそうな服を引っ張り出す。
バスタオルを投げつれられた夜桜はバスタオルを抱きしめて硬直して動かない。
恍惚とした表情なのが嫌すぎる。
月陽はベットに座り、夜桜用の服を自分の横に置く。
言うまでもないが月陽はジャージに着替え済みだ。
ジャージは素晴らしい。機動性があってそこまでダサくない。月陽は可愛らしい系は苦手な為に簡素なものを好む。
「濡れるから拭いてくれる?」
月陽に言われてハッとしたように動き出す。月陽の元に。
「ストップ、なぜこっちに来る」
「えっ?拭いてって言ったじゃん」
「お前自身を拭けって意味だよ、分かるだろ」
「月陽の髪の毛ワンチャンないっすか?」
「ないね、拭いたら取り敢えずこれ着て」
「これは?」
「キャラTとジャージ。で、昼ごはんどうする?」
「私が振舞おう!」
キメ顔で変なポーズで宣言されてもなぁ。
「服きたらいいよ」
「あ、うん。何ある?」
「……カップラーメン」
「マジか」
「……昼は最近こんなもん何だって」
「じゃ、夜ご飯何食べる?」
「買い出し行かなきゃ何も無いよ」
「いいね、デートだね!」
テンション高ぇな、洗濯まだ終わんないかな。