皆さんこんばんは!
♡2000ありがとうございます!!
それでは続きです!
月島side
山口がトイレと言ってどれくらい経っただろうか。明らかに遅すぎる。他の人達も『山口遅くね?』と言い出してきた。みんな山口を心配してザワザワしてた。山口は携帯を持って行っていたので電話を掛けてみるが掛からない。その瞬間背中がゾワッとした。嫌な予感がする。いても経っても居られなくて部室を出ようとすると澤村さんと菅原さんに止められた。
『月島。何で今山口が居ないのか心当たりがあるのか?』
もうこれは話さなければならない。と思い
『実は…….山口虐めを受けているんです。』
全員『え…….』
『それで、倉庫で山口が暴力受けているのをみて、でも止められなくて…….』
自分の不甲斐なさに涙が出そうになる。
『月島、よく言ってくれたな。』
澤村さんが肩をぽん。と叩いてくれた。
『よし。俺と月島、そして縁下と田中一緒に来てくれ。菅原と東峰は残りのみんなをまとめてくれ。』
『うん。任せて/おう。任せろ』
澤村さん、縁下さん、田中さんで倉庫へ向かった。
『最期の1発いきまーす』
モブ男の声がした。次僕の視界に横たわって動かない山口がみえた。
『山口っ!!』
モブ男達が自分の声を聞いて『げっ』と言った後すぐに逃げようとした。
田中
『おい!お前ら逃げんじゃねぇーぞ!!!』田中さんに続いて縁下さん、澤村さんがモブ男達を取り押さえていた。
僕はすぐに山口を抱えた。山口!山口っ!!とずっと呼び続けても反応が無い。体が冷えきっていて、腹部を触ると手に山口の血がついた。
澤村
『つきし……!はや………………べ』
澤村
『つきしま!はやく………よべ!』
澤村
『月島っ!早く救急車と警察呼べ!』
そうだ、早く救急車呼ばないと。
あれ、救急車の番号何だったっけ?
どうしよう、早く救急車呼ばないと山口が死んじゃう…あ、思い出した『119』だ。早く連絡しないと、
電話を開き、番号を押そうとしても手が震えて上手く押せない。早く救急車呼ばないと目の前にいる山口が死んでしまう…焦りでだんだん呼吸が早くなる。『ヒユッ』と喉から音がした。
『ハッ!ヒューハァハァ、カヒュッゼェケホッヒユッハァハァ』
すぐに過呼吸だと理解した。山口が危険な時に自分が過呼吸になってる場合なんかじゃないって分かっているのに、そう考えれば考える程『ヒュッ』と息がどんどん早くなっていく
澤村
『月島っ!しっかりしろ!!』
そんな事は分かっている。心の中で落ち着けようとしても体が言う事を聞いてくれない。
澤村side
これ以上は月島も危険だと判断した自分は片腕でモブ男を押さえつけ、スガに『今すぐ倉庫に来てくれ。』と連絡を入れた。
数分もしない内にスガが来た。
月島を見てすぐに今自分が何をするべきか理解してくれたようで安心した。
菅原side
大地から『すぐに来い。』と言われて倉庫に来てみると動かない山口を抱えた月島が過呼吸を起こしていた。もし自分が月島と同じ立場だったら同じような事になっていただろう。でも自分はその立場では無いのと、先輩である限り後輩をちゃんとフォローしなければと考えれば少し冷静になれた気がした。
『月島ぁ息ちゃんと吐き出そうな。』
月島の背中を擦りながら『救急車呼んだ?』と聞くと月島は首を横に振ったので自分が代わりに救急車と警察を呼んだ。
電話から『事件ですか?救急ですか?』と聞かれ
『男子高校生1人が腹部を刺されて意識不明になっていて、その刺した人物がここに居ます。場所は烏野高校体育館側にある倉庫です。』と俺が見て判断出来た所を詳しく教えた。『分かりました。至急パトカーと救急車を向かわせます。』と言い、電話は切れた。
すぐに月島の方を向き『山口は大丈夫だから、落ち着いて呼吸しような』と出来る限り優しい声で接することに努める。救急車を呼ぶ声を聞いて安心したのか呼吸もだんだん落ち着いて来て治まった。すぐにパトカーのサイレンが聞こえてその後すぐに救急車のサイレンも聞こえてきて肩の力が抜けた。俺はすぐに倉庫前に移動して救命士たちに居場所を教えた。その間にサイレンの音に気づき何事かと走ってきた武田先生が澤村に事情を聞いていた。
山口には武田先生がつき、救急車は病院に向かって走って行った。モブ男達は警察の人に事情聴取を受けていたが、山口を虐めた事をずっと否定していた。
月島side
モブ男達は警察官に山口の事を聞かれても黙ったり、否定するの一点張りだった。この期に及んでまだ逃げようとするのか。主犯であろう人の次の一言に殺意が湧いた。
『春高前にこんなに大騒ぎして大丈夫なんですかね?証拠も無いのにもし勘違いだったら取り返しつきませんよねw』
僕は無意識にそのクズ野郎に殴り掛かっていた。『今なら殺人者になっても良いかな』と思えるぐらい相手が憎かった。殴り掛かった手は田中さんと縁下さんによって止められ、澤村さんは『こんな奴のせいで自分の手を汚すな。』と言われ膝からガックリと崩れ落ちた。それを見てモブ男達はクスクスと笑っている。モブ男達は
『とにかく俺らは山口を虐めていません。そこの4人の先輩方と月島が土下座して『すみませんでした。』って謝ってくれれば俺らは口外しません。』
『アハハハハハ』と大声でモブ男達がバカにするように笑い、『ほら、早く謝って下さーいwww』
僕はスマホに手を伸ばしある動画を最大音量で流した。
続き♡1000
宜しくお願いします🙏💦
コメント
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2000にしたぞー
1000まで押したぞー!手痛い…ww作品楽しみ待ってます!
一人で200までした…