テラーノベル
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本作品はsxxn様の二次創作になります
ご本人様のとは一切関係ありません
血流表現・病み・鬱・精神病要素を含みます
苦手な方・地雷の方はお控えください
本作品は兄弟パロ・学生パロです
緑
黄の1歳下の弟
黄
緑の1歳上の兄
精神病持ち
「Buwa For You」と検索して前作の「For You」を先に読むことをオススメいたします
緑side:
ある日の夜、真剣な様子で黄ちゃんに話があると言われてリビングに呼び出された
心無しか黄ちゃんの纏う空気も、リビングを漂う空気も重たい
黄ちゃんが顔を強ばらせながら俺をじっと見ている
緑「…ね、黄ちゃん、話って何…かな」
薄笑いを浮かべて黄ちゃんは口を開いた
その絶望したような、決心をしたような顔に嫌な予感がした
黄「俺ね、バイト…また始めようと思うんだ」
言葉が出なかった
もちろん黄ちゃんがバイトを再開して家の支えになってくれたり、社会に慣れてくれるのはとても嬉しいことだ
でもそれで前のバイトでは失敗してやめさせられた
わざわざ黄ちゃんが無理してバイトするほど家計は今は苦しくない
緑「な、なんで…?別に大丈夫だよ?…黄ちゃんが無理することなんてないよ?」
そっと黄ちゃんの手が机を挟んで俺の頬に触れた
その目はちゃんと、弟を愛おしむ兄の光を宿している
その光に思わず背筋が伸びた
黄「嘘、…すごい隈だよ」
返す言葉もなく、俺は俯いて黙り込んでしまった
それに俺は自分が壊れてきていることに薄々気付いている
お風呂は本当は入りたくないし、学校にもバイトにも行きたくない、黄ちゃん以外の人に会いたくない、明日が来て欲しくない
でも生きるためには俺が多少の無茶をしてのけるしかない
だからこうやって無理しているんだ
緑「…俺は大丈夫だからさ、…黄ちゃんはバイトなんてしなくていいよ」
そう言っても黄ちゃんは諦めてくれなかった
翌日、今度面接に行ってくると伝えられた
黄side:
バイトの面接の日が間近となっている
スーツなんて持っていないし、買うお金もないから高校の制服を着て行くことにした
それが吉と出るか凶と出るかは分からない
外に行くのも、緑くん以外の人と会うのすら久しぶりだった
黄「、はぁ…」
本来、俺の患っている精神病は個人差はあるものの家を出られない程の病気ではないらしい
だが俺の元々の性格やメンタル、社会性からここまで悪化している
もしかしたら他の精神病も患っているかもしれない
でも俺は緑くんのためにバイトを再開することを決めた
黄「練習、してみようかな」
することもなかったのでベッドからようやく起き上がりクローゼットに手をかける
白いカッターシャツに焦げ茶のブレザー
見るだけで高校へ行っていた頃の嫌な記憶が鮮明に蘇ってくる
母子家庭なこと、精神病を患っていること、俺が優秀な緑くんの兄であること
それらを武器に罵倒されて虐められた思い出
黄「っ、はぁ…、っ…あ”、」
体が怒りや悲しみに支配される
気が付けば、制服を跡形ももないくらいびりびりに刃物で切り裂いていた
俺のものじゃないみたいに体は素早く、力強く動く
黄「嫌や…嫌やっ、!」
どれだけ引き裂いても嫌な思い出は消えてくれない
むしろあの顔や声が濃く、はっきりと俺の頭の中に浮かび上がった
手の間から刃物がするりと抜けて床に突き刺さった
その音で我に返る
黄「せ、制服…嘘、…どうしよ…っ」
また緑くんに迷惑かけちゃう
怒られるかもしれない、呆れられるかもしれない、見捨てられるかもしれない
焦りや動揺から、頭の中を悪い考えばかりが巡る
俺は呆然と立ち尽くすことしか出来なかった
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