お久しぶりです!
2週間ぶりでしょうか?
大変長らく待たせてしまいすみませんでした💦今日でテストが終わったのでこれからまた、投稿を再開していこうと思っています!
これからも是非、よろしくお願いします!
あと、一つ謝らなきゃいけないことがあって前回投稿した話が第9話ぐらいだったと思います。しかし、間が空きすぎて自分の書きたい展開がわからなくなってしまったので何話か消して新しい展開にしています。
楽しみにしてくださっていたのに大変申し訳ございません💦
⚠️太宰さん病み
⚠️キャラ崩壊
⚠️暴言あり
地雷の方は見ない事をお勧めします
では、本編へどうぞ!
気づけば朝になっていた。布団はぐちゃぐちゃになったままで、横には太宰が寝ている。どうやら寝落ちしてしまったようだ。
中也「…太宰、おはよう」
太宰「ん、おはよ」
中也「体調は大丈夫か?」
太宰「なんか今日は怠い」
中也「そうか」
そういうと太宰は、再び布団に寝っ転がり丸まってしまった。何処か体調が悪そうだ。
中也「朝ごはん要るか?」
太宰「…要らない」
中也「分かった、何かあったら言え」
そう言って部屋を後にした。
中也『首領に連絡するか?』
中也「あ、そう言えば」
森《気分の上がり下がりが激しい》
中也「って言ってたな」
中也「今日は気分が下がってるのか?」
中也「あ”ぁ、分かんねぇ」
◯◯「ズビッ」
中也「泣いてる声?」
泣いているような声が聞こえた部屋に行き、扉を開けると布団に覆い被さって蹲っている太宰が居た。どうやら泣いているようだ。
中也「どうしたんだ?太宰」
太宰「…..」
中也「…..」
中也『何も話してくれねぇな』
太宰「…一人にして」
中也「…分かった」
ガチャン
太宰「…..」
太宰『如何してこんなに気持ちが暗いんだろ。なんか苦しくてつらい。中也があんなに優しくしてくれてるのに冷たい態度ばっかり』
太宰「…私なんか死んじゃえばいいのに」
中也「太宰」
太宰「ビクッ」
太宰「未だ居たの…?」
中也「太宰、どういう事だ?」
太宰「…..」
中也「【死んじゃえばいい】って言うのはどういう気持ちで言ってんだ?」
太宰「…一人にしてって言ったでしょ?」
中也「そんな言葉聞いて、太宰を一人にできる訳ねぇだろ」
太宰「…..」
中也「言ったろ、なんでも言えって」
太宰「…なんかね」
中也「うん」
太宰「如何しても気分が上がらないんだ。誰とも話したくなくてネガティブな事ばっかり考えてしまう。さっきだって中也に酷い態度とった」
太宰「そんな自分に嫌気がさして…死んじゃえばいいのにって言った」
中也「そうだったのか、気づけなくてすまなかった。太宰の態度に対してはなんとも思ってないから気にしなくていい」
そう言って太宰の事を優しく抱きしめた。…幼い子供のように優しく、優しく抱きしめた。
太宰『あれ、なんか落ち着く』
中也「無理しなくて良い、休みたいときに休め。お前は一人じゃない」
太宰「ッポロッ」
太宰「ごめんね、中也。ごめんなさいッ」
中也「…..」
黙って太宰の言葉に頷き優しく、強く抱きしめた。暫くすると疲れてしまった太宰は眠りについてしまった。
中也「…首領の処に行って薬貰うか」
コンコン
中也「失礼します」
森「どうしたのかな?」
中也「太宰の事についてなのですが、貰った薬があまり効いていないようで…」
森「太宰くんは薬に耐性がついてしまっているからねぇ。もっと強いやつを出しておくよ」
中也「ありがとうございます」
森「太宰くんの調子はどうだい?」
中也「今日はあまり良くなくて、朝から布団に蹲って怠さがあり、気分が上がらないそうです」
森「そうかい、何か困ったことがあったらいつでも遠慮なく言うんだよ?」
中也「ありがとうございます」
森「中也くんもつらくなったら苦しくなったら言いなさい。一人ではないのだからね」
中也「俺にまで気遣いを…本当にありがとうございます」
森「このくらい当然だよ。今日は量は少ないが仕事はあるからよろしく頼んだよ」
中也「はい」
中也『…彼奴、大丈夫だろうか』
中也「電話するか」
プルルルルッ
太宰{…もしもし}
中也{体調は如何だ?}
太宰{…朝よりは平気}
中也{それなら良かった}
中也{気分の方はどうだ?}
太宰{…今日はダメっぽい}
中也{そうか、朝のうちに探偵社に連絡入れておいて良かった}
太宰{…迷惑ばかりごめんね}
中也{そんなの気にしなくて良い}
太宰{…ありがとう}
中也{今日は仕事の量が少ないからなるべく早く帰る。ゆっくり休んでろ}
太宰{…ありがとう}
中也{じゃあな}
太宰{…またね}
中也「…やっぱり元気なかったな。仕事早く終わらせて、急いで帰るか」
部屋に再びタイピング音が響く。
中也『何もないと良いんだが』
太宰「…..」
太宰『朝から気分が上がらない』
太宰『自殺をする気力もない』
太宰『誰とも話したくない』
太宰『誰とも会いたくない』
太宰『…中也に迷惑かけちゃったな』
太宰『《そんなの考えなくて良い》って言われたけどそんなの無理だよ』
太宰「…切りたいボソッ」
太宰「ッ!」
太宰『駄目だッ耐えないと…』
太宰『また中也が悲しむッ』
織田作『中原はそんなにお前のことを気にしてなんかいない』
織田作『お前は一生孤独の中で生きる』
織田作『人殺しのお前には生きる価値などない、そんなのは自分が一番分かっているはずだ』
太宰「…そんなの知ってる」
織田作『では何故死なないのだ。お前など早く死ぬべきだ。その方が皆の為だ』
織田作『お前は生きているだけで迷惑をかける。みんなは笑顔でお前に話しかけるが本当は心の底から憎んでいる』
織田作『みんなお前の事が嫌いなのだ』
太宰「ッ」
織田作『誰もお前の事を信用していない。信頼していない。心の底ではお前も仲間の事を信用などしていないだろう?』
太宰「そんな事ないッ!」
織田作『また言い訳か?またそうやって現実から目を背けるのか?だから皆、お前を捨てて先に逝ってしまうんだ』
太宰「それ、は」
織田作『本当は誰もお前の事なんか信用していなくて好きでも無いのだ』
太宰「黙、れッ」
織田作『みんな自分の事を偽っているのだ。お前に気を遣ってな』
太宰「そんな、ことッ」
織田作『みんなの為に早く死んだらどうだ?その方が自分の為にも仲間の為にも良いだろう』
太宰「…そう、なの?」
織田作『そうだ。お前は邪魔な存在でしかない。一刻も早く死んでしまった方がいい』
太宰「…みんなが喜ぶなら私は死ぬよ」
織田作『あぁ、きっとその方がいい』
織田作『早く死んで』
織田作『【地獄へ堕ちろ】』
太宰「…早、く、死なな、いと」
中也「思ったよりも仕事が遅くなっちまったッ!彼奴、大丈夫か…?」
息を切らしながら急いで自宅へ向かう。
鍵を開けようとしたらもう既に鍵が空いていた。その途端、猛烈に嫌な予感がして勢いよく扉を開ける。家の中は真っ暗で物音一つ無く、冷たい空気が流れていた。
中也「どこに行きやがった…!」
太宰「…..」
あれから暫く街を歩き、ある川の側まで来た。其処は探偵社に向かうとき何時も通る川だった。いつも通り綺麗な水が流れていた。自分には勿体無いくらい綺麗な水だった。
太宰「…早く、死なないと」
太宰「みんなに、迷惑、かける」
足に水が浸かる。
数歩 膝下まで水が浸かった。
十数歩 お腹まで水が浸かった。
後何歩か歩けば全身が水に浸かる処まで来た。また歩き出そうとする。
…しかし、自分でも驚くような出来事が起こった。歩こうとしても足が前に出ない。頭では歩こうとしても体が言う事を聞いてはくれなかった。
太宰「なんで…?」
太宰「なんで、体が動かないの…?」
太宰「如何して…?」
そしてその意味を理解した。本当は【生きたい】のだと。本音は生きていたいのだと。理解した瞬間、体の力が抜けた。全身が水に浸かる。息が出来なくなるのを感じた。
ゆっくり目を開けると太陽の光に照らされた水面が鮮明に見えた。その時、状況には似合わない言葉が頭に浮かんだ。
とても【美しい】光景だった
ゴポッと音が鳴ると気管に焼けるような痛みが走った。でもその痛みはすぐに消え、視界が霞んできた。また幻聴が聞こえる。
織田作『そのまま死ね』
大丈夫だよ、織田作。私は君の望み通り死んでやる。みんなが喜ぶなら私は喜んで死のう。だって私が居ても居なくても世界は変わらない。この酸化された世界はいつも通りのまま。
太宰「ごめん、織田作」
声にならない声でそう呟いた。目を閉じようとした時、水面から何かが近づいてくるのを見た。しかし、体力が持たず私は意識を手放した。
どうでしたか?
久しぶりに書いたので上手く書けなかったです…。早くいつも通りに書けるように頑張ります!
あと、フォロワー400人突破しました!
本当にありがとうございます!!
ここまで来れたのも皆さんのおかげです!
これからもたくさん頑張るのでよろしくお願いします!
次回は❤️700で投稿します!
では、また次回!
コメント
6件
中也ー!たすけてー! 400人おめでとう御座います‼︎🎉
400にん突破おめでとう!!これからも頑張ってね💪