テラーノベル
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Ω、α、βの性が存在する中にそのものたちが通う学園 。
そんな中のある3人の恋物語 。
「 そろそろ君は諦めたらどうだい? 」
背丈が高く痩せ型の男性が言った
「 いーえ、諦めません!」
「 僕は”運命”の相手を見つけてみせます!」
背丈の高い男性と比べては、少し小柄で頼りのない立ち姿
「 運命なんてものある訳がないだろう」
妙に気を引く顔立ち、微笑んでいるが目は笑っていなかった
「 そもそも、運命なんてありえないのだよ」
「 君のように欲のある人間にはまず現れないよ」
揶揄うような声色
「 僕は別に欲深くありません!ただ出会いたいだけですよ」
「 逆にどうすればいいんですか?」
拗ねた様子でほっぺを丸くした
「 運命に委ねればいいんだよ」
「 ほら、やっぱり運命じゃないですか! 」
「 君の言う運命と私のいう運命じゃ違うだろう?」
さっきまで聞こえた足音が聞こえなくなり
敦は後ろに着いて行っていたが突然止まった
太宰にぶつかった
「 運命に縋るなんてアホらしいじゃないか」
「 そんな事僕はないと思いますけどね」
少し口元を緩め、力が抜けるように微笑んだ
「 現れたら身体が震えるような感覚なんですって」
「 そう、私は興味ない」
ふいっと顔を背けた 。
運命なんて物に囚われていたら
それこそ檻に閉じ込められた獣だ
言い忘れていたけど
私はαだ、そして敦くんはΩだ 。
Ωとαには運命というものが存在する
それがβでも。だ
運命同士が惹かれ合うとは限らない
お互いが運命だとは限らない
それはそんな3人の恋の物語であり、運命の物語であり
失恋の物語である
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空欄ノ凪。
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