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ゆき
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#snjn
勇斗「どうしよう…今日一日中仁人と会ってない…」
汗だくになった佐野勇斗は曽野舜太の肩をがっしりと掴み絶望したような顔で呟いた
どうやら、朝から一日中吉田仁人を探し回っていたらしい
舜太「痛い痛い! 1日くらい会わへんこともあるやろ!」
勇斗「そんなはずはない…」
舜太「いや、あるやろ」
勇斗「いや、ない」
舜太「なんでやねん…」
真顔で言い切る佐野に曽野は呆れたようにため息をついた
すると、佐野は何かを思いついたように顔を上げ曽野の目をじっと見つめた
勇斗「……そうだ舜太、お前の能力を使って仁人を探してくれ!」
舜太「えー、疲れるから嫌や」
勇斗「そこをなんとか!」
舜太「いや、絶対めんどいやん……」
勇斗「お願い! この通り!」
必死に頼み込んでくる佐野を見て曽野は深いため息をついた
舜太「……はぁ、分かった分かったから」
渋々引き受けた曽野は佐野が最後に吉田を見かけたという教室へと向かった
そして、教室の中央で目を閉じ意識を集中させる
数分後
舜太「……あ、分かった」
勇斗「ほんと!? どこ!?」
舜太「仁ちゃん雅功くんに呼ばれて茶道室に行ったらしいで」
その言葉を聞いた瞬間佐野の表情がぱっと明るくなった
勇斗「ありがと舜太!!」
そいて佐野は自分の能力を発動させた
時空が歪みその姿が一瞬にして消える
舜太「……ほんま元気やなぁ」
残された舜太は再びため息をついた
一方その頃
茶道室では吉田と田中雅功が向かい合って話をしていた
バンッ!!
突然、茶道室の戸が勢いよく開かれた
勇斗「仁人!!」
仁人「……げっ、勇斗」
勇斗「こんなところにいた! 帰るぞ!」
仁人「は? まだ用終わってないし」
雅功「あー、もう帰っていいよまた今度でいいし」
仁人「……絶対、面倒くさくなっただけだろ」
不満げに田中を睨む吉田
雅功「いやいや、そんなことないって」
仁人「絶対嘘だろ……」
勇斗「ま、そういうことなら帰るぞ、仁人!」
仁人「いや、だから――」
言い終わる前に佐野は吉田をひょいっと横抱きにした
仁人「は!? ちょっ、何してんだよ!!」
勇斗「いいから、いいから!」
仁人「よくねぇよ!! 降ろせ!!」
雅功「……お幸せにー」
仁人「お前!! あとで覚えとけよ!!」
田中はひらひらと手を振りながら内心関わりたくないと思いながら2人を見送った
そして、佐野は吉田を抱えたまま能力を発動させ生徒会室へと移動した
――数秒後
生徒会室に到着した佐野は吉田を抱えたままソファへと腰を下ろした
仁人「……おい、そろそろ降ろせ」
勇斗「やだ」
仁人「は?」
勇斗「今日ずっと会えなかったんだからこれくらいよくない?」
仁人「いや、意味分かんねぇから……」
そう言いながらも吉田は抵抗するのをやめた
こうなった佐野勇斗は何を言っても聞かない
それを誰よりもよく知っているのはほかでもない吉田仁人だった
結局、吉田は大人しく佐野の膝の上に座りそのまま抱きかかえられることになった
勇斗「……やっと会えた」
仁人「……朝、会っただろ」
勇斗「それはそれ、これはこれ!」
仁人「……はぁ」
今日もまた生徒会長の愛は重かった
― 曽野舜太の能力 ―
特定の人物が最後にいた場所へ行くとその人物がそこで最後に何をしていたのかを知ることができる
ただし、能力を使用するには体力を消耗するため何度も連続して使うのは難しい
コメント
3件
横抱き😍!!いいですね🩷💛その光景が目に浮かびます🤭
あーもう!5話めっちゃ良かった!😭💕 勇斗の仁人くんへの執着が重すぎてヤバいんだけど…1日会えないだけで舜太に能力使わせて探させるのはさすがだよ😂✨ 「やっと会えた」って抱きしめるシーン、こっちまでニヤニヤが止まらんかった!! 仁人くんが抵抗やめて諦めたところも「分かってるやん…」って感じでもう尊い…!! 生徒会長の愛は今日も重いね!次回も楽しみにしてるよ!⋆♡