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(……えっ?)
「少年、軽いね〜、ちゃんと食べてる?ちゃんと食べないとダメだよ〜?」
「逆にラエは食べ過ぎ、どうやったら運動部顔負けの量を平然とした顔で食べれるんだか、しかも、まだ食べれるとか言うし……………本当、何処に入ってんだか…」
「普通に皆食べない?あんな量?」
「普通なら、炊飯器5合分も食べないの。ラエが特殊なだけ」
「それでも制限してるよ?一応、てか運動部食べなさすぎ!」
2人の話しを何故か、境さんにお姫様抱っこをされて聞いていると。
「………あの〜すみません、俺空気なんですけど〜………………あっ、無視デスカソウデスカ、……あっ!…あの〜、空気の俺なんかが言うのもなんですが、……学校間に合う?」
月白さんに言われて時計を見ると、後10分ぐらいで授業が始まってしまう。ちなみにこの場所から今日通う学校までは約20分ぐらいかかる。
初日から遅刻か〜、なんて思っていると
「月兄〜、私を誰だと思ってるの〜、境ラエ様だぞ〜。まだ、……間に合う‼️」
「少年、悪いことは言わない………死にたくなければ、絶っ対に、ラエから手を離さないように!!」
そう言って、お兄さんは酸素ボンベを手渡してくる。何故渡してきたかは、後から分かった……
「じゃっ、忘れ物もないと思うし行きますか〜」
「まて、ラエ!…1番大切なの忘れてる……しゃがんで………よし!…2人とも行ってらっしゃい。」
「(行ってきます!)」
2人が元気よく言った瞬間、もう、姿が見えなくなった……少年がラエにお姫様抱っこをされながら……
「……本当に大丈夫かな? 」
「大丈夫じゃない?忠告したし、酸素ボンベ持たせたし」
「……だといいけど……」
少年のことを心配していると月白が俺の頭に腕を乗せて、空いてる手で何かを渡してきた。
「はい、爆弾魔からのラブレター」
「ラブレターって、お前………………なるほど…おっけー、渡しとく。」
「頼んだ!」
月白は微笑みながら俺の頭を優しく叩く
「………ソレ辞めろ」
「やめない」
「髪が乱れるから辞めろ」
月白の腕を掴んで抵抗するがビクともしない。
すると、月白の無線機から男性の怒鳴り声が聞こえる。
「おいコラ、月白‼️お前今どこにいるんだ、現場に戻ってこい‼️またいつものとこか‼️爆弾魔からの手紙また勝手に持ち歩い((((」
「すみませんボス。反省は全くしていません!」
「反省しろよ💢だいたいな〜お前はいつ((」
ピッ!
月白が無線機を切った。
「…………」
「さてと、俺らも仕事するか。」
嫌な顔をして動かない月白を引きずろうとしたが、全く動かないので
「……後で差し入れ持ってってあげるから頑張れ、警察官」
月白を元気づけ、直した扉に手を掛け、誰もいなくなるはずの部屋に2人して
『「じゃぁ、行ってきます。」』
と告げた。