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蜂蜜喜奈子 ハチミツキナコ
ゆな_。
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切れ長な透き通った目の「意地悪君」
丸くビー玉のような目の「天然策士」
どちらが勝つのでしょうか,? それではprofileをご覧ください♪
「profile」
立場:ヒロイン
name 笹野 寧々 ささの ねね
school 稲荷崎高校 2年1組
like💞 ケーキ
but💔 コーヒー
立場:ヒーロー
name 角名 倫太郎 すな りんたろう
school 稲荷崎高校 2年1組
like💞チューペット
but💔特になし
題名「おっとりちゃんは、角名君を翻弄したい」
さぁさぁこちらの勝負どちらが勝つのでしょうか,,
それでは, れっつご~
稲荷崎高校の放課後、夕暮れ時の第1体育館。練習の合間の休憩時間、角名倫太郎はベンチに座り、気だるげにスマホのカメラを起動していた。
レンズの先にいるのは、マネージャーの笹野寧々。おっとりとした動作でスポーツドリンクを補充している彼女は、どこか浮世離れした穏やかな空気を纏っている。
「ねえ、寧々」
角名の低い声に、寧々が「ふふっ」とスミレの花ような笑みを浮かべて振り返った。
「なあに、倫太郎くん。また何か撮ってるの?」
「うん。寧々がボトルの蓋を閉めるたびに、一生懸命すぎて眉間にしわ寄ってるのが面白くて」
「えっ、ほんと? 恥ずかしいなぁ……」
寧々は頬に手を当てて困ったように笑う。その反応を見て、角名はスナギツネのような細い目をさらに細めた。彼は立ち上がり、獲物を追い詰めるような足取りで寧々との距離をゼロにする。
「……ねえ、そんなに恥ずかしいなら」
角名は寧々の耳元に顔を寄せ、わざと低く、甘い声で囁いた。
「俺のこと、見なきゃいいじゃん。……できるの?」
至近距離での揺さぶり。並の女子なら赤面して逃げ出すか、言葉を失うはずだ。しかし、寧々は逃げるどころか、不思議そうに首を傾げて角名をじっと見つめ返した。
「……? できないよ?」
「えっ」
「だって、倫太郎くん、すっごくかっこいいんだもん。そんなにかっこいい顔が近くにあるのに、見ないなんて勿体ないでしょう?」
曇りのない、真っ直ぐな瞳。計算も裏表もない、100パーセントの「無自覚」な賞賛。
その瞬間、余裕たっぷりにニヤついていた角名の顔から色が失われた。いや、逆だ。耳の裏から首筋にかけて、一気に熱が駆け上がる。
「…………っ」
「あ、倫太郎くん、耳赤いよ? もしかして、今の『かっこいい』って言葉、効いちゃった?」
寧々がおっとりとした口調のまま、悪戯っぽく首を傾げる。
先ほどまでの立場が完全に逆転していた。
「……っ、触るな。……いいから、仕事戻れ」
「ふふ、照れ隠しかなぁ。あ、今の赤くなった顔、私が撮ってあげようか?」
寧々が自分のスマホを取り出そうと動く。角名はそれを阻止するように彼女の頭をポンと抑え、ガバッと顔を背けて足早に去っていった。
背後で寧々の「あれぇ? 逃げちゃった」というのんびりした声が聞こえるが、振り返る余裕なんて1ミリもない。
スマホの画面を確認すると、録画されていたのは、最後の方で思いきり動揺してブレた自分の指先と、楽しそうに微笑む寧々の瞳だけだった,
スナギツネの観察日記は、初日から大幅な軌道修正を余儀なくされていた。
第一回勝負 寧々win
蒸し暑い放課後。部活の休憩中、寧々は購買で買ってきたソーダ味のチューペットを二つに割って、一つを角名に差し出した。
「倫太郎くん、これ。差し入れです」
「……ん、ありがと」
角名は受け取ると、寧々の様子を横目で窺う。彼女は自分の分を、おっとりとした手つきで口に運んでいた。
ふと、角名の頭に意地悪な閃きが浮かぶ。
「ねえ、寧々。そっちの味、俺のと少し違う気がする」
「えっ? 同じソーダ味ですよ?」
「……確かめさせて」
角名はそう言うと、寧々が手に持っている方のアイスを、自分の指先で引き寄せた。
狙いは、彼女が驚いて赤面すること。間接キスになる、という羞恥心を煽りたかったのだ。
しかし、寧々は照れるどころか、「なるほど」と納得したように目を細めた。
「そっか。私のほうが、美味しく見えるのかも」
「……え」
「いいですよ。じゃあ……はい、あーん」
寧々はニコリと微笑むと、あろうことか自分からアイスを差し出し、角名の口元へ持っていった。
完全に、子供をあやす母親のような、あるいは「ご褒美」を与える飼い主のような、包容力たっぷりの動作。
「な……っ」
「ほら、倫太郎くん。早く食べないと溶けちゃいますよ?」
真っ直ぐに自分を見上げる、混じりけのない瞳。
からかうつもりが、完全に「あーん」を待つ側としてロックオンされてしまった。
「…………っ、……自分で食べる」
「ふふ、また耳が赤くなってますねぇ。冷たいアイス、耳に当ててあげましょうか?」
「……っ、うるさい。いいから仕事戻れ」
角名は寧々の手を振り払うようにしてアイスを奪い取り、またしても足早に背を向けた。
背後で寧々が「倫太郎くんって、意外と甘えん坊さんなのかなぁ」とおっとり呟くのが聞こえて、角名はスマホを握る手に力を込める。
(……あいつ、絶対わざとだ……)
シャッターチャンスを狙っていたはずの指先は、またしても自分の動揺を隠すために使われていた,
第二回勝負またしても 寧々win
現場を目撃した宮兄弟さんから
うそやん,あいつら付き合ってないん?
付き合ってないのにぁの距離感あほなんちゃう?