月城side
私が唯一楽しみにしていること。
それは”一人でのんびりお弁当を食べること。”
あたたかい風が吹くこの頃。
屋上でのんびりして食べるお弁当が一番美味しくて、
心地が良い。
だけど今日はいつもと違った。
いつもと同じように。
きらきらと輝く景色を見ながら食べていた。
でもそんな時間に容赦なく、
ズカズカと入り込んできたのは、女子からたくさんの人気っぷりをもつ、
クラスメイトの若井滉斗だった。
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若井side
若井「ここいい、?」
月城「ぇ、なんですか」
若井「いや、一緒にどうかなって、」
月城「は。私が先にいたんですけど、」
若井「ぁ、ごめん。じゃあ一緒に食べてもい?」
月城「..、まぁ。邪魔しないのなら、後なるべく静かにしてほしいです」
月城「静かな所がいいので。」
若井「ん!ありがとぉ」
そう言いながらお弁当箱を
ぱかっと開ける若井さん。
その中身は、彩りもよくて、美味しそうで、
健康そうなもの。
月城「ゎ、すご…..、」
月城「それ、自分で作ってるの、?」
若井「ぁー。うん。一応…、」
月城「すごい、美味しそう..、たべたぃ…、」
若井「、ほんと?笑 ありがとぉ笑」
そう言ってにこぉと笑う若井さん。
その笑顔に不意にどきっとした。
若井「ぁ、んーと、月城さん?であってる?」
月城「ぇ、ぁ、うん。あってるよ」
若井「よかったらだけど、さお弁当作ろうか、?」
月城「っぇ、でも自分の分だけでも、大変でしょ?」
若井「でも、食べたいって….」
月城「っぇ、嘘…、聞こえてた、?」
若井「ふは笑しっかり、笑」
若井「じゃあ、作ってことでOK?」
月城「ぁ、ぇ、うん!ありがと」
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初めて彼女にお弁当を作ったこの日。
わくわくする楽しみで心がいっぱいだった。
月城「ん!おいしい…っ、」
月城「めちゃくちゃ…、っ」
そう言って笑顔になる月城さん。
その笑顔、言葉がすごくすごく、嬉しくて
お昼は2人で過ごすのが日課になった。
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長くなってしまったので
次話に書きます💦
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