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月城side






私が唯一楽しみにしていること。






それは”一人でのんびりお弁当を食べること。”






あたたかい風が吹くこの頃。




屋上でのんびりして食べるお弁当が一番美味しくて、

心地が良い。








だけど今日はいつもと違った。











いつもと同じように。


きらきらと輝く景色を見ながら食べていた。






でもそんな時間に容赦なく、

ズカズカと入り込んできたのは、女子からたくさんの人気っぷりをもつ、

クラスメイトの若井滉斗だった。






________________________






若井side







若井「ここいい、?」










月城「ぇ、なんですか」








若井「いや、一緒にどうかなって、」








月城「は。私が先にいたんですけど、」









若井「ぁ、ごめん。じゃあ一緒に食べてもい?」









月城「..、まぁ。邪魔しないのなら、後なるべく静かにしてほしいです」








月城「静かな所がいいので。」









若井「ん!ありがとぉ」









そう言いながらお弁当箱を

ぱかっと開ける若井さん。



その中身は、彩りもよくて、美味しそうで、

健康そうなもの。








月城「ゎ、すご…..、」









月城「それ、自分で作ってるの、?」








若井「ぁー。うん。一応…、」









月城「すごい、美味しそう..、たべたぃ…、」









若井「、ほんと?笑 ありがとぉ笑」








そう言ってにこぉと笑う若井さん。

その笑顔に不意にどきっとした。










若井「ぁ、んーと、月城さん?であってる?」








月城「ぇ、ぁ、うん。あってるよ」











若井「よかったらだけど、さお弁当作ろうか、?」










月城「っぇ、でも自分の分だけでも、大変でしょ?」











若井「でも、食べたいって….」










月城「っぇ、嘘…、聞こえてた、?」








若井「ふは笑しっかり、笑」









若井「じゃあ、作ってことでOK?」








月城「ぁ、ぇ、うん!ありがと」











________________________








初めて彼女にお弁当を作ったこの日。







わくわくする楽しみで心がいっぱいだった。










月城「ん!おいしい…っ、」








月城「めちゃくちゃ…、っ」








そう言って笑顔になる月城さん。




その笑顔、言葉がすごくすごく、嬉しくて

お昼は2人で過ごすのが日課になった。










next↪️



長くなってしまったので

次話に書きます💦





short story collection.

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