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次の週、
休み時間に若井さんが女の子と一緒にいるところを
見てしまった。
彼女いた、のか….。
確定ではないのに、
めちゃくちゃ悲しくなったり、会うのが気まずくなり、して
あそこには行けなくなった。
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あの日から4日後。
なるべく会わないように過ごしていた。
でもたまたま廊下を歩いていた時、
角から曲がっていた若井さんとばったり、目が会ってしまった。
突然のことに驚き、さっと目を逸らすが
前からどんどん足音が聞こえてくる。
若井「ん、久しぶりだね。」
そう言って、同じ高さになるように、
腰をかがめると、いつものようににこっと笑う彼。
若井「最近、屋上来てくれなかったから、」
若井「嫌われたのかと思った..、」
月城「、ごめん。でも嫌ってなんかないよ、」
月城「ちょっと、もやもやしただけ、」
そう言うと、若井さんは、
「なに。聞くよ」
なんて言ってくれるけど、
貴方のことだとは思っていなかったみたい。
若井「そっか、。なんか、ごめん。」
若井「でも!あの子彼女とかじゃなくて、ただの友達」
月城「そうなんだ、なんか誤解してた、。」
若井「ふは笑 じゃあ今日も、来てくれる?」
月城「うん、!」
久しぶりに若井さんと食べれるのが
嬉しくて嬉しくて、
いつもよりもっともっと、待ち遠しくなった。
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そして、ようやく、お昼の時間。
早足で屋上に行くと、ベンチに座りながら
お弁当を持っている彼が。
月城「ぁ、おまたせ….、っ」
今日も弁当箱を見ると、彩りの良い、
健康に良さそうなご飯。
若井「あの、ね。」
若井「この4日間、すっごい寂しかった。月城、さんと会えなくて、」
若井「やっぱ、一緒に居たいって、思って…、」
若井「だから、付き合ってほしい」
それから、何があったんだっけ…?
突然のことでとてもびっくりしすぎて
あまり覚えていない。
彼が私のことを好いてたなんて…、。
でも変わったことは
お昼の時間じゃなくても、
あの笑顔が見れるようになって。
今、私、とっても幸せです。
end.