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18:00(ゲームセンター)


『紅葉!樹!一緒にプリクラ撮らない!?』

『いいね!樹はどうする?』

『じゃあ俺も一緒に撮ろうかな?』



紅葉は複雑な家庭環境を持っているが、紗奈や樹、空と同じ現在、青春を楽しんでいる高校生には違いない。


だから、普段は普通の高校生とは変わらないjkだ。




19:00

『久しぶりに3人で遊んだね〜』

『そうだねー。今度は空も一緒に来ようね』

『そうだな』



こんな話をしながら、紗奈とは別れ、樹と2人きりになった。


『明日も朝早いのか?』

『そうだねー、、、早めに出て来ようかなww?』

『そう、、、。』

『あっ。今日私、塾あるからここまでね!バイバーイ!』

『また明日!』



樹はこのままだと紅葉が”家族”の愛に触れないまま大人になってしまうかも知れないと心配している。


樹なりに、色々と工夫しているつもりだが、それもいまいち、、、。




(塾)


『紅葉ちゃん!今日も早いわね!』

『先生、こんにちわ!はい!今日は友達と遊んだ帰りなので、いつもよりも早いですww』

『青春してるね〜。今日はここからしようか!』

『はい。』




22:00(帰宅)


『ただいまー』

『おかえりなさい!今日もたくさん勉強頑張ってきたのね!偉いわ!』

『ありがとう!お母さん。疲れてると思うし、晩ご飯は自分で作るよ!』

『あら、本当に?いつもありがとう!紅葉ちゃんは本当に優しい子ね!』




何となく、紅葉にとって、母親の「優しい子ね」は呪いの言葉なのかもしれない、、、



これは、恋と呼べない恋なのだ

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