これは、恋と呼べない恋なのだ

5:30

『おはよー。』

『紅葉ちゃん、おはよう！』

『あっ朝ご飯は大丈夫だよ！』

『そう？じゃあお言葉に甘えさせて貰おうかしら？』

今日もいつもと同じように時間が流れる。

6:15

『行ってきます！』

『あぁー！紅葉ちゃん待って！』

『どうしたの？』

『あのね、今日はるまがまた熱出してね。私、今日仕事だから、面倒お願いできるかしら？』

『いいよ！じゃあ今日は学校休むね！』

『本当に助かったわ！ありがとう！』

生まれつき、はるまは体が弱く、よく風邪をひいていた。

でも、最近はあまり風邪をひいていなかったかので、はるまの看病をするのは久しぶりだ。

8:00

『じゃあ私たちは行ってくるわね！』

『行ってらっしゃい！』

『紅葉、お母さんとお父さんの代わりにちゃんと面倒を見るんだぞ！』

『分かってるよ！お父さん』

『じゃあ行ってきます！』

『行ってらっしゃい』

今日一日、紅葉は学校を休むことになった。

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