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第2章 Road To The Past 第4節
美羽は連続で大切な親友、家族を失った。占いの結果どおりだ。これで終わりなのか、まだ続くのか、美羽にはわからない。ただ、すでに失ったものは大きい。しかし、こんなにも連続で亡くなるなんて不自然だ。これは本当にたまたまなのか、それとも計画殺人なのか、なぞは増えていくばかりだが、美羽の人生は進んでいく…。タイムリープの時は近い…。
この前の “ もうすぐお前を撃つ ” と書かれている紙を拾って、2日たった。拾ったのは火曜日だったので、今は木曜日だ。何事もなく平和な毎日を過ごしている。やはり、あの紙はイタズラだったのだろうか。あるいは違う人を狙っていた?考えながら進む。少しすると、木の上に登っている人が見えた。何かを持っているようだ。黒い… 長い…? 前方に丸い穴… スコープ… …銃!
「やばい…」
私は気づいたら走り出していた。必死に走る。あちらは私が逃げたのに気づいたのか、銃口の先の向きを、私の方に変わる。何か障害物に隠れながら進まなないと…。そんなことを思いながら進んでいると、銃声が聞こえた。銃弾は、私の少し横の地面に当たっていた。銃弾が切れたのか、木の上にいた人は、急いで逃げていった。はぁ…疲れた…でも、今まで会った、不審者とは違う人だった。手を組んでいるのか…?雇った…?関係ない別の人物…?分からない…
今は3時間目。国語… のはずだった。急にリモートの全校集会が開かれた。その内容は、この学校に爆弾を仕掛けたという紙が届いたということだった。届いた紙を見させてもらうと、
” お知らせ
この学校に爆弾を設置した。いつ爆発するかは分からない。見つけたら解除できるだろう。 ”と記されていた。
「これ、本当なんですか…?」
担任の須賀先生に聞く。
「分からない。本当かもしれない。ただ、爆発するまで休みにするとも言えない。今、職員が学校中を探し回っています。」
「そうですか…」
「今日はもう下校です。気をつけて帰ってください。」
「分かりました。」
他の生徒と会わないように、他の生徒より、30分ほど遅れて帰っている。先生たちが気を使ってくれているおかげで、他の生徒に何も言われずに学校に行けている。しかし、鈴ちゃんにはもう一度会いたい。明日、担任の先生に頼んでみようか。そんな事を考えながら、帰路についた。
つづく