テラーノベル
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第2章 Road To The Past 第5節
” お知らせ
この学校に爆弾を設置した。いつ爆発するかは分からない。見つけたら解除できるだろう。 ”
昨日、学校に爆弾を設置したという手紙が届き、家に帰った後、明日以降当分、学校閉鎖だと連絡が来た。今日は家で教科書を使って勉強している。先生がいないくらいでいつもとほぼ変わらないが、やる気は全く起きない。勉強はできるほうだったし、テストもそれなりに点数をとれていた。
「あぁ…勉強したくない…あの不審者のことも気になるし…」
結局なんだったのだろう。
今日は月曜日学校はまだ、休校している。しかし、ずっと家にいてもって感じなので、今日は散歩をしている。普段は通らない時間に散歩しているので、不審者もいないだろう。
そう思った矢先、前と同じ銃を持った、不審者がいた。あちらも驚いているようだが、すぐに銃口がこちらに向けられる。逃げないと…まずい…すぐ撃たれる…どうしようか悩みながら、走り出す。近所の人が出てきて、こちらを見て、ヒステリックに騒ぎ始めた。
「不審者!なんで銃持ってるの!ダメでしょ!あなたもなんでこんなのここに連れてくるのよ!私たちには関係ないんだから、巻き込まないでよ!」
あなたが勝手に出てきて、怖がってるだけでしょうが…。少しむかついたが、あんな人を相手にしている暇はない。早く逃げないと。そう思っていると、さっきの人が、不審者に石を投げつけた。
「何そこの不審者!さっさとどっか行きなさいよ!私は関係ない!狙っているのはあそこの人じゃないの!」
またヒステリックに騒ぐ。不審者の銃口は騒いでる人に向けられる。あちらは興奮状態になっていて、手が付けられない。しかし、不審者を止めることもできない。そんなことを考えていると、銃声が鳴った。え…?銃口の先で、さっき騒いでいた人が出血して倒れていた。
「ジャマモノハ ウッテモイイ トイワレテイル。ツギハオマエダ」
不審者は加工された、人工音声でしゃべった。機械を使っているのだろう。
「オマエヲ ウツ。ニゲテモ ムダダ。キョウコソハ ニガサナイ。」
私は必死に走る。まさかいるなんて…家から出なきゃよかった…
「コノジュウハ トオクマデ トブ。オマエハ ニゲレナイ。」
絶対逃げる…銃声が聞こえると同時に、私は倒れた。
「ターゲットを撃つのに成功。本部へ帰る。」
『了解。よくやった。「煙々羅(えんえんら)」。』
「普通です。」
『「以津真天(いつまで)」に任せても、ダメだったから、任せてよかった。』
「しかたないですよ。あの人は。」
『そうだな。それでは、またあとで。』
「了解です。」
…
つづく
コメント
3件
お〜〜〜〜 ついに美羽ちゃんも死んじまったかぁ〜〜…(((( 急にちゃんと不審者来たぁぁ……… れんれんら?といつまで?やっけね?なんかすごい名前やね…… 喋り方宇宙人笑笑 んで近所の人は…うん、自己責任。…笑