テラーノベル
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不明ちゃん。
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「よし……!」僕は震える手で《アステリア》を構えた。
だが今はもう、最初みたいな恐怖だけじゃない。
剣が応えている。
鼓動みたいに脈打ち、青白い光が刀身を走る。
「いくぞ!!《アステリア》!!」
ギュォォォォン!!
瞬間、剣から星粒が噴き上がった。
僕の周囲に青い光輪が展開される。
ノヴァが驚いた声を上げる。
「戦闘補助機構、起動確認!」
アビススパイダーが怒り狂い、無数の脚で襲いかかってくる。
ズドォン!!
ズガァン!!
地面が砕ける。
だが――見える。
敵の動きが。
《アステリア》を握った瞬間、蜘蛛の軌道が光の線みたいに頭へ流れ込んでくる。
「右ッ!!」
横回避。
巨大な脚が空振る。
「次は――上!!」
飛び込む。
空中で剣を振り抜く。
ズバァァァァッ!!
青白い斬撃が蜘蛛の顔面を裂いた。
紫色の体液が爆発する。
ギシャアアアアアアッ!!
だが蜘蛛は止まらない。
腹部の赤い眼が一斉に光る。
ノヴァが叫ぶ。
「高エネルギー反応!!」
「またかよぉ!?」
次の瞬間。
無数の紫色レーザーが放たれた。
洞窟中を薙ぎ払う破壊光線。
「避けきれ――」
その時、《アステリア》の紋章が眩く発光する。
「星喰らい技術:第一解放」
刀身が変形した。
剣が長く伸び、巨大な光刃へ変わる。
「うおおおおおおっ!!」
僕は全力で地面を蹴った。
レーザーの嵐へ真正面から突っ込む。
そして――
「ぶった斬れぇぇぇぇぇ!!!」
ズガァァァァァン!!!!
超巨大の光刃が洞窟を横断した。
レーザーごと、アビススパイダーの巨体が真っ二つに裂ける。
静寂。
数秒遅れて――
ドゴォォォォォォン!!!
巨大蜘蛛が崩れ落ちた。
洞窟が揺れる。
僕は荒い息を吐きながら着地した。
「はぁ……はぁ……や、やった……?」
しかしその瞬間。
蜘蛛の死骸の奥。
巨大な扉が、ゆっくり開き始めた。
ゴゴゴゴゴ……。
内部から、眩い青い光が漏れている。
ノヴァが静かに言った。
「到着しました」
「古代兵器保管庫です」