⚠️キャラ崩壊あり
第5話 彼はとんでもないものを盗んでいきました。 ver.2
STPR事務所のとある一室にめておらメンバー5人が集っている。
本日はロゼが超大型企画の為、不在だ。
普段はメンバーが集まるとわちゃわちゃと男子高校生のような会話が繰り広げられているのだが
今日は誰も口を開かず、部屋に重々しい雰囲気が漂っている。
「マズいね……」とリーダーである心音が口を開いた。
「せやね、」「…だね。」「マズいよねー。」とらぴめるみかの三人が頷くが
「え、ごめんっちゃけど何の話?」ただ1人、何も知らない明雷らいと。
「…すとふぇす以来、ロゼを狙う人が増えたって話!」呆れながらもみかさが教えるが
「あー、確かに言われてみればそうかもしれんなぁ。」と未だらいとが呑気でいるので
「らいと、事は思っている以上に深刻やで…?」とらぴすがいつもより声のトーンを落として話し出す。
「すとふぇす期間を経て、皆ロゼの可愛さに気づいとる。すとぷりの方々は基本見守り隊みたいやけど
騎士Aのしゆんくん、ばぁうくん、アンプのあっとくん、あっきぃくん、ぷりっつくん達なんざ
確実にロゼを狙っとる。すにすての子達はわからんけど、今は傍観しとる人達も侮れん。
なにせSTPRには揃って良い男しかおらんからな、ロゼがそういった事に超絶鈍感なのと
セコム組の方々が鉄壁ガードしてくださってるからまだ大丈夫やけど、
正直いつ誰がロゼに手を出しても可笑しくない状況や……。」
「へー、そうだったん? 正直ロゼしか見とらんくて分からんかったわ。」と真顔でらいとが宣うので
「お前なぁ…」と心音が呆れて溜息をついた。
「で、結局どうするの?」と今まで黙って聞いていためるとが口を開く。
「うーん、とりあえず事務所では俺達メンバーは基本ガード側にまわろう?
先輩達の方が恋愛面は有利だし、ロゼって先輩に言われたら色々断れない性分だから…。
皆もロゼの事、先輩達に取られたくないもんね?」とみかさが聞くと全員が大きく頷いた。
「よし、決定!!!事務所内では停戦かつ抜け駆け禁止!
あ、ロゼの可愛いショットはグルラに絶対共有ね。
でも事務所の外では今まで通りライバルだからそこんとこよろしく!」
と心音がリーダーらしく締めくくり、会議は終わったが
「この後暇な奴、昼飯ついでに俺達のロゼについて語らん?」とらいとが提案するので
結局全員でお昼を食べに行く事になった。
5人が仲良く話しながら事務所を出て行く様子を見て、
こっそり部屋の外で盗み聞きしていたるぅりーぬのセコム組が顔を見合わせて苦笑する。
「確かにすとふぇす後、皆ロゼきゅんに夢中だよね。
しかも本人は無自覚なんだから罪な男だなぁ…。」と莉犬くんが呟くと
るぅと社長が「まったくです。彼はとんでもないものを盗んでいきました。」
と冗談めいた口調で某刑事のかの有名な台詞を口にした。
コメント
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💫❤️くんが、先輩に恵まれたことが初めてで、こんな優しくしてもらうのが凄く嬉しいって仰っていたからこの小説がなおさら神小説‼︎‼︎ ありがとうございます😭