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何も違う僕ら。
天の上の家のベッドで寝癖が凄くなっていることに気付いて少し嫌な顔をする青年の見た目の死神。彼の名は鬼灯と言う。
くしで髪をとき、服を着替え、外に出る。
家から出た瞬間ナイフを投げられる。彼にとっては日常茶飯事なことだ、清々しい顔で回避をして、何事もなかったかのように歩き出す。
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一人しか居ない病室のベッドで彼は起きた。小鳥のさえずりは窓が開いていないから聞こえない。日中は窓を開けることはできないのだ。日に当たるからだ。そんな自分の病気にはうんざりしている人間。彼の名は糸杉孤影と言う。
彼の家は名家だ。だが彼は両親を一度も見たことがないらしい。お見舞いに来るのはメイドと呼ばれる女性と‥
『イトスギぃー‥俺に会いたかったか?』
そうこの死神。鬼灯だ。
「いや会いたいって一度も言ったことねー、」
嫌そうな顔をしてため息を吐く。
嫌そうな顔をしているのを見て、鬼灯はその顔を見て満足げな顔をしている。
『そーゆうの、ツンデレっていうんだぞ。』
真剣な顔をしてそう言われた。
マジで殴りたい。と思った
「なんの用だ、鬼灯。」
理由は大体分かっている。暇なのだろう。
『死神も暇だよ。俺は普通の死神じゃないけどね。多分普通の死神も暇だと思うぞー。』
こいつが言うにはこいつは*変わり者の死神?*というらしく変わり者の死神は霊感がなくても触れるし、見えるらしい。普通の死神からは良くいじめの対象にされたり、酷かったら賞金首が起こることもある。
「俺寝るわ‥だからお前もどっか行けよー、」
『そうか‥‥ぉゃ‥‥』
鬼灯がなにか言ったような気がするが、気にしないことにした。きっとあいつのことだ、またからかおうとしてたんだろう。
意識を失うように眠った。