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雪男たちの甘い恋のお話
💚🩷
その日はとてつもなく寒い雪の日だった。
佐「あべちゃ!帰ろっ?」
阿「帰ろ帰ろ!」
いつもみたく、一緒に帰る。
佐「ねー、寒い、」
「手貸して?」
阿「はい、」
手を差し出すとぎゅっと握る。
佐「あべちゃんの手あったかい!」
阿「そう?」
佐「手袋持ってくるの忘れちゃったぁ…」
阿「朝付けてなかった?」
佐「学校において来ちゃった、」
阿「しょうがないねぇ」
佐「だから明日もあべちゃんの手借りるの!」
阿「別にいいけど笑」
まだ寒そうにするので、コートのポケットにつないだ手を仕舞う。
佐「あべちゃんっ、!?」
阿「えっ?なに?」
佐「そういう行動ばっかするから…」
阿「ん?」
佐「だからっ、女の子にもいっぱいモテちゃうの!」
阿「そうなの?」
「何で知ってるの?」
佐「ぁ、」
「べつに、なんもないし、」
走って行ってしまいそうだったのでぎゅっと強くつなぐ。
追い付けそうではあるけど、なんだか、逃がしたくなかった。
阿「逃げないでよ、」
佐「なんでよ、」
「よっ、用事!あるし、、」
阿「なんの?」
佐「…ないしょっ!」
阿「俺に内緒にするの?」
佐「へ?」
阿「俺、そんな大胆な行動されたら、」
「逃がす気なくなっちゃうんだけど」
佐「…へ、?」
「ちょ、あべちゃん?」
「体調悪いんじゃないの、」
阿「悪くないよ、」
俯いている佐久間の方にくるっと体を向ける。
佐「なっ、なに、」
見上げる佐久間の顔は、なんだか儚い。
阿「まだわかんないの?」
「俺、佐久間が好きなの」
佐「へ?…へ、?」
頭に少し雪が積もっている。
軽く払っておでこにキスをする。
佐「えっ、!?」
手を繋いでいない方の手で頭を抑える佐久間。
阿「俺の気持ちは全部伝えたけど、」
佐「っ、…これ、俺、、の気持ち…」
ネクタイをぐいっと引っ張られて唇にキスをされた。
その大胆さのわりに、その後に出た言葉は弱々しかった。
阿「好きです、付き合ってください」
佐「おねがいします、」
唇にキスを落として、二人で笑い合う。
二人、雪の街に消えてゆく。
コメント
3件
うぁぁあ 😭😭😭 儚い !! 消えそうなabskとっても好きです ~ っ 😭😭😭💗💗💗 素晴らしいabskをありがとうございました😭😭💗💗
泣泣泣。素晴らしい💚🩷です。
普段見る系統のすのも とてつもなく宜しいけど、糖度のある話もむむさんが書くとなればもっと大好き(? あべさく初々しくて可愛すぎです😭