『過去』
母親「まぁ!きんちゃんは偉いわね〜!またお絵描きで入賞して!
……それにくらべたらあんたは全く……呆れるわぁ……?」
僕はくらべられっ子……
僕は昔ながらのくらべられっ子……
母親「全く……もっとちゃんと出来ないのかしらねぇ?」
きんよりも劣ってるのは言われなくてもわかってるよ。
小さい頃からずっと察してたよ。
僕は”出来損ないの子”ってね、
だからさ、比べないでよ……
毎日毎日頑張って勉強して、時には丸を貰ったけどきんに努力をかき消された
きんは毎回はなまるを取ってくるから母さんはきんばかりだった
くしゃくしゃ。と音を立てて貰ったプリントを捨てる毎日、
幼Br「ぼくのほうがむじゅかしいもん。」
泣きたい気持ちをこらえていいわけをしてきっと僕も褒めてもらえるから、そう信じて勉強に励んだ
でも、小学校6年生のテストでわかったんだ
僕は小五のきんよりいい点数を取った。きんは96点僕は98点だった
僕は褒めてもらえる。そう思って母さんに話した
果たして褒めて貰えたのか____
結果はNOだった。
きんにまぁそんな日もあるよね。どうして間違えたのかよく考えて復習した方がいいよ。そう言って僕には触れてくれなかった
それからだ。僕はひねくれるようになった
授業は毎日1回はサボるし、参加したとしても寝る、テストも20点代。
もうなにもかも諦め果てた僕の結果だ。
成績なんて気にせず生活する毎日だった
そういう風に中学生活を過ごしていた
僕は中学二年生へなるに連れてきんは僕のいる中学へ入学してきた
そして、母さんは今と同じようにきんと一緒に登下校しなさい。そう言った
でも僕は友達と登下校したいわけだから友達も一緒だった
Kn「その人お友達?」
Br「そうだけど」
Kn「初めまして!きんっていいますっ!」
そう自己紹介すると次の日からはその僕の友人はきんの方へ行く。
そのせいで作った友達は多かったけど、周りにいる友達は少なかった
だから僕はきんに友達を紹介するのを辞めた
もう……嫌なんだよ。
きんなんて早くいなくなっちゃえばいいのに。そう何回願ったんだろう。
誰にも打ち明けずひとりで悩んでるこの問題。きんは頭が良くて信頼度が高いから簡単には相談のできないこと、僕が勉強できないのが悪いから、こうやって自分に言い聞かせてるんだ。
はは……僕は負け組なんだなぁ……笑
ってね、
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!