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「杏ちゃん、明日、気分転換にどこか行かない？！」
「えっ！？！？うん！いこいこー！」
私は、杏ちゃんにお出かけを提案した。
「でも……どこに？」
「うーん…セカイもいいけど、いつもと違う場所に行ってみたい！」
「いいね！じゃあお散歩しよー！」
杏ちゃんとお散歩、楽しみだな…！
―翌日―
私は、杏ちゃんとお散歩をしていた。
でも__
「こはね、なにかつらいことあったの？
何かあったら、いつでも言ってね！」
もう…優しすぎ。神。ありがとう。
杏ちゃんが、ちょっと笑ってる。
「えぇっ!?聞こえてた…！！？？」
「丸聞こえ丸聞こえ! 笑笑」
つらいことはあったけど、言わなかった。
こんなときに、優しい杏ちゃんを悲しい気持ちにさせたくなかったから。
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