テラーノベル
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⚠️意味不明なところがあるかもしれません。
申し訳ございません。
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サッカー部への入部希望へ向かった四之宮はここへ来る前に来てきた雷門ジャージの長袖と長ズボンを来てゆっくりと歩みを進めていた。
長袖は四之宮の基本的なサイズより、大きめのためか、長袖を萌え袖のようにしている。
新しい部活の部屋ではなく、小さめの部室で古びた板には<サッカー部>と書かれている。
四之宮はその板を指先でそっと触れ、一瞬落ち込んだような顔をした後、いつもの可愛子ぶった笑みを浮かべて部室の戸を叩いた。
「にゅぅぶきぼぉでぇす♡」
四之宮は猫なで声で、妖艶な笑みを浮かべる。
その手には<入部希望 選手>と可愛らしい字で書かれた入部希望書を可愛らしく、両手で持っていた。
「にゅ、入部希望、か?」
バンダナをつけている少年(円堂守)はどもってしまった。マネージャー希望だろうかと、思ったが目の前に背筋を真っ直ぐにしてたっている少女に釘付けになった。
「はぁい♡」
そう言って四之宮が円堂に<入部希望 選手>と書かれた入部希望書を受け取る。
「せ、せせせせ選手!!??」
円堂の声に四之宮に釘付けになっていた部員たちは、「はァァ!!???」と古びた部室に響かせた。
「はぁい♡せんしゅでぇす♡」
さらに部室に響いたのは、無理はないだろう。
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四之宮は円堂の腕に自分の細腕を回し、満足そうに蕩けるような笑顔を円堂に向けている。
円堂は顔を真っ赤にして反対方向を見ているが、自分の腕にあたる四之宮の胸に心の臓が飛び出てきそうな感覚に陥る。
マネージャーである木野秋(木野)は胸のツキりと痛む事を無視し、四之宮に離れるように言うが四之宮はいやいやと首を振るだけ。
そのまわりの部員は円堂に向けて嫉妬の目を向けるだけで円堂を助けようともしない。
「えんどぉせんぱぁい♡」
四之宮の色気のある声に円堂はビクリと身体を震わせる。四之宮のピンク色の唇に目がいってしまう。
「ど、どうした?四之宮?」
「れんしゅぅしないのぉ?」
な、なんの?
チューの?
円堂の頭の中は四之宮の唇に集中してしまい、顔が熱くなるのを感じる。
「サッカー、しないの?」
ここで、四之宮が(「ちゅぅ、と言ったら危なかった。」)と部員たちやマネージャーが思い、ふっと心を撫で下ろす。
円堂はひたすら頷くしかできなかった。
雷門のサッカー部
部員が7人のマネージャー1人。
この人数でグラウンドを借りられることなく、四之宮は円堂の後ろを歩きながら、キョロキョロと子供のように当たりを見渡していた。
四之宮は立ち止まり、光明院がいるであろう教室をじっと見つめた。その桜色の美しい瞳で静かに光明院のいるであろう教室をじっと見つめている。しかし、こんなことしか出来ない自分に腹が立った。
「四之宮ー!」
円堂に呼ばれ、視界を戻すと円堂がニコニコとサッカーボールをもって手を振って自分を呼んでいる。その姿が、昔の光明院に重なり桜色の瞳を見開かせた。
<「このかー!こっちだよ〜!」>
今は呼ばれなくなった名前も、こっちだと呼ぶ光明院の笑顔も見ることは出来ない。
(「彼なら、彼らなら、つづるの事を支えて守って行ける。」)
そう思うと四之宮の心はストンと穏やかになった。人と関わることを面倒だと言ってる光明院の考えが変わるかもしれない。と思ったからだ。
(「この人なら」)
(「私たちを救ってくれるよ、つづる」)
「はぁい♡」
四之宮はいつものように可愛子ぶって返事をして円堂の隣へと走って行った。
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