死者を天国へと誘う事、それが私の使命。
今日も死者に天国へと導く、たまに怖がる人間もいるが、そんなのよくある事だ。
けど、この死者、いや人間と言おうか。この人間は私の事を見て、「どうして、周りに花弁が舞っているの?」そう言った。「でも、とても綺麗だわ」その一言が決めてだった。今までは人間に感情なんて抱かなかった。なのに、面白いと思った。その人間が気になって仕方なかった。
私は禁断を犯してしまった。人間に、
感情を抱いてしまった。神様は私に情けをかけるように、私に人間として堕ち、記憶も何もかも全てリセットされ、生きろとそう仰ったのです。私は頼みました。あの人間も生まれ変わらせて欲しいと、神様は言いました。
「それをしてしまうと、君は長くは生きられない。それに記憶もリセットしてしまう。何よりまた会えると保証できない。」
私は何度も感謝した。こんなことを許してくださることがとてもとても嬉しかった。
私はこの時既に
恋に落ちていたんだ。
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コメントしてくれると喜びます!初めての作品で不慣れですがよろしくお願いします!ノベルの画像?はフリーなのでご安心ください