よく3人で集まっていた、みっちゃんの駄菓子屋の2階に
久しぶりに足を踏み入れた。
ギシッときしむ床はおかえりーって言ってる感じで。
「んで、どうしたん?なんかあったん?」
みっちゃんは俺にコーヒーをだしてくれて、小さなソファにちょこんと座る。
「俺なぁ、部長になるかもしらん」
「えぇ!?部長!?入って2年やろ?」
「部長になるための試用期間…?みたいなやつ」
「俺結構仕事できるタイプやねんで?」
「さすがやな 私のこーちゃんは天才や」
「みっちゃんのちゃうわ笑」
この空間が心地いい。
コーヒーは、俺が何度「ブラック!」と言っても、なぜかミルクを入れる。みっちゃんは何も入れないのは「無コーヒー」と呼ぶらしい。それがブラックやねん。
でもそんな普通とは違うコーヒーが好きなんよ。
「そーいえば大樹が社長になったがどーのこーの聞いた?」
みっちゃんはテレビを直撮りした、大樹の特集番組写真を見せてきた。
「夏の段階ではもう決まっとったんやって!こーちゃん知らんかった?」
「うん。テレビで見たなぁ。ボケとったやろ?」
「そうそう。浮かれるのも今のうちやで〜」
しばらく談笑したあと、みっちゃんのお母さんが姿を見せた。
「あら、向井くんおかえりなさい!ちょっといい?」
俺に何か頼み事があるのか?
気になる。
コメント
1件
天才だ...💦めっちゃいい話!! 康二はみっちゃんのこと好きなんかな...? 続きも楽しみにしてます♡