そして前話の始まりに戻るが…
「高橋先輩…お話があります。」
「ど…どうしたの?」
どうにもかしこまった彼女と話をしているというわけだ。こんなにかしこまっているのは苦手だ。楽にしてほしいのだが…それを言えないわけがある。それは…
「私の名前は夜桜香澄と申します。」
彼女は夜桜家の跡取りだとかなんだとか…つまり金持ちのお嬢様だ。そんなお嬢様から敬語を取れなんて言えない。言ったら最後夜桜家から報復が…なんて考えていると…
何かがコソコソしているのが見えた。よく見るとそこには真白がいた。確実に何かを勘違いしているだろう。彼女からは不安や悲しみの音がする。何か相談なのだろうか…
「単刀直入に言います。私とお付き合いして頂けませんか?」
だよな…告白なんかじゃ…
「ん!?」
(今なんて言った!?)
「ですから、私とお付k…」
「いや、それは分かったけどなんで僕に?」
いや、正直分かってないが…
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