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続き
雨花「次は何……」
橙「ここは……」
桃時「飛行って結構酔うわ……」
兎白「こんな所に住んでるのか?」
瑠璃人「ここって……」
「「薬品庫?」」
化茶「そうだなにゃ〜」
橙「それで?どうして私たちを小さくしたんです?もしかして小さくして逃げれなくする為だけにやったんですか?」
化茶「そんなわけないだろ。そんなんだったらアタイまで小さくなってるのがおかしい。バカじゃにゃ〜の?」
桃時「じゃあ何なのよ」
化茶「ここにゃここ!」
化茶は、指を指した。その方向には、コンセントの差し口があった。
化茶「ここがアタイの家!」
雨花「薬品庫に近いのは、妖術の実験ができるからなのは分かるけど……どうしてコンセントの中に住んでるの?」
化茶「雨花が興味を持っててくれてる……!!嬉しいぜ〜それはにゃ〜……」
化茶は、コンセントを取ると中に入った。
化茶「ほら!早く入るにゃ〜」
橙「は、はぁ……」
桃時「仕方ないわね……ハイハイ入りまーす」
雨花たちはコンセントの中に入っていった。
瑠璃人「意外と綺麗になってるな」
兎白「この体のサイズならギリギリ住めそうだ」
化茶「アタイが何でこんな所に住んでるか……それは……」
「「電線の中を通っていけば学校中に忍び込み放題だからだにゃ〜」」
雨花「これからは生徒会室にはコンセントにコンセントガードを付けておこう」
橙「そうですね」
桃時「絶対そうするべきね」
化茶「そんなことするにゃ〜!小さくなってる時は力が上手く出せなくなるからそんなことしたら生徒会に忍び込めなくなる!!」
瑠璃人「ますますダメだろ」
兎白「侵入罪……」
化茶「ちぇ〜まぁいいや。お楽しみはまだ終わってないし〜」
橙「まだ何かあるんですか?」
化茶「当たり前田のクラッカーなんだにゃ〜」
雨花「古っ」
そういうと、化茶は奥に付いていたボタンを触って、押した。
雨花「扉が現れたね」
橙「この先に何かあるんですかね?」
桃時「もう早くしましょ」
瑠璃人「オレも早く終わらせて剣道の練習してぇし」
兎白「入るぞ」
扉の先には……
橙「これは!?」
桃時「マジで……?」
兎白「こういう部屋は始めてみたな」
瑠璃人「うわぁ……」
雨花「…………」
化茶の家には、雨花のポスターやぬいぐるみ、雨花の毛髪、抱き枕カバーなどがあった。
化茶「どうだ!!すごいだろう!!」
桃時「ある意味ね」
瑠璃人「雨花の感想は……」
雨花「…………」
兎白「絞りカスみたいな声がでたな」
橙「まぁそうなりますよね」
化茶「アタイが気に入ってるのはやっぱり、雨花のフィギュアだな!作るの苦労したぜ?特に気に入ってる目の部分が……!にゃはは!お前らの感想も聴いてやっても良いぜ?」
橙「じゃあ遠慮なく」
橙、桃時、兎白、瑠璃人は息を吸うと大きく言った。
橙・桃時・兎白・瑠璃人「キモイ・キモイな」
化茶「兎白まで「キモイ」言ったぞ?なぁ!キモイゆうたぞ!!」
橙「キモイですもん。キモイものはキモイんです」
化茶「でもお前ら雨花のこと好きだろ?」
桃時「好きよ?別にこのグッズたちがキモイって言ってんじゃないの。赤の他人のグッズ作って、飾ってることがおかしいって言ってるの!!」
化茶「じゃあアイドルとかはどうなるんだよ!!」
橙「あれは仕事でやってるから良いんです!私たちが言っているのは、無許可でアイドルでも二次元のキャラでもない実在人物のグッズを作ってることがキモイって言ってるんです!!」
雨花「ほわっ!!」
瑠璃人「あっやっと目覚ましたな」
兎白「目開けたまま気絶してたぞ?」
雨花「この部屋破壊して良い?」
桃時「気絶から覚めて第一声が「破壊して良い?」は草」
橙「良いんじゃないですか?」
化茶「バカバカ!お前らにはこれほど雨花のことを想ってるって知って欲しくて……」
雨花「わたしは誰にも想われたいなんて想ってない」
化茶「そ、そんな!やめろ!!」
その後、化茶の部屋から雨花のグッズは全て取り出され、雨花の手によって処分された。ちなみに、本当は破壊するつもりだったが、流石にと兎白に止められた。(橙、桃時、瑠璃人は賛成していたが)
化茶「アタイのグッズがぁ!!」
雨花「次作ったら部屋を今度こそ破壊するからな」