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どうも!黄粉です!
最近、寝相の悪さでお腹が出たまま起きることが多くて、体調管理難しい……
皆さんは風邪引かないようにね!
それでは!
スタート!
rd side
「……本当に、あの人なのか」
後ろから声がした。
駆けつけたコンタミが、書簡を差し出す
封蝋は黒__死者の象徴だ
コンタミ「これを、現場に残していきました。」
らっだぁは手に取り、封を切る
中には一行だけ
『蒼の英雄へ__罪の続きを思い出せ。』
雨が文字を滲ませた
だが、文字の癖。筆跡の形
見間違えるはずがなかった
「ぺいんと……!」
握った拳が震える
胸の奥に、過去の声が蘇る
『らっだぁ、俺は……裏切り者にはならない』
『だが、お前の“正義”は間違ってる』
処刑台の上で、血に濡れたぺいんとがそう言った
あの瞳が、いまも脳裏に焼き付いて離れない
コンタミ「団長…」
コンタミが小さく声をかけた
コンタミ「……このまま追うおつもりですか?」
「当然だ。放っておけば王国が――」
コンタミ「ですが、これは罠かもしれません」
「罠でも構わない…」
らっだぁは振り返らずに言い切る
その背中に、雨が冷たく打ちつける
(もし……本当に彼が“生きている”なら………
「俺が、けりをつける。」
rd side
夜更け
王都郊外、かつての処刑場跡
草の生えぬ黒い大地に、ひとりの男が立っていた
黒い鎧
顔を覆う仮面
その手に握られた剣が、雨の光を受けて鈍く輝く
ぺいんと「……来たか、らっだぁ」
低く、冷たい声
らっだぁは剣を抜き、雨の中を歩み寄る
「お前が……ぺいんとか」
ぺいんと「そうだ。“お前が殺した男”だよ」
その瞬間、空気が裂けた
ぺいんとの剣が稲妻のように走る
らっだぁは受け止め、火花が散る
重い金属音が夜に響く
剣と剣
かつて肩を並べた者同士の刃が、いまは敵として交わる
「……なぜ戻ってきた」
ぺいんと「奪われたものを取り戻すためだよ」
「復讐のためか?」
ぺいんと「違う」
ぺいんと「“お前に思い出させる”ためだ……俺を殺した理由をな」
らっだぁの眼がわずかに揺れる
何かを思い出しかけている
だが、それを言葉にする前に、ぺいんとが再び踏み込む
斬撃が雨を裂き、らっだぁの頬をかすめた
ぺいんと「迷ってるようだな、英雄様!」
「……お前の剣は、怒りで鈍っている!」
ぺいんと「お前の正義は腐ってる!」
刃がぶつかるたび、二人の過去が軋むように軋む
雨が、血と汗を洗い流していく
最後の一撃
ぺいんとの剣が、らっだぁの肩を貫いた
倒れ込むらっだぁ
仮面の男は剣先を喉元に突きつける
ぺいんと「思い出せ」
ぺいんと「あの夜、誰が命令を出した?誰が、俺を“反逆者”にした?」
「……それは……俺……じゃ……ない……」
ぺいんと「違う!命令書に署名したのは……お前だらっだぁ!!」
らっだぁの目が見開かれる
雨が、仮面の隙間から流れ落ちる
そこに見えたのは、かつて笑い合った仲間の顔だった
「俺は、お前の“正義”に殺された。」
ぺいんとはそう言い残し、雨の闇に消えた
残されたのは、血に濡れた剣と、崩れ落ちる英雄の姿だけだった。
kyo side
遠くの高台から、その光景を見下ろす影がひとつ
フードの奥で、金豚きょーが不気味に笑った
「……いいぞ」
「英雄は罪に沈み、亡霊は怒りに燃える」
「これで、ラッダリアは俺の手の中に…」
隣で、コンタミが小さく頷いた
その眼差しはどこか悲しげで、どこか計算高い。
そして物語は、静かに動き出す。
英雄の“正義”と 亡霊の“復讐”が交わる時…
蒼の王国は、血の雨に染まるのだ
見てくれてありがとうございました!
久しぶりに我々だの隠れ鬼見返してるんですけど、やっぱ我々だ面白いですね!!
動画のどっかには笑える要素あるんで見てて幸せになれる(笑
それでは!
またね!
next♡700