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最終回まで後25話です(どっちの視点含めて)!
今日も俺は元気いっぱい、昼休みに月見のところに行った。いつものように「月見ー!サンドイッチ食べようぜ!」と明るく声をかける。けど、彼女は俺をチラッと見て無視するんだよな。ま、いつものことだし気にしないけど。
ふと、視線の先で月見が誰かに話しかけているのを見つけた。なんだ?あれ、黎のところかよ。なんか真剣な顔で話してるみたいだな。俺の知ってる月見とは違う顔をしてる。なんだか妙な感じがする。
「なんであいつに相談してんだ?」と心の中で思いながら、俺は少し距離を置いて様子を伺った。耳を澄ますと、どうやら俺のことを話してるみたいだ。
「神風が毎日しつこく声かけてきて…本当に困ってるの。」月見の声が聞こえてくる。おいおい、俺が困らせてるって?ちょっとショックだな。
「無理に関わる必要はないと思うよ。」黎が冷静に返しているのが聞こえた。なんだか胸の中がモヤモヤする。俺はただ、月見と仲良くなりたかっただけなのに。
「でも、気まずくなるのも嫌で…」月見の言葉に、俺は思わず拳を握りしめた。こんな風に思われてたなんて、正直キツいな。
俺は今まで、自分が楽しければみんなも楽しいと思ってた。でも、どうやら月見には通じてなかったらしい。あいつ、俺のこと本気でウザがってるのかもしれない。だが、そんなことでへこたれる俺じゃない。むしろこれで、もっと仲良くなってやるって決意が強くなる。
「いつでも相談してくれ。」黎の声が聞こえて、俺はその場から離れることにした。正直、これ以上聞いてると気持ちが下がりそうだ。けど、月見のことをもっと知りたいし、もっと良い関係になりたい。
教室に戻ると、俺はもう一度気合を入れた。「月見ー!俺、今日お前のために特製サンドイッチ持ってきたんだぜ!」これでまた無視されたらどうしよう、と一瞬思ったけど、そんなこと気にしてる場合じゃない。
月見はちらっと俺を見て、少しだけため息をついているようだったけど、それでも俺に向き直った。「…まあ、食べてもいいけど、静かにしてよね。」
お?なんだよ、今日は一緒に食べてくれるのか!?俺は内心ガッツポーズを決めながら、「任せろ、静かにするって!」と笑顔で答えた。
俺はまだ、月見に完全に嫌われてるわけじゃない。これからもっと頑張って、あいつと仲良くなってやる。俺の明るさと根性で、絶対に心を開かせてやるんだからな!
次回予告
神風が少し悩みながらも詩音のアドバイスを受け、月見との接し方を考え直す!?
第四話
変わる気持ち(神風視点)
(都合上四話は神風視点からにします!)
この三話が2000越えたら投稿する!(合計だと超えるの早すぎるから変えました)