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――翌朝。
部屋で隊服に着替え終えたわたしは、侍女さんが隣で朝食をとれるようにと用意してくれたテーブルの前に腰かけて、心なしかずきずきと痛む頭に手を添えていた。
うーん、これはもしかしたら、昨日泣きすぎたのかもしれない……。
みんなに気づかれないように目とか腫れていないといいなあ、なんてぼんやりと思っていると、朝日にきらきらと金髪をきらめかせたアイリスが軽い足取りでわたしの部屋にやってきた。
「おはようございます、海春！朝食をご一緒してもよろしいでしょうか？」
淡いピンクの布地に花模様のドレスを着たアイリスは、春に咲く小さな花のように愛らしい感じだった。
（アイリスっていつ見てもかわいいなあ……）
太陽の日射しのようにかがやく金の髪に、まるで泉がきらめくような青い大きな瞳。
誰もが彼女を見たらほうっとため息をついてしまうほどに可憐な美少女なんだけれど、どうしてだろう、なぜか＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
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