テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
14
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
※以下の要素を含みます
・女攻め、男受け
・玩具責め
・焦らし、寸止め
・挿入なし
──────────
「ほんと、イースターは大変だねぇ」
クィーバーの部屋にて。
俺は彼女のベッドに腰を下ろしていた。気もそぞろに息を溢しながら、クィーバーが近付いてくるのを待つ。
彼女は思わせぶりにベッドの周囲を彷徨いて、俺を焦らしている。気持ちが速まるあまり、何度もベッドシーツに皺を作ってしまった。
「そんな頻繁に発情期になっちゃうなんてね」
逸らされた視線に割り込むように、クィーバーは俺の眼前に腰を下ろした。生肌と病衣の奥に白いショーツが顔を覗かせて、俺の視線は弾かれる。
クィーバーの言うように、俺は発情状態になっていた。
身体はあちこち疼いて、下半身のモノがはしたなく上を向いていた。服の上からでも判るほどに。
早く沈静化させるには、誰かに抜いてもらうしかなくて──それを頼めるのは今のところ、クィーバーだけだった。
「ッ……」
クィーバーは座ったまま、勃起したモノを両足で挟んだ。もぞもぞと足先を動かされて、喘ぐ程ではないがじっとできない快感が送られてくる。
「ふぅっ……」
「前まであんなに意地張ってたのに。今日はちゃんと来れていい子ね」
きゅっと唇を閉じる俺を弄びながら、クィーバーはにっこり笑った。湧き上がる劣情が更に掻き立てられて、快感への切望が強くなる。
「んー……私に脱がしてほしいのかな?」
優しい口調のまま、からかうように彼女はそう言った。清楚さと優しさの裏に、悪辣な加虐心が隠れている──要はドSなのだ。
俺はおずおずと服を脱いで、ベッドの脇に適当に置いた。その間もクィーバーの足は、勃起した箇所を弄っている。
「なあ、その……脱ぐから……」
「ふふっ」
苦言を溢したら、彼女の足は素直に引っ込んだ。快感を欲しがる身体にとっては物足りなくて、視線がその爪先を追う。
呼吸を乱しながらズボンを脱いで、シーツの外へ。あとは下着と──指を掛けようとしたら、先にクィーバーの爪先が戻ってきた。
「っんぅ、は……♡」
布越しに、繊細で熱い快感が伝わってくる。さっきよりも鮮明で、思わず腰が跳ねた。ぞくぞくと身体の内側へ響いてくる。
「あっ……ん、ふぅ……♡」
情けない声が出る口を手で塞ぎたかったが、クィーバーに「手は横に置いて、脚開いててね」と事前に言われている。これに従えなかったら、どうなることか……
「ふふ、きもちいい?」
柔らかな毛に包まれた足で、彼女の好きなようにされる。単純な摩擦と擽られるような感触が、不規則に、可能な角度から、俺を責め立てた。
「ほら。先っぽいじめられるの、好きだよね?」
「おぅッ♡ そ、そんな……ん゛ん……♡」
亀頭を足裏ですりすりと優しく刺激される。弱点なんてとっくに知られていて、窮追された熱が集まってくる。発情期だからって敏感すぎる、と自分でも思ってしまった。
クィーバーは楽しそうに笑って、思わせぶりに足を引っ込めた。
「アハハッ。可愛いなぁ」
彼女は姿勢を変えて俺に詰め寄ると、右手で俺の下着を下ろそうとする。あまりに乱雑な手つきだったから、俺は慌てて、自分で布を剥ぎ取った。
びくりと、隆起したモノが晒される。
空気に触れると、切なくて落ち着かない。クィーバーの鋭い目に見下されて、僅かに体液を滴らせた。
「は、はやく……」
彼女が焦らすように黙ってばかりいたので、俺は思わずそう強請る。それを聞いた彼女は一度ベッドから下りると、何かのボトルを手にして戻ってきた。
「ひぅ……」
「ちゃんと濡らさないとね」
傾けたボトルからローションが溢れてきて、亀頭から根元へと伝い落ちていく。ほんの僅かに、甘い香りがした。
「どう? バニラの香りするやつなんだけど」
「……こんな事に使う?」
俺のツッコミをよそに、クィーバーは別の物を取り出した。少し大きめの、絵筆──だろうか。確認する時間も僅かに、毛先が近付いてくる。
「ん゛ッ♡ お゛ぅッ……♡」
ローションを纏った毛先が、根元の方をくりくりと撫でた。さっきよりもその触感は明確で、僅かな摩擦に意識を全部持ってかれる。
込み上げてくるものを追うように、筆先は徐々に先端へと上っていった。
「うぁ゛ッ、おぉ♡」
「アハハッ。きもちーね」
必死に平静を保とうとしながら喘ぐ俺を、クィーバーは愉快そうに嬲っていく。筆の持ち手の部分で、亀頭を覆う皮を器用に退かした。
一番弱い箇所を、濡れた毛先が行き来する。感度は高まるばかりで、身体がビクビクと震えて止まらない。じりじりと理性は煮溶けるのに、温い生き地獄みたいな刺激では、壊れることができない。
「先っぽ、よわよわだなあ」
「へう゛♡ や、やめッ……お゛ッ♡」
「もっとして〜、って顔に書いてあるよ?」
悪戯な声色に、頭の中はぐちゃりと掻き回される。身体はそのまま流されようとしているが、頭はまだ抵抗したがっていた。
「ビクビクしてるくせに、必死に平気なフリしちゃって……」
筆先が粘液の糸を引くのを見せつけられる。それがローションなのか、俺の体液なのか判らない。先端も皮の内側も満遍なく愛撫されるが、どこか焦らすような手つきだった。
「イけなくてもどかしい?」
「ッう……はー……♡」
絶頂の兆しが見えた辺りまで来て、筆先は離れてしまった。身体の内側から出たがっているものが、何とも言えない箇所で足止めを食らう。
クィーバーは面白がって、睾丸を筆先でつんつん撫でた。
「はっ……」
「出したかった?」
「う、あぁっ」
滑稽な玩具を見るような視線を向けられる。クィーバーは耳元で甘く囁きながら、また別の物を取り出した。
「ちょ、それ……何……」
「何って、オナホだけど」
容姿に似つかわしくない玩具が、彼女の右手に握られていた。指で圧迫されて、ぷにぷにと変形している。
「私、手で扱いてあげれないから……これで我慢してね」
「あの、待っ……」
俺に心の準備の余地など与えず、先端をつぷりと飲み込まれた。
「んオ゛ッ♡ おあ゛あぁッ……!?♡ ひぐッ、うぅ……♡」
「ほらイースター、ちゃんと感想言って」
「かん、そう゛ッ?♡ し、しらなッ♡ オン゛ッ♡ と、とけるッ、とけりゅ……♡」
熱を溜め込んだそこが、細々とした突起に迎えられる。さっきより露骨な刺激の強さに、理性が溶けていく。
「おふっ……♡ おっ、あ゛あぁ♡」
ゆっくりと、奥深くまで入っていく。どういうわけか生温かい。最深部に到達したと思いきや、上下にちゅこちゅこと扱かれる。
「オン゛ッ♡ おほぉ゛ッ、んぎゅう♡ や、はやい゛ッ……も、ッと♡ ゆっくり、やっで♡」
「可愛いうさちゃん」
俺は醜態を晒すが、クィーバーはなにも容赦なんてしてくれない。弱い部分を逃さないように、ぐっと圧が掛けられる。
耐えられない快感が込み上げてきて、何も制御が効かない。自分がどう壊れるのか、嫌でも判ってしまう。
「あ゛あ゛ぁぁ♡ いく、イグ……♡」
もう限界で、俺はそのまま絶頂──
「ッ!? う、うぁ……!?♡」
できなかった。
絶頂を迎える直前、オナホがぐぽんと外されてしまった。皮膚との境まで込み上げた体液がせき止められ、熱を孕んだままピクピクと震える。
「な、なんでっ♡」
「あーあ、残念。イけなかったね?」
クィーバーの意地悪な笑みを見て、わざと寸止めされたのだと悟る。
当然満足できるわけなくて、半端な余韻が苦痛だった。
「もうちょっとで射精できたのにねー」
「うっ……」
睾丸をオナホの角でつつかれる。クィーバーは焦らして、少し余韻が収まってから、また俺のモノにオナホを嵌め込んだ。
「ん゛う♡ んひゅう、お゛ぉ……♡」
「簡単にイッたら、つまらないでしょ」
今度は上下には動かずに、模擬の肉壁の上からぐにぐにと揉み込まれる。さっきと比べたら刺激は弱いけど、かえって悪質だ。俺が簡単に絶頂しないよう、一番気持ち良い部分を避けているのだ。快感ともどかしさが同時に押し寄せ、はしたない願望が脳裏をかすめる。
「や゛あッ、い、いぐ……♡ ッおぅ、あ……そ、それっ♡ それやめッ……♡」
「イッちゃ駄目だよー。がまんがまん」
「ひぐぅッ……♡ が、がまんむりッ♡」
「アハハッ。そんなにイキたいの? 変態うさちゃんだね……おっと」
あと少しでイけたのに、また目の前まで来ていた絶頂を取り上げられる。引き抜く刺激は強いのに、クィーバーはそこまで計算済みのようで、達することはできなかった。
「や、やめッ……はやく、イかせろ……♡」
「ふふ、もう少しがまんできたらねー」
クィーバーは嘲笑って、また俺を嬲り始めた。快感に堕として、絶頂の境まで追い込んで、すんでの所で止める。その繰り返し。
「ふふっ、イキたいねー。精子びゅーびゅーしながら、仰け反ってメスイキしたいよね」
どうせイかせてもらえないのに、送られる快感が期待を煽って、そして裏切られる。
「へう゛ッ♡ も、もうむりッ♡ むりだからぁ……♡」
「もうちょっとね」
クィーバーの手で調教は続く。俺が情けなく喘いで、お預けを食らって疼いているのを見て楽しんでいるのだ。
今度こそイく、と思いながら身を委ねても、またオナホを外される。
「イけないの辛いよねー。はやくいっぱい出して気持ちよくなりたいね」
「な、なりたい゛ッ♡ なりたいからぁ゛♡ はやく……♡」
「んふふ。そうだね」
何回寸止めされただろうか。クィーバーはようやく満足したのか、最初と同じように上下に扱いた。
「おお゛ッ♡ あン゛ッ、ひぐ……ッ♡」
「やっとイけるね〜、よかったねえ。私なんかに主導権握られて、情けなくメスイキするのが好きなんだよね?」
「へう゛ぅ♡ いッ、イク♡ イグぅ♡」
淫らな音と彼女の言葉に追い打ちを掛けられながら、悦楽に浸る。
速度を緩めない彼女の手に、絶頂への期待と安堵を感じながら──
「へぎゅッ!?♡ な、なんで……ッ!?♡」
また寸止めを食らった。
今度こそ、今度こそイける筈だったのに。半泣きで困惑する俺に、甘く冷たい声が降ってくる。
「あらら。騙されちゃったね」
身体がぶるぶる疼いて熱くて辛いのに、クィーバーはけらけらと笑っていた。
「う、うぅっ……」
「アハハッ……本当に可愛いなぁ。もっと意地悪しちゃおうかな?」
「やっ、いやだ……♡」
ローションの滴るオナホを名残惜しく見つめる。このまま生殺しで終わるんじゃないかって、不安で仕方ない。
懇願を込めてクィーバーを見つめ返したら、彼女は優しく微笑んだ。
「冗談だよ」
そう言って、またオナホを嵌め込み、激しく上下させる。
「ンおお゛ぉっ♡ オぅッ♡ イ、イがせでッ♡ すんどめっ、すんどめづらい゛ぃッ……♡ もうイク、あン゛ッ♡ イクイグぅ……ッんん〜♡」
自尊心を削りながら、必死にそうお願いする。彼女はきっと、俺がみっともなく泣きながら懇願するのを待ち侘びていたのだろう。
「いーよ。イッちゃいなよ」
「イグッ♡ イかせでぇ、ン゛ぉッ♡ せ、せーしだしたいッ♡ ひぎゅッうぅぅ♡ あっイグ♡ イ゛ッッ〜〜〜〜…………♡♡」
ぱちん、と頭の中で何かが弾け飛ぶ。
俺は仰け反って、無様に絶頂した。
「ッ〜………………♡♡ はー……♡」
びゅる、と精液が亀頭から勢いよく噴き出す。
出している最中にオナホが外されて、白濁液が宙を飛んだ。数回に分けて抽出され、クィーバーの服に白濁が絡みつく。
「はぁッ……♡ はぁぁ……♡」
俺はベッドに力なく横たわった。頭がふわふわして、きもちいい。脳が幸福感で満たされていくのを感じる。
「アハハッ。イケてよかったねえ。……気持ちよかった?」
溢した白濁液は、彼女の黒い指先に弄ばれている。俺は痙攣する身体で現なく頷いた。
「元気なくなっちゃったね」
抽出を終えたモノがへにょりと萎れるのを見ると、クィーバーはそこに顔を近付けた。彼女の吐息が吹きかかり、ぴくんと弱々しく震える。
「ふふ……今触ったら、どうなっちゃうかな?」
「う、あ……? い、今は駄目…………オ゛ッ♡」
まだ余韻に浸ってる最中だというのに、クィーバーはまた絵筆を取り出して、精液の垂れる亀頭を優しく撫でた。
「おほッ……ま、って♡ いまイッてりゅ♡ イ゛ッ……てるのにっ♡」
「一回イッたぐらいじゃ、満足できないよね?」
図星だった。まだ、一回の射精じゃ欲も発情も収まらない。そう回答するみたいに、また上を向いて硬くなった。
ねちょりとした筆先が、精液を噴き出した穴をくりくりと責める。絶頂したばかりで無防備だから、愛撫の度に腰が跳ねてしまう。
「へう゛ぅ♡ んあ゛、んッ、と、とまっで♡ そこ、しらない゛ッ……♡♡」
「ふふ……本当に先っぽ弱いなぁ。……ほら、我慢した分気持ちよくなろうね」
弦を指で弾くみたいに、クィーバーの声が俺の脳を揺さぶる。端から見れば俺は抵抗できる筈なのだが、分泌される快楽物質に全て邪魔される。
「ひぎゅ、ふへッ♡ イッ゛〜〜……♡♡」
「またイッちゃう? ……って、あぁー…………」
彼女の囁きに、呆気なくノックアウトされた。
視界がちらつく中、体内の管から液体が噴き出していくのを感じる。思考力と理性と体力をごっそり持っていかれた。
「もう……本当に弱いんだから」
「はぁッ……♡」
クィーバーは困ったように目を細めて、余韻に浸らせてくれる。でも、観念させてはくれなさそうだった。
「そうだなー、最低でもあと三回ぐらいイッてもらおうかな?」
「うあ、あ゛っッ……♡ ……と、とまって♡ イッ、いっかい、きゅうけい……♡」
「ダメでーす」
出口を塞ぐみたいに、クィーバーは強引にオナホを嵌めてきた。そんな刺激で呆気なく、硬さを取り戻してしまう。
「ッん゛……♡ お、お゛ほッ、あ゛ぁ……♡」
「精巣の中空っぽにしてあげるね」
クィーバーは小悪魔みたいに笑った。
彼女が満足するまで、この調教は終わらない。
✸ ✸
「ふぅ………………あ、起きた?」
「……ん」
「お風呂空いてるから入りなよ」
「今、動けないんだけど……」
「アハハッ。気持ちよすぎて疲れちゃった?」
「誰のせいだと……」
「ほんとねぇ。イースターが発情期になったばかりに……」
「し、仕方ないだろっ……俺の意思と関係なく起きるんだから」
「まあねぇ。ウサギちゃんだから仕方ないね」
「ハァ……ったく、お前は発情期の辛さを知らないからいいよな」
「でもイースター、楽しんでたでしょ? すごい情けない声だして……」
「うるさい」
「アハハッ、可愛いなぁ……まあ何回来ても抜いてあげるから安心してね」
「安心……ねぇ。あれで安心はちょっと」
「可愛いと意地悪したくなっちゃうんだ〜。ごめんね?」
「……ハァ」
「で、お風呂入らないの?」
「クィーバーはもう入った?」
「入ったよ〜。イースターが私の服に精液かけたから大変だったんだよ?」
「………………………………そりゃ悪かったな」